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札幌近郊で薪ストーブのあるすてきな暮らし 3事例 辻野建設工業

「農的な暮らし&小動物との共生」を掲げ、札幌から車で40分ほどの当別町で「当別田園住宅 つじのムラ・プロジェクト」を約20年前から進めてきた辻野建設工業さん。

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初期の田園住宅プロジェクト

恵まれた自然環境と広い土地を使って自分で食べる野菜を自分で育てる。飼っているかわいらしい小動物が野菜の生育を妨げる雑草を食べてくれ、その糞は天然の良好な肥料となる。そして、その小動物そのものも貴重なタンパク源となる・・・

当たり前の自然循環を、ほのぼのとした暮らしの中で実感できるしあわせ。それが田園住宅の魅力です。

社長みずからもヤギを飼うなど、田園住宅での具体的なライフスタイルをオーナーと一緒に考えた家づくりが、高い評価を得てきました。住まう人同士がつながり、助け合うコミュニティーづくりまで行っています。

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道の駅の施工も手がけた

そんな辻野建設工業さんは、60年近い歴史のある建設会社。道の駅からカフェ、一般住宅などさまざまな仕事をしています。その中でも注文住宅では、「薪ストーブのある家」をお願いする人が多いそうです。

薪ストーブは、(株)北海道リンクアップから購入しています。世界の様々なデザイン、性能の薪ストーブを選べ、ユーザー向けのサービスも充実しているのが魅力です。

自分の力で薪を集め、乾燥させてストックする苦労も良い経験。オレンジの炎を眺めながらホッと暖まり、ダッチオーブン料理やピザを焼いて食べれば、厳しい冬の生活に潤いと彩りを与えてくれます。

近所の森林にある端材や残材を使うことで地球にも優しく、地域でエネルギーを作って消費する=地産地消にもなります。薪のストックさえあれば停電時でも暖房でき、エネルギー自立の暮らしができます。

今回は、薪ストーブのある暮らしを楽しむ3軒のおうちを紹介します。

DIYや畑を楽しむ暮らし、料理に薪ストーブが大活躍~Y様邸

def09873f17ba6ffcf8f4146bdf26652.jpg 長く森林関係の仕事をし、退職して第2の人生を歩み始めたYさんのマイホーム。リビングのシンボル的な薪ストーブが、遊びに来るご近所さんたちにも好評です。

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ダッチウエストのエンライト

「すぐに温まるし、熱量もある。停電しても使えるし、炎が見える良さもありますよね」とYさん。もらってきた木材の端材を割って薪として使っているので、薪入手のコストはゼロ。燃焼効率が良く、すすが出にくいことで知られる、北米の薪ストーブメーカー・ダッチウエストのエンライトを使用しています。

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DIYが得意なYさん、レンガを使った自作のプレートでピザも焼いているとか。自分の畑で採れた野菜をたっぷりのせた、お手製のピザはまた格別ですね。熾火(おきび)を使ったパンづくりにもトライしているそうです。

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外には、屋根付きのアウトドアキッチンもあります。こちらには、スタッフとYさんでつくった本格的な自家製ピザ窯があって、我が家にいながらアウトドア気分で過ごせます。
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屋根付きのテラスにピザ窯が小さく見える

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道産材をふんだんに使ったY邸、外壁部分は柱間と柱の外側両方に断熱材を入れるW断熱方式で、江別の寒い冬でも十分な暖かさを確保しています。

暖房は、エコジョーズを使ったパネルヒーターも設置していますが、やはり薪ストーブの炎の見えるぬくもりは格別。ご近所さんや、独立したお子さんたちも遊びに来たりと、定年後の充実した暮らしを楽しんでいます。

大自然に溶け込むような、窓いっぱいのセカンドハウス~H邸

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仕事から、ちょっと離れて休日を楽しむため当別町にセカンドハウスとして建てた、オーナーのHさん。普段は札幌のマンション住まいで、お休みの時は当別の家に滞在してリフレッシュしています。周囲にさえぎるものがないので眺めも抜群ですが、強風や吹雪にもさらされるため、玄関付近に風よけのルーバーや、住宅に組み込んだ物置などを設置しました。

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ナチュラル感たっぷりのリビングに合うのは、やはり薪ストーブです。H邸はパネルヒーター暖房も使っていますが、少し冷えるような日には、薪ストーブが活躍してくれるのだとか。

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ロフトからリビングを眺めたところ。大自然の景観を楽しむため、リビングは2階につくりました。ほぼ全方位に窓を設けているので、いつも自然のなかにいるような気分が味わえるそうです。

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こちらは、玄関から見上げたところ。中2階のスキップフロアは書斎として使っています。1階には寝室やユーティリティーを設けました。

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ご夫婦でゆったりとくつろいだり、お友達を呼んでバーベキューをしたり。娘さんも遊びに来るこの家で、Hさんは当別での田園暮らしを満喫しています。

スタイリッシュな和モダンの平屋で田園暮らし~U邸

tusjino_u_1317.jpg もとから立っていたという、栗の木をシンボルツリーにしたU邸。「畑づくりや薪ストーブを使った田舎暮らしに憧れていた」という共働きのUさん、それまでの札幌住まいから、駅に近く札幌の勤務先にも通える「当別田園住宅」にマイホームを建てました。

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リビングで使っているのは、ドイツ・オーストリアの名門メーカー・RIKA(ライカ)の薪ストーブ。ライカのストーブは蓄熱性の高いソープストーンという独自の素材で覆われているため、火が消えてもソープストーンからの輻射熱でより長く温かさを保てます。火力の強さも、Uさんが購入する決め手になりました。

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飼っているネコちゃんたちも、薪ストーブの周りでくつろいでいます。この写真、何匹いるか分かりますか?U邸では、ネコちゃんたちのために床暖房も併用しています。

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和モダンでまとめたU邸、造作したキッチンカウンターの前面収納もスタイリッシュ。たたみで落ち着ける和室も設けています。

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休日には薪を割ったり、外で七輪を使ったり、近所の人に畑仕事を教えてもらったりと、田園ライフを楽しんでいるUさん。「秋は栗の実を拾って、焼き栗もしたんですよ」と教えてくれました。

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3邸3様の薪ストーブライフ。次回は、別のお客さま宅を訪問し、薪ストーブのある生活に密着取材する予定です。お楽しみに。


2019年02月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

辻野建設工業株式会社

辻野建設工業株式会社

地域活性を活かした家づくり

豊かな自然に囲まれた札幌近郊に位置し、農業を中心に発展した当別町。辻野建設工業はこの地で農機具などの製造・販売をする(有)共栄車軸を前身とし、古くから地元に根差した事業展開を行っており、昭和37年に建築部門の専門事業として設立スタートした会社だ。

設立以来、一貫しているのは「地域性を生かした家づくり」。気候風土や街並み、ランドスケープに配慮しながら、オーナーに地域の魅力を最大限に生かした住宅を提供することにとどまらず、その地域の発展も見据えた「町づくり」・「町おこし」につながるプロジェクトを推進。その活動は歴代のオーナーのみならず、当別町(行政)や町民にも大きな信頼を得ている。

20年以上前から続く「当別田園住宅 つじのムラ・プロジェクト」

「農的な暮らしと小動物との共生」を掲げ、「当別田園住宅 つじのムラ・プロジェクト」を約20年前から続けてきた。当たり前の自然循環を実感できる田園住宅で、思い描くライフスタイルを実現するための暮らしや家づくりをオーナーと一緒に考えつくりだす取組には定評があり、道外からの移住者をはじめ、退職者や、札幌に通勤するサラリーマンなど様々な人たちが、都市部では得難い広さの敷地でマイホームと理想のライフスタイルを実現している。

住まいの提供だけでなく、コミュニティーづくりにも積極的に取り組み、地域との橋渡しまで行う温かいサポートは、建てた後の暮らしの安心にもつながっている。

当別の町なかで展開する新プロジェクト「さとまち末広」

JR当別駅から徒歩圏内で、小中一貫校やお店などにも近く利便性の高いさとまちエリアの再開発を推進する「さとまち末広」プロジェクトは、地域活性にもつながる総合的なまちづくりが町に評価され、町も巻きこんだプロジェクトとして進行している。「持続可能な家づくり」をコンセプトにした住まいづくりも魅力だ。

自然素材や薪ストーブを積極採用

家づくりには道産木材やレンガ、珪藻土、無垢の床材などの自然素材をはじめ、薪ストーブの提案も積極的に行っている。「木の温もりや塗り壁が心地よい」「薪ストーブ1台で2階まで暖かい」「ストーブを活用してピザやスープを作るなどスローライフが楽しめる」と好評だ。

当別町を盛り上げたい

高い技術で確かな施工を提供する地元建築専門企業であるとともに、農業に関する総合商社で特産品を扱うセレクトショップ「つじの蔵」も運営する「(株)辻野商店」や、当別町のまちづくりに関する事業を幅広く行う「当別まちづくり株式会社」の設立・運営などグループ全体で、「いきいき」とした地域社会づくりにも力を入れている。