秋田県大仙市内の田園が広がるのどかなエリア。ひときわ映えるモダンな外観の家がK邸です。
設計・施工を行ったのは、高気密・高断熱性能にこだわり、顧客の要望に対して丁寧に応える家づくりに定評がある村上工務店。同社の企画型住宅「SOCOCO（そここ）」をベースに、2階正面に大きな窓、また吹き抜けのピロティを設け、個性が光る家になりました。
家全体を通して温度差のない空間に
正面の大きなピロティは駐車スペースとして活用しています
K邸を訪れた友人はまず、「外観がかっこいい」と感想を口にします。「目立つし家の場所を覚えてもらいやすい」とKさん。その色合いからアメリカ・シアトル発祥の某有名コーヒーチェーン店みたいと言われたことも。Kさんは「まさに狙い通り。自慢の家です」と満足そう。
Kさんたっての希望が過ごしやすさ。「SOCOCO」を気に入ったこともあり、「SOCOCO」の間取りや高断熱・高気密性能を活かした造りです。
企画型住宅「SOCOCO（そここ）」とは、注文住宅づくりで得た顧客ニーズをふんだんに盛り込んだナチュラルでウッディな住宅。洗練された外観や現しの天井梁が、ほかの規格住宅と一線を画します。
開発したのは札幌の三五工務店。村上工務店は秋田県で唯一のSOCOCOパートナー。写真は大仙市に建つSOCOCO内観です。
断熱仕様は、村上工務店のすすめでハイスペックなものにしました。基礎は押出スチレンフォームを外側に50ミリ、内側に100ミリで施工。壁には高性能グラスウールを120ミリに押出スチレンフォームを50ミリ付加し、天井には500ミリのブローイングで断熱を行いました。
まさに北国の高断熱仕様です。
空調（暖冷房）には、ビルトインタイプの全館空調を採用しました。Kさんは当初、戸建住宅への効果に半信半疑でしたが、実際に暮らし始めて約1年。夏と冬を一通り過ごしてみたところ「家が全体的に暖かいし、大仙の暑い夏も涼しい。1階と2階の温度差もほぼなく、とても快適です」と話します。
暖房・給湯・調理・一般電灯を含めた光熱費についても、冬季に多くて2万5000円ほど、夏季が7000円～1万円程度に抑えられています。「夏も冬も快適で、しかも経済的」とKさんの評価は上々です。
2階の寝室へと続く階段を上りながら、就寝時も室内環境の良さを実感するそう。夏は寝苦しさがなく、冬も寒さ知らず。「朝まで起きることがありません」とKさん。
希望がかなう家づくりを希望していました
Kさんが以前、整骨院に勤務していた時に村上工務店との縁ができ、今回の新築を依頼することになりました。
「他社の話も聞きましたが、まず値段から決めようとする会社ばかりで…。個人的には、物を見ながらプランを組み立てていって価格を提案してほしかった」とKさん。
村上工務店は、まず顧客の要望を聞いた上で、注文住宅か規格住宅の「SOCOCO」をおすすめするかを判断しているそう。今回はKさんの希望に沿いながら、「SOCOCO」をベースにしたプランになりました。
大きな窓が印象的な正面の開口部。
構造材には、地元の木工場で製材した国産杉の無垢材を使用しています。こうした素材選びも村上工務店のこだわりのひとつ。窓枠部分はOSBで化粧しています。
多彩に活用できる、ゆとりの土間空間
キッチンからはリビングダイニング全体が見渡せます。ふすま風の引き戸の先には土間スペースを設置。リビングと一体で利用できる半屋外空間となっており、愛犬のぽんちゃんのハウスやフィットネスバイクを設置しています。
土間スペースはアウトドア用具やグッズの保管・ディスプレイや、カフェスペースとしても利用できます。
オール電化住宅で、キッチンにはIHクッキングヒーターを採用しました。背面にはパントリーや収納も完備されていて、電子レンジや炊飯器もきれいに収まっています。
明るくゆとりのある洗面・脱衣室。洗濯機の上には可動棚を造作し、洗剤や小物類などが置けるようになっています。
新築したての友人たちにも好評価
カウンター付き玄関収納の上では、ぽんちゃんの似顔絵とぬいぐるみが来客をお出迎え。その奥には大きなシューズクロークを備えており、玄関はいつもスッキリしています。
30代前半のKさんは、年代的に周りの友人もちょうど家の建築ラッシュ。お互いの家を見る機会が多いそう。
友人同士で「もっとこうだったらいいね」と家の話をしますが、この家に関しては「ただただ『いいね』と言ってもらえます」。
Kさんファミリーだけでなく、周りの友人からも好評の家でした。
2022年03月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。
