札幌市内だけでも毎年、年間5000戸以上の新築戸建ての木造住宅が建っています。なぜ、建物だけで2000万円を超える住宅を多くの人が建てるのか。そして何を実現したいと考えたのか。
子どもが小学校入学前に…
家があまりに寒いから...
憧れの暮らしを実現したい...
共働きなので家事を合理化したい...
室内空気環境を改善したい...
ペットに長生きしてほしいから...
趣味を楽しむスペースが欲しい...
2世帯同居をしたいから...
子どもがのびのびと過ごせるように...
北海道移住実現のため安心の住まいが必要...
住宅会社探しサイト「iezoom(いえズーム)」の取材で出会った建て主さんの家を建てた動機と目的をまとめました。
同居するお父様に快適な老後を過ごしてほしい (網走市・光輝建設)
家を建てた動機
同居するお父様に快適な老後を過ごしてほしいとの想いがカタチになった住まいです。
家づくりのコンセプト
寒がりというSさんが家づくりにあたってまず考えたのは、暖かいこと、寒くないことでした。そこで暖かい家を建ててくれる住宅会社を探していたところ、ちょうどSさんの同級生が光輝建設の澤田社長と知り合いで、紹介を通して知り合いました。光輝建設のホームページも見て、4倍断熱が決め手となってYksiシリーズで建てることになりました。
ステイホームの時間が増えたことで「気兼ねなく室内で運動ができるように」と考えて (帯広市・クリプトン)
家を建てた動機
新型コロナウイルス感染症の流行でステイホームの時間が増えたことが家づくりのきっかけになったというK邸。「気兼ねなく室内で運動ができるように」と考えました。
家づくりのコンセプト
室内で運動ができるように、なんと家の中に本格トレーニングルームを作りました。7帖の広さがあり、お子さんたちのバスケットボール練習をはじめ、縄跳びやストレッチ、ご主人のウェイトトレーニングなどに利用しています。
すっきりと暮らすための設計アイデアや黒を基調にカラーを統一したデザインも見どころです。
両親と別々に暮らすことになったのがきっかけ(旭川市・昭和木材)
家を建てた動機
ご主人の両親と暮らしていた実家を、リフォームで2世帯住宅にした経験があるMさんご夫婦。マイホーム建築は両親と別々に暮らすことになったのがきっかけ。いつかは小さくでも自分たちの家が欲しいと思っていましたが、当初はリノベーションの方向で考えていました。打ち合わせを重ねていくと、リノベーションでは希望通りの家にはならないことが分かり、少しの我慢をして暮らすよりも、ちょっと無理をしてでも、好きな家で好きな暮らしがしたいと、新築する決断をしました。
家づくりのコンセプト
限られた予算の中でも、「流行にとらわれることのない、上質な素材を使った家を【注文住宅】で建てたい」というのが夫婦の希望でした。
景観が良い家に住みたい&“2人で飲食店を始めたい”という将来の夢実現に向けて(札幌市・丸三ホクシン建設)
家を建てた動機
夫婦2人ともキャンプが好きで、景観が良い家に住みたいと考えていました。
奥さまはパティシエの資格を持っており、ご主人も飲食業の経験があったそう。ご夫婦の “2人で飲食店を始めたい”という将来の夢実現に向けて、自宅をソフトクリーム専門店として活用することに踏み切りました。
家づくりのコンセプト
“子どもたちがのびのびと暮らせること”です。広いウッドデッキも裏庭も、子どもたちが快適に過ごせるようにという想いから。札幌の街中とは違い、安心して外で遊べる環境が手に入りました。
子どもの成長とともに子育て環境を考えて(当別町・辻野建設工業)
家を建てた動機
ご主人 賃貸の2LDKで暮らしていましたが、子どもの成長と共にマイホームを考えるようになりました。
家づくりのコンセプト
天然木を使った心地よいデザイン。冬こもりがちな雪国でも子どもたちがのびのびと遊べるよう、2階は仕切らずフリースペースとして活用する予定。壁を塗るなど、セルフビルドで家づくりに関わった。
間取りの要望としては、一番にリビング横の予備室を希望した。キッチンに立っていても子どもが遊ぶ様子が見守れて、おもちゃも片付く空間となっている。
収納不足を解消し家事動線が良い平屋住宅を(恵庭市・キクザワ)
家を建てた動機
共働きの30代後半のご夫婦と、2歳と1歳になる2人の娘さんの4人家族。2LDKのアパートに住んでいましたが、収納が少なく、手狭になったことや、RC造で寒さやカビなどの問題もあったことから新築一戸建てを考えるようになりました。
家づくりのコンセプト
子どもはいずれ巣立つし、高齢になったら階段が億劫になるので平屋にする。廊下を極力減らし、ドアではなく引き戸を採用して、無駄な空間をつくらない。通路をウォークスルークローゼットにし、動線上に収納機能を持たせる
家の省エネ化と家事・収納の工夫(大樹町・石井建設)
家を建てた動機
以前住んでいた借家は築40年以上で、風呂場の床土間からツクシが生えてくるほど古く、隙間風も吹込みとにかく寒くて大変でした。妻も建築の知識があるし、子育て環境、家事動線など、理想の我が家を夫婦一緒に考え、図面を作成し、要望もあらかじめまとめて、それを実現してくれる住宅会社を探すことから開始しました。
家づくりのコンセプト
夫婦で考えた家づくりの要望と設計図面を実現してくれる工務店を見つける。平屋住宅にする。高断熱高気密とハイブリッド給湯暖房で省エネ&エコ。洗濯物の乾燥室やパントリーで整理整頓。男性用小便器。塗り壁で施工参加。
自家発電できる災害に強い高断熱高気密住宅(十勝・赤坂建設)
家を建てた動機
ご主人「以前は古いアパートに住んでいました。妻がカビやホコリのアレルギーに悩まされていました。新得町内には家族向けのアパートが少なくて、賃貸料も6万円近いものが多かったので、新築戸建て住宅のローンを払ってもいい位の額だなと思いました」
奥さま「壁や靴箱にカビが生えて、床がきしんで、アリやネズミも入ってきました。呼吸などが少し苦しくなったりしていました。冬はリビングと寝室だけを暖房して暮らす感じでした」
家づくりのコンセプト
吹き抜けのあるリビング。お父様が造作した木製テレビボードや机。高断熱高気密住宅。パントリー。LPガスの自家発電。アレルギー対策。優しい印象のインテリア。
11羽のインコのために室温、換気を重視(恵庭・エコットハウス)
家を建てた動機
11羽のインコが快適に暮らせるように、室温、換気などを整備したい。
家づくりのコンセプト
自然豊かで、札幌や空港にも近い恵庭市を選ぶ。冬の停電時にも室温が下がりにくい高いZEH住宅。機械換気を使わずファン音がない静かなパッシブ換気。
カフェや陶芸教室ができるマイホーム(石狩市・辻野建設工業)
家を建てた動機
ご夫婦と高校生・小学生2人のお子さんの4人家族で上のお子さんの小学校入学のタイミングでマイホームを建てました。「いつかカフェや陶芸教室をやってみたいと思っていました」と奥さま。土地は駐車スペースが確保できるような間口の広い場所を、住宅にはカフェスペースと陶芸工房の併設を希望されていました。
家づくりのコンセプト
手稲山などがきれいに見える場所にカフェスペースを設置。天然素材を使った内装。薪ストーブ。陶芸用のアトリエ。作業用シンク。勝手口。
LCCM住宅で環境対策&防災力強化(北斗市・ノースランドホーム)
家を建てた動機
ご主人「北海道の人は、室温を24℃など高めにして、冬でもTシャツにビール、という話を聞きますが、生活するうえで私たちにはそこまでの室温は必要ないですし、エネルギー消費的にも環境への負荷が増えそうな気がします。高断熱高気密住宅を建てる前提で、そのうえで冬の室温を20℃設定にすることで暖房消費エネルギーをさらに減らし、本州のように自然に家族がコタツにあつまって団らんできるリビングがいいかなと思ったんです」
家づくりのコンセプト
UA値0.25、C値0.2の高断熱高気密。太陽光発電は年間9.3KW分、金額で約25万4千円分の発電額。LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅関連事業に採択され、1,352,000円の補助金を採択。
北海道に移住し、400坪の宅地で家づくり(東川町・小岩組)
家を建てた動機
関西から自然豊かな北海道東川町に移住するため。小岩組のホームページで見た、移住者の暮らしぶりが素敵で移住して小岩組で家を建てたいと思った。
家づくりのコンセプト
見渡す限り田んぼが広がる約400坪の宅地。キッチンの使いやすさ。趣味を満喫できる部屋。吹き抜け。高断熱高気密の平屋住宅。
木のぬくもりを感じる平屋(旭川・昭和木材)
家を建てた動機
30代後半のKさんはご夫婦の二人暮らし。周囲の友人達がマイホームを建てることが続き、自分たちも新築一戸建てを考えるようになったといいます。ご夫婦共に、2階建て住宅に暮らすご両親が上階を持て余している様子を見ていたこともあり、当初から平屋建てを希望。
家づくりのコンセプト
平屋。木のぬくもりを感じる家。吹き抜けリビング。キッチンにカウンター併設。マンションスタイルの間取り。収納力の強化。綺麗が保てる水回り。浴室に棚やタオル掛けを設けない「銭湯スタイル」
土地の特性を生かす家。趣味を楽しめる家(札幌・SUDOホーム)
家を建てた動機
この家のオーナーはFさまご夫婦。転勤のあるお仕事だったため、引っ越しが多かったのですが、定年を念頭に1年ほど前に家づくりを考え始めました。
用地は札幌の実家のそばに既に購入済みでしたが、当時、住んでいたのは苫小牧。苫小牧や札幌のモデルハウスなどを見て「土地を見て、その地を活かす家を提案するというSUDOのコンセプトが気に入りました。木を素材に多用していること、自社大工が施工することも安心だった」とFさま。
家づくりのコンセプト
「夫婦それぞれ趣味を楽しめるスペースがあること」「明るいこと」「間仕切りが少なくて開放感があること」
こだわりを叶えつつ予算も重視(音更・カントリーヴィレッジ)
家を建てた動機
Mさんが家づくりを決意したのは、賃貸マンションに住んでいる時。3階でしたがエレベーターまで遠く、かといって階段で上り下りするのは大変。何より子どもたちが生まれて周囲がうるさがるのではないか、という気遣いもありました。
「私は当初乗り気ではありませんでした。ローン支払いに人生がかかるし、もし家を建てるにしても背伸びをしない程度で十分じゃないか」とご主人。「私は、マイホームがほしいと思ったらすぐにでも建てたい方だったので・・・」と笑う奥さま。
家づくりのコンセプト
三角屋根。土地は100坪以上。回遊動線。インダストリアルデザイン。2人が同時に使える広い洗面化粧台。小上がり風の和室。ご主人専用の書斎。高断熱高気密。キッチン隣接のダイニング。
完全分離型の2世帯住宅(札幌・白田建築事務所)
家を建てた動機
ご実家近くの一軒家に住んでいたAさん。白田建築事務所で、内・外装のリフォームをしましたが、二人のお子さんが独立されたこともあり、ほどなく実家を建て替えて2世帯住宅を建てることにしました。1・2階で分けると生活音が気になることや、キッチンを別にしたいなどの希望から、左右をセパレートした構造になりました。
家づくりのコンセプト
2世帯住宅。木製カーポート。見せる収納がある玄関。大型のクローゼットと手洗い。採光を確保する窓、景色を切り取る窓、プライバシーに配慮した窓など、必要な位置に必要な窓を配置。リビング続きに設けた作業部屋。中2階は、読書やテレビ、音楽鑑賞を楽しむスペース。屋根勾配を活かした2階主寝室。ゆったりサイズの洗面化粧台は実験用シンクを採用。
暖かく省エネなZEH住宅 自然素材も活用(七飯町・渋谷建設)
家を建てた動機
ご主人 2人目の子どもが生まれるので子育て環境のこと、そして、以前住んでいた借り上げのアパートがとにかく寒かったからです。私は本州出身で、ストーブの前以外はどこも寒い家で育ちました。寒がりでもあるので、家族のためにも暖かい家を望んでいました。
家づくりのコンセプト
災害リスクの少ない土地探し。珪藻土の壁と角の面取り。高断熱高気密住宅+太陽光発電=ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)、調理しやすく綺麗なキッチン、無垢材の床。
自然素材と薪ストーブの家(士別市・キタクラフト)
家を建てた動機
奥さま「子供は泣いたり走り回ったりするので、アパートではご近所のご迷惑にならないか心配でしたし、家族が増えると手狭にもなりました。持ち家が欲しいという気持ちが強くなりました」
家づくりのコンセプト
除雪負担を減らすため片流れ屋根。ダッチウエストの薪ストーブ。フルオーダーのキッチン。ミーレの食洗器。回遊動線。階段の踏み板は無垢の「耳付き」。
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