札幌市白石区の人口はおよそ21万4000人。東西に伸びる交通網が発達しており、JR函館本線・千歳線、市営地下鉄東西線、中央バス、JRバス路線などの交通アクセスがよく、利便性の高い地域です。
札幌市白石区の住宅会社(ハウスメーカー・工務店・設計事務所・ビルダー)の特徴と施工例をまとめました。
目次
【札幌市白石区本通】株式会社奥野工務店
人にこたえる住まいづくり
札幌市白石区の奥野工務店は、1968年に家具職人・大工だった創業社長が立ち上げた工務店。息子の奥野智史氏が2代目社長として、高断熱高気密の家づくりとパッシブ換気システムを標準とする、省エネで室内空気環境にも優れる家づくりを推進している。
熱意と創意工夫が「おくの手」
顧客の要望に丁寧に対応する自由設計の注文住宅、住宅の構造や性能、デザインや間取り、動線、住設機器などの創意工夫、道南杉やレンガ、札幌軟石などの自然素材を活かした居心地の良い住まいづくりなど、納得の住まいを実現する熱意と創意工夫を奥野工務店では「おくの手」と呼び重視。直営大工による施工、丁寧な家づくりはОB顧客からも高い評価を得ている。
50年の実績と信頼
奥野工務店は50年以上の歴史を有し、住宅業界内でも「ソトダン21」や「NPO法人パッシブシステム研究会」などの活動を通じて良く知られる存在。iezoom編集部も住宅の知識、技能を学びたいときは奥野社長に相談することも多い。従業員8名が、顧客の要望に丁寧に対応し、施工管理、アフターメンテナンスなどもしっかり行うため、年間の新築住宅施工棟数は札幌圏を中心に年間15棟までに限定している。
住所 〒 0030027北海道札幌市白石区本通8丁目北6番7号
奥野工務店の住宅事例 札幌西野モデルハウス
「当社の断熱・気密性能をベースに、パッシブ換気・床下暖房システムでどこまで省エネな住まいにすることができるかが大きなテーマの一つでした」。
こう語るのはモデルハウスを案内して頂いた営業担当の戸村公平さん。
パッシブ換気・床下暖房システムは、“暖められた空気は上昇する”という自然の原理を応用し、床下に導入した新鮮外気を放熱器で予熱してから室内に給気・循環させ、汚れた空気は2階壁付けの排気筒から排出する仕組み。
この仕組みを奥野工務店の住宅に最適化するにあたり、今回は省エネ空調システムの研究開発等を行っている㈱から屋(札幌市)が換気設計を行いました。
暖房に必要な熱量を求める熱負荷計算や、室内の空気を循環させる経路と床・壁の通り道の設定、放熱器の容量・位置の選定などを厳密に行い、室内の空気の対流を促すため、地中に埋設したアースチューブから入ってくる新鮮外気と2階から下りてくる室内の空気をミックスするボックスを1階床下に設置しました。
家中どこでも温度差のない快適な室内環境はそのまま、1階床下に設置する放熱器が従来の半分程度となる4台で済んだばかりか、1階天井ふところの放熱器も不要に。暖房設備にかかるコストを減らすことができるだけでなく、光熱費は同社の試算で従来よりも5万円弱少なくなるなど、省エネ化とコストダウンの両方が可能になったのです。
さらに見どころとして、奥野工務店の住宅では初採用となる意匠・素材の建材や間接照明を活かし、独自の個性的なデザインを提案しているが大きなポイント。「これまで使ったことがない建材を積極的に採用することで、お客様に奥野工務店がご用意できるたくさんの選択肢を見て頂きたかったんです」と戸村さん。
記事全文はこちら 進化したパッシブ換気と新素材で魅せるデザイン/札幌・西野モデルハウス/奥野工務店
2021年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。