Column いえズーム コラム

アイランドキッチンの実例まとめ


アイランドキッチンのメリット

アイランドキッチンは、アイランド(島)が語源の独立型キッチン。いろんなタイプのキッチンがある中でも人気のデザインで、おしゃれで開放感を演出できる憧れのキッチンですよね。

アイランドキッチンのメリットとしては​
・オープンでスタイリッシュな空間づくりができる
・対面式でリビングやダイニングとコミュニケーションがとりやすい
・独立型で回遊動線ができるため作業動線に優れている
・アイランド型なので複数人が集まって作業ができ、パーティーや食育に向いている
・カウンター付き、ダイニングテーブル横付けなど、間取りの自由度が高い
などがあげられます。



アイランドキッチンのデメリットと対処法

その一方で
アイランドキッチンのデメリット
・両サイドに通路が必要なため広さが必要
・収納力に限界がある
・においや汚れが室内に飛散する心配がある
・手元が丸見えになる
・面材を多く使うため価格が高くなる
などのデメリットも知っておく必要があります。

デメリット対処法としては、
・背面収納や食品庫(パントリー)を設けて収納力をUPする
・透明な油はね防止パネルをコンロまわりに設置する
・高機能なレンジフードを採用してにおいや煙をキャッチする
・手元が隠れるようカウンターを立ち上げたり、腰壁でキッチンを囲む
などの方法があるので、依頼先に相談するとよいでしょう。

アイランドキッチンの間取り


【左/ワークトライアングルの考え方 右/回遊動線を生かした間取りの例】


アイランドキッチンの間取りについては、
・買い出し後の食品の収納、配膳や片づけ、洗濯を同時に行う場合などに作業効率の良い家事動線をつくる
・子育て中なら子どもの様子が見渡せる、リビングのテレビが見えるかなどの視線を確保する
​人のすれ違う幅は最低78cm。通路は80~90cm、大人2人で使う場合は100cm以上を確保する
・背面収納やパントリーなどを併設して収納量を確保する
・冷蔵庫や調理家電を使う際の距離「ワークトライアングル」を考慮する
などがポイントになってくるようです。

参考にしたコラム 見落としがちなキッチン空間のポイント 人がすれ違う寸法は「最低78センチ」

ここからはいえズームの取材記事から、素敵なアイランドキッチンの実例を集めてご紹介します!


目次

大容量の収納を確保したアイランドキッチン 旭川市末広 RELAIR(リレア)モデルハウス/小森工務店



オープンなLDK。アイランドキッチンの横並びにダイニング、リビングが配置されています。キッチンに立つと1階の様子や階段を行き来する家族の様子が見渡せる造りです。



キッチンはタカラスタンダード製ですが、アイカの面材を採用しています。アイランド型のキッチンは両面に収納があり、カップボードも合わせると大容量の収納が確保されています。
記事はこちら 断熱等級6と「癒し」がテーマのRELAIR(リレア)モデルハウス 旭川市末広

家族の様子を見守ることのできるダイニングキッチン 札幌市西区K邸/白田建築事務所



グレーをアクセントカラーにしたダイニングキッチン。配膳がしやすい横並びの配置で、家事動線をコンパクトにすることができました。下がり天井を背面収納と同系色にすることでキッチン全体に統一感が生まれています。

キッチンはTOTO、背面収納はリクシルを採用しました。背面壁はマグネット壁になっています。「幼稚園からのお便りを貼っておけるので便利です」と奥さま。

「どこにいても家族の様子を見守ることができる家にしたかった」という奥さま。キッチンからはリビング全体を見渡すことができ、吹き抜けを介して2階にいる家族ともコミュニケーションが取りやすい造りです。
記事はこちら 家族の気配が感じられる「ママ目線」でつくった吹抜リビングの家/札幌市西区Kさん

調理も回遊もしやすいセパレート型キッチン 千歳市モデルハウス「DAN(ダン)」/協栄ハウス



モデルハウスの名称「DAN」には、室内の暖かさの「暖(だん)」のほか、家族団欒の「団(だん)」の意味が込められています。キッチンとリビング・ダイニングが一体になっていて、料理中でも家族とのコミュニケーションが取りやすい間取りです。
アイランドキッチンはセパレートタイプ(Ⅱ型)で調理も回遊もしやすいプランです。
記事はこちら 「断熱等級7」と「耐震等級3」のモデルハウスを公開/千歳市・協栄ハウス

チームプレーで家事のできるアイランド型キッチン 浦河町T邸/神馬建設



キッチンはキッチンハウスの姉妹ブランド、グラフテクトのアイランド型です。コンロは背面にあり、スペースが広く活用できる造りで、「2人で一緒に台所に立つので、このほうがチームプレーで家事ができますね」と奥さま。Tさんも、「手伝いやすいキッチンで、息子も気がついたときは “何かしようか?”と言ってきます」。
記事はこちら 愛馬を見守る総板張りのイエ  浦河町・T邸/神馬建設

リビングとは区切った場所に位置するアイランドキッチン 大樹町T邸/プラスワイド



「食事中は食事に集中させたい」というお子さんの教育上の理由から、キッチン・ダイニングはテレビのあるリビングと区切った場所に造りました。システムキッチンはハウステック製。背後の食器棚は全て造作です。
「収納や洗面台などを一つ一つ手作りで作ってもらえるというのは、契約の決め手のひとつです。インテリアがメーカー品の寄せ集めではなく、統一されたものになったことにとても満足しています」(ご主人)
記事はこちら 家事楽間取りがうれしい、ストーブ一台で暖かい家/大樹町・Tさん

インテリアに溶け込む開放的なアイランドキッチン 帯広市F邸/石井建設



「アイランドキッチンの開放的なところが気に入りました。材料をたくさん並べても、スペースに余裕があって作業しやすいです」(奥様)。キッチンはクリナップ製。グレーをアクセントにしたインテリアに溶け込むよう、面材・天板のパターンにこだわって選ばれました。
記事はこちら 生活感を抑えたナチュラルな家/帯広市 F邸 石井建設

親子の夢を叶えるゆったりサイズのアイランドキッチン 秋田県大仙市S邸/村上工務店



キッチンはパナソニック製のアイランドタイプ。両サイドから出入りができ、ダイニングやリビングと行き来がしやすい設計です。
トリプルワイドのIHクッキングヒーターは一度に3ヵ所で調理が可能。ヒーターの手前にもスペースがあり、料理の盛り付けなどに重宝します。

お料理が好きという娘さんは、最近炒め物にも挑戦しているそう。IHは直火が出ないので小さいお子さんにも安心で、アパートの狭いキッチンではできなかった「並んで一緒に料理をする」という親子の夢が叶いました。
記事はこちら 全館空調を生かした洗濯乾燥室など家事楽でおしゃれな平屋 大仙市S邸/村上工務店

存在感抜群のアイランドキッチンは動線も魅力 芽室町S邸/ティーメイス



リフォーム前は壁に面していたキッチン。奥の和室との間の壁を取り去るとリビング、ダイニングと緩やかにつながるオープンキッチンになりました。
「視線の奥に暗い色を持ってくると空間が広く見えると聞いて」と、天井はダーク系の木目クロスを使った下がり天井に。床には濃い石目のデザインを合わせ、黒いキッチンと一体感のある空間に仕上げました。

システムキッチンはLIXIL製のリシェルSI(ニの字型)、天板は熱や傷に強いセラミックトップです。
「アイランド型で、作業スペースが広いだけでなく動線がいい。ダイニングのどの席からも冷蔵庫や食器棚へのアクセスが良いので、家族の『あれ取って』もなくなりました」(奥様)
記事はこちら 二世帯住宅をリフォームで「新築以上」の我が家に/芽室町S邸 ティーメイス

「ディスポーザー」に対応のアイランドキッチン 帯広市H邸/Cryptn(クリプトン)



アイランドキッチンを選んだのは、リビングにいる娘と話したり、テレビを観ながら料理をしたりしたいと思ったからです。

タカラスタンダードのアイランドキッチンを選んだのは、生ごみを台所の排水口部分で粉砕して水と一緒に下水道に流す「ディスポーザー」に対応できたからです(帯広市は2018年からディスポーザーの使用を許可している)。

キッチンの背面収納は、タカラスタンダードのカップボードと、大工さんや建具屋さんが造作で作ってくれたオーダー品が組みあわさっています。ワインを収納できる専用棚も付けてもらいました。ここにも間接照明をつけてもらいました。
記事はこちら デザイン・住宅性能の要望を丁寧に実現。友人も絶賛する工務店とは? 帯広市・H邸/Cryptn

両サイドからリビング側に向かえるアイランドキッチン 札幌市K邸/SUDOホーム



家事に、4人の子育てにと日々奮闘する奥さまにとって、スムーズな家事動線は欠かせません。
キッチンは、お子さんに呼ばれた時にも、両サイドからすぐにリビング側に向かえるようアイランドタイプに。上部の棚は設けず、食器や調理器具はすべて引き出しに収納。子ども達でも取り出しやすくなっています。
記事はこちら 伸びやかな空間が広がる3階建て 札幌市K邸/SUDOホーム

ナチュラルな木製のアイランドキッチン 小樽市C邸/丸三ホクシン建設



一階は脱衣・浴室・収納空間のほかは、個室を設けずリビングダイニングを最大限大きく確保する間取りにしました。そして大きなリビングダイニングにはアイランドキッチンも似合います。
「間取りはやっぱりこだわりましたね。仕切りをあまり作らずに、子どもたちが宿題したり、遊んでいる様子をキッチンから見渡せるようにしてもらいました。子どもたちは友だちと鬼ごっこをするほど楽しんでいます」と奥さま。

キッチンは施主の友人でもある木工作家、内田悠さんの作品。ナチュラルな木製のキッチンが、リビングの白い塗り壁や構造材ともよく馴染んでいます。
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大勢で食卓を囲める幅広カウンターと一体のキッチン 旭川市S邸/小森工務店



アイランドキッチンと一体になったカウンターは幅を広く造作し、ダイニングテーブルとして使用。側面にも椅子が置けるので、友人や親戚が集まった時にも大勢で食卓を囲めます。
キッチンには、BOSCH(ボッシュ)製食洗機をビルトインできるタカラスタンダードを選びました。「バターのついたお皿やグラタン皿も予洗いなしで綺麗になるのに、図書館にいるみたいに静か」と大満足の使い心地。使い始めの頃は静かすぎて動いているのが分からなかったそう。
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素材感を活かした特注のアイランドキッチン 旭川市Y邸/アーケン



キッチンは、天板を厨房機器メーカーで、フレームを鉄工所で特注。溶接の跡を残し、塗装せず素材感を出しています。キッチン、ダイニングは1フロア。2階の子ども部屋にも扉はなく、ほぼ1フロアで暮らす感覚です。
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天然の御影石を使用したラグジュアリーなキッチン 札幌市T邸/北渡建設



造作による豪華なリビングドアを抜けると、ダイニング・キッチンが広がっています。間接照明やガラスのペンダントライトがムーディーでラグジュアリーな空間を演出しています。

アイランド型のキッチンや背面収納は全て北渡建設のオリジナル。キッチンのワークトップには天然の御影石を、連続するテーブルの天板にはセラミックタイルを採用しています。キッチンからはL字に配されたリビングや中庭が見渡せます。
記事はこちら 南国リゾートをイメージしたホテルライクな邸宅/北渡建設/札幌市南区

クォーツストーンのワークトップを採用したアイランドキッチン 旭川市M邸/昭和木材



ご主人がワークトップのクォーツストーンに一目惚れしたキッチンは、タカラスタンダード製です。調理中でもキッチンの行き来がしやすいアイランドタイプを採用しました。奥様は、キッチンから見る家の景色が一番のお気に入りだそう。
記事はこちら 北海道らしい景観と木の表情を生かした家 旭川市M邸/昭和木材

モールテックス仕上げのキッチン 札幌市南区T邸/丸三ホクシン建設



キッチンからはリビングとダイニングを見渡すことができ、料理をしながらでもお子さんたちの様子がすぐにわかります。キッチンの廻りははモールテックス(モルタル造形塗料)で仕上げていて、コンクリートのような質感がポイントです。
記事はこちら 美味しいソフトクリーム専門店「ミルクマスタッシュ」 札幌市南区簾舞

幅4mの天板で無駄のない動線に 札幌市T邸/アウラ建築設計事務所



LDKは横長で24畳と広くなっています。圧巻なのは、アイランドキッチンの天板。シンクの横から延長してそのままダイニングテーブルとして使うプラン。幅4m以上ある大きな天板はインパクト大です。料理を作ったらそのまま横に移動して食事し、後片付けも楽。動線も無駄がなくて良いのです。
記事はこちら 建替えで実現!ペットとアウトドアが楽しめる家 札幌市・Tさん/アウラ建築設計事務所

「キッチンハウス」プロデュースのオーダーキッチン モデルハウスSemie/渋谷建設



LDKの中央に、オーダーキッチンがありました。渋谷建設は函館で唯一、オーダーキッチンのブランド「キッチンハウス」と提携していて、「Semie-セミエ-」は、「キッチンハウス」プロデュースのオーダーキッチンが標準仕様になっています。料理や食事、家族のだんらんが楽しくなるキッチンを自由に作れるのがセミエの魅力の一つです。

セミエのモデルハウスに採用したのは、ダイニングカウンターも兼ねるタイプで、これが思った以上に料理やお皿あらいなどの負担軽減に威力を発揮します。
記事はこちら 【函館】注目のモデルハウス公開 渋谷建設[Semie-セミエ-]

モデルハウス「ILO(イーロ)」/アシストホーム



1階はLDKが細長くひと続きになっています。注目はキッチンのダウンライト。Bluetoothスピーカー内蔵で、スマホから音楽を飛ばして聞きながら料理を楽しめるようになっています。

キッチンは周囲をぐるりと一周できるアイランド型。豆を挽いてゆっくりコーヒーを淹れたり、子どもたちと一緒にお料理したり。ふたり並んで作業ができる、ゆとりの広さです。
記事はこちら 新しい企画型住宅「ILO(イーロ)」/アシストホーム

オーダー品のアイランドキッチン 石狩市モデルハウス/丸三ホクシン建設



キッチンは実用性と美しさを兼ね備えたオーダー品です。料理など家事のしやすさ、食器や調理道具の収納力、お掃除のしやすさなど、オーナーの要望も多い部分です。コストを抑えつつキッチン背部に造作収納をふんだんに作るなど、家具屋さんの技術力が発揮される部分でもあります。
記事はこちら 見て、触れて実感! 丸三ホクシン建設がモデルハウス公開

ナチュラルな木製、厨房機器メーカーの特注品、御影石天板のラグシュアリー仕様、幅4mのダイニングテーブル一体型、タイル天板の北欧風などなど、様々な実例をご紹介してきました。メーカーの既製品や造作によるオリジナルと、つくり方も色々でしたね。予算や好みに合わせた、とっておきのアイランドキッチンを実現してくださいね!

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