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「省エネ」「防災」「デザイン」を両立した理容院と自宅・森町・K邸


今回は函館の渋谷建設に、ヘアサロン(理容院)の建て替えと自宅の新築を依頼された森町の菊池さんにお話を伺いました。

理容院建設が渋谷建設との最初のご縁



菊池さんは森町で地元で親しまれている理容院「カットサロンキクチ」の3 代目。野球で岩見沢の強豪高校に入るなどの野球少年でしたが、跡を継ぐために森町に戻り理容院を継ぎました。

旧店舗は座席数も多い一方、電気代(シャンプーのお湯やドライヤーなどを多く使う)が一番多いときには月 13 万円もかかることもありました。愛着のある店舗でしたが、理容師の菊池さんは、地域密着の理容院を守り続けるためにも、一念発起して、店舗の建て替えを決意しました。

写真は息子さんをカットする菊池さん。新築の店舗はお客様の評判も良く、両親が住む店舗併用住宅になりましたが、両親も暖かく快適な住まいになったことで喜んでくれています。



店舗の建て替えは、住宅会社数社に相談しました。函館のハウスメーカーは土地の傾斜が大きいため、整地するか傾斜に合わせたプランニング(2階部分を正面玄関にするなど)をする費用が高すぎたり、提案自体に消極的だったりと、納得できる内容になりませんでした。

また、光熱費負担を抑える意味で高断熱高気密・創エネなどに強い住宅会社にも問い合わせましたが、逆にそういう住宅会社は、店舗内の動線やデザイン面などでは納得できる提案をしてもらえませんでした。

そんなときに出会ったのが渋谷建設の渋谷旭社長。いろんな住宅会社と打合せを重ねる中で、なかなか想いが叶わず、悩んでいることを相談したところ、全て受け止めて、丁寧に相談に乗ってくれました。菊池さんは「渋谷社長はできること、できないことをはっきり言ってくれるし、できないことでも代替案をしっかり提案してくれる。渋谷さんじゃなきゃ、かっこいいお店、そしてこんな良い家はできなかったと思いますし、家族、両親とも今でも話しますが、渋谷さんじゃなきや、この土地形状や私たちの要望を踏まえると、そもそも家が建たなかったと思います」

奥さまも「渋谷社長は、困っていた私たちの事情を受け止め、全て任せてくれたら責任もってやるから安心してと話してくれました。実際その通り、店舗も自宅も素晴らしく仕上げてくれた」と当時を思い出し、目頭が熱くなっていました。



店舗「カットサロンキクチ」の屋根にはソーラーパネルも装備。高断熱高気密に太陽光発電を加えることで、店舗の光熱費は大幅に削減。「夏は6~7万円かかっていた電気代が2 万円台になりました。長くみれば大きいです」(菊池さん)。

そして菊池さんファミリーは、信頼する渋谷建設に、店舗建て替えと同時に自宅の建設も依頼します。

人が集まってワイワイできる家にしたい



自宅建設時には高低差の大きい敷地を整地し舗装。週末だけでなく、平日も仕事終わりに気が向いたら庭でバーベキューを楽しむという菊池さん一家。近所に住む家族や友人を招いて楽しめるように庭も整備しました。



バーベキューの道具などを収納できる物置も大工さんの造作でおしゃれに。



庭でのバーベキューがしやすいよう、キッチンからすぐの場所に庭への勝手口を設けています。キッチンはキッチンハウスのグラフテクトを採用しました。



友人たちが遊びに来たときも話をしながら料理ができるアイランド型をチョイス。夫婦 2 人と長女、男の子2人に愛犬のにぎやかな菊池さんファミリーのもとには、時には友人や子どもたちが 10 人以上集まることもあるそうです。



新しい店舗のすぐ隣に自宅を建設したため、工事の最中も、何かあればすぐ大工さんが「現場を見てもらえますか?」と顔を出し、細かな要望に対しても臨機応変に対応してくれたと振り返ります。



浮いたように見えるスタイリッシュなフロートトイレ


「間接照明や棚類など、細かいところまで微調整してもらいました。洗面台まわりの棚も、このくらいのものがほしいとお願いしたら、思っていた通りのものをパッと作ってくれました」(奥さま)



家づくりには補助金も利用しました。地域の木材を町内の業者を通じて利用した際に受けられる「森町地域材利用木造住宅推進補助金」で総額220 万円の補助を受けました。



ずっと自分の部屋を持つのが夢だったという長女の個室は、壁も床も好みの白でシンプルに統ー。念願だった女優ミラーが映える部屋となり、長女は大満足です。



一方、男の子 2 人の寝室は、お父さんと一緒に大の字になって仲良く寝られる合宿部屋のよう。

作るなら災害に強い家を



菊池さん夫婦にとって、家づくりにはもうひとつ強い思いがありました。それは「災害に強い家づくり」。
2018 年に起きた胆振東部地震で森町も3日ほど停電が続いたそうです。「子どもたちに怖い思いをこれ以上させたくない。停電になっても電気が使え、ライフラインが止まらない家を作りたいと思うようになりました」(菊池さん)。


2階廊下奥にも手洗い洗面所を設置


渋谷建設に依頼したのは、太陽光発電だけでなく、省エネ性能を強化したZEH 住宅の実績が高かったことも大きな理由でした。



自宅には屋根付けのソーラーパネルと蓄電池を設置。太陽光発電は8.9Kw、蓄電池は7Kw。子育て世帯がZEHレベルを有する住宅を新築する際に受けられるこどもエコすまい支援事業の補助金も活用しました。



渋谷建設との家づくりを菊池さん夫妻にうかがいました。

菊池さん
「渋谷社長は仕事に熱く、人間味のある人。理容師も同じで、若い子たちの想いに答えてあげないと彼らも満足しないし、自分が止まったら来てもらえなくなる。その部分でも共感しました」



奥さま
「インスタグラムや雑誌を見てこうしたい、という希望は伝えたりしましたが、渋谷社長の提案はどれも的確でした。話しやすくて、思っていた以上のことをしてくれました」

傾斜地という難題を乗り越え、渋谷建設とともに作り上げた店舗兼両親の併用住宅と自宅。ここで新たに家族の記憶を継いでいきます。

カットサロンキクチ
住所/森町森川町 177-1
電話/01374-2-3423
インスタグラム @takashi9kikuchi


2024年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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