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注文住宅づくりの重要点2 人がすれ違う寸法は「最低78センチ」

全国大手ハウスメーカーの設計部門、現場部門などで通算1000棟を超える住まいづくりに関わってきたシノザキ建築事務所篠崎廣和代表による連載コラム「注文住宅7つの重要ポイント」。

第2弾は人がすれ違う寸法は「最低78センチ」です。

注文住宅づくりの重要点2 人がすれ違う寸法は「最低78センチ」

プロ側は当たり前と思っていて、この寸法をわかりやすく建主であるあなたに伝えることはないと思います。

人がすれ違うのに最低限必要な幅は「78センチ」、なのです。基本的にこの寸法が確保できていないプランであれば、提案としてはかなりレベルが低いと思って良いと思います。(理由があって説明できればまだ良いですが)

図をご覧ください。


図C.JPG

たとえば、キッチンからダイニングへの通路幅は、一般的な在来工法でしたら

通路の有効寸法=364センチ(壁の芯々)-13センチ(壁厚)-270センチ(キッチンサイズ)

-2センチ(タイルや余裕寸法)

=79センチになります。

ここに当てはまる場合としては、キッチン~食事スペースの通路、階段幅、廊下幅などです。

先ほどの「52センチ」と何が違うのかというと、今回の78cmという寸法は「人がすれ違う通路」であるということです。(常時ベッドの横を人がすれ違うことは、あまりありませんよね。だからベッドの横は人が歩くのに必要な「52センチ」をとります)

最低ということなので広い分には問題ありませんが、ここもほどほどがちょうどいいのです。

少し大きな家であれば、できれば90~104センチとれるとゆったりした感じになります。

(基本は家全体の大きさに合わせて調整するということになりますが、ポイント1のキッチンとの違いは、その場所に人が停滞している時間が違うので無理に104センチとることはありません)

ですからたとえば家族が多い、予算に余裕があるという人は1メートルくらいとれるとかなりゆとりが出てきて使い勝手も良いでしょう。

まずこの数字「78センチ」という寸法も、ある程度頭の中に入れておきましょう。

注)これも8割方当てはまる標準的な寸法ですが、住む人の体の大きさによって多少違います

あなたが建築業者に確認すること

「ここの通路ちょっと狭そうだけど、正確には何センチですか?」

あなたにもチェックできるプロの設計ポイント

「置く(予定も含めた)家具から考える、その上で人が通る寸法もいつでも押さえて、ちょうど良い空間をつくる」

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2011年09月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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