Story 取材記事

〈前編〉札幌近郊・当別さとまち末広にみる地域活性の家づくり/辻野建設工業


20年前から続く田園住宅プロジェクト



札幌中心部から40分ほど車を走らせると、一面に広がる緑の水田や畑が現れます。当別町です。


〈国道275経由で45分、JR学園都市線だと石狩当別駅まで41分と都心へのアクセスも良好だ〉


辻野建設工業はここ当別町で20年以上も前から「当別田園住宅 つじのムラ・プロジェクト」を続けています。

広い敷地を生かした農的な暮らしに共感し、本州からの移住者をはじめ、退職者や、札幌に通勤するサラリーマンなど様々な人たちが、当別町を生活の拠点に決めて都市部では得がたい広さの敷地でマイホームと理想のライフスタイルを実現しています。



フリーランスのKさんは馬を飼うために本州から移住し、薪ストーブの付いた山小屋風の家に可愛いポニーの「グリコ」と暮らしています。

「夏は畑のみどり、冬は雪景色がいちめんに見渡せ、お日さまも昇るところから沈むまでを眺めていられる。北海道らしくて素敵だなあって思うんです」。
馬を飼うため札幌近郊に移住!かわいい薪ストーブの家



Iさんは、20年以上前、スタートしたばかりの「当別田園住宅」を新聞広告で知り、札幌の都心から移り住んでJRで通勤して会社員生活を続け、現在はセカンドライフを楽しんでいます。

「夏は畑を耕して無農薬で野菜を育てて食べる。薪を割って乾燥させて、冬に備える。大変だけど好きだから、全然苦にならないんだよね」。
辻野建設の施工例(当別)薪も食べ物も自分で作る!薪ストーブの家



辻野建設工業で当別町にセカンドハウスを建てたHさんは、普段は札幌のマンション住まいで、お休みの時は当別の家に滞在してリフレッシュ



畑づくりや薪ストーブを使った田舎暮らしに憧れていた共働きのUさんも、それまでの札幌住まいから、駅に近く札幌の勤務先にも通える「当別田園住宅」を満喫しています。
札幌近郊で薪ストーブのあるすてきな暮らし

会社創立以来、一貫してこだわり続けているのは「地域性を生かした家づくり」。現在、辻野建設工業の社屋が建つ地元「末広」エリアで新プロジェクト「さとまち末広」が進行中と聞き、辻野社長に現地を案内していただきました。

さとまち末広のコンセプト

1/畑や薪ストーブのある、DIYでゆっくりつくる持続可能なライフスタイル
2/カフェなど顔合わせの機会を大切にしたコミュニティ重視
3/広い土地、緑を楽しむデザイン、高断熱高気密の良質な住環境

の3つを前後編の2本立てで編集し、今回は1・2についてお伝えしたいと思います。

地域活性と人のつながりを大切にした「さとまち末広」構想

札幌へのアクセスも良好な好立地

「すぐ近くで近日オープンハウスを予定している住宅があるんです。観に行きますか?」と辻野社長が案内してくれたのは、社屋から歩いて数分のところのある辻野建設工業の分譲地「さとまち末広」。



JR学園都市線石狩当別駅まで670m、現在建設中の小中一貫校とうべつ学園まで440m、ラルズマートまで700m、サツドラまで430m、セブンイレブンまで150mと、町外への通勤・通学や、買い物が多い子育て世代が暮らしやすい好立地です。



約167坪、174坪、180坪、261坪と、各区画ともゆったりとした敷地も魅力。ガーデニングや家庭菜園など、町中にいながら農的生活が可能です。

家を建てるだけではなく、「地元とつなぐ」役割も重要

徒歩2~3分圏内には、食事やコーヒーが楽しめるお店が数件あります。



「さとまち末広」の区画前には週末限定でオープンするハンバーガー専門店「CAFE de LOOSE」も。地元食材にこだわったご当地メニューが楽しめるお店です。


〈さとまち末広4区画の現場〉


辻野社長 「さとまち末広は、当別町からプロポーザルで選ばれ実現したプロジェクトです。広い敷地を活用して庭や畑を楽しむ暮らしはもちろんですが、地元企業として、街並みづくりや地域活性を担うことも大きな役割だと思っています」。

2022年完成予定の小中一貫校とうべつ学園への通学、買い物、進学後の町外への通学や通勤がしやすい立地や、気軽に立ち寄り地元の人との交流が生まれるカフェの開業など、地域活性にもつながる総合的なまちづくりが町に評価されました。

「つなぐ」は、地元作家とのコラボレーションでも

「今回完成するオーナーのお宅では、地元作家さんたちに作品提供をお願いしてるんです」と辻野社長。



染色作家の小島柚穂さんのアートパネルや
 



「家具工房 旅する木」の家具職人・須田修司さんのカウンターテーブルや、陶芸家の清水しおりさんの花器などがナチュラルな住空間を彩ります。



※須田修司さんとのコラボはIEZOOM取材記事Tさんが「旅する木」&「辻野建設工業」と実現した環境・健康に優しい家でも取り上げています。

完成間近の現場を拝見



さとまち末広のA2に建設中で、オープンハウスを翌週に控えた現場を見せてもらいました。



玄関ポーチは職人さんが仕上げ作業中。トドマツの羽目板はプラネットカラーという自然塗料で仕上げるそう。



LDKの様子。床や壁は未完成で、左手奥に位置するキッチン背面はオーナーが塗壁をセルフビルドする予定です。キッチンの手前にはさきほど紹介した「旅する木」のカウンターテーブルが収まります。



窓の向こうにも広い敷地が続きます。



家の中を案内していただいていると、オーナーの奥さまが職人さんたちに差し入れに来ました!辻野社長と確認事項などをお話されています。



3人目のお子さんの出産を控えた奥さま。DIYでの壁塗り作業も含め、参加型で形になっていくマイホームは思い入れもひとしおの様子。完成を楽しみにされておられました。


〈さとまち末広第一棟目の完成予想パース〉


奥さまにうかがった家づくりのエピソードは辻野建設工業の取組み〈後編〉当別「さとまち末広」のエコで持続可能な家づくりとはで詳しくお伝えします。


目次


2021年08月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

辻野建設工業株式会社

辻野建設工業株式会社

地域活性を活かした家づくり

豊かな自然に囲まれた札幌近郊に位置し、農業を中心に発展した当別町。辻野建設工業はこの地で農機具などの製造・販売をする(有)共栄車軸を前身とし、古くから地元に根差した事業展開を行っており、昭和37年に建築部門の専門事業として設立スタートした会社だ。

設立以来、一貫しているのは「地域性を生かした家づくり」。気候風土や街並み、ランドスケープに配慮しながら、オーナーに地域の魅力を最大限に生かした住宅を提供することにとどまらず、その地域の発展も見据えた「町づくり」・「町おこし」につながるプロジェクトを推進。その活動は歴代のオーナーのみならず、当別町(行政)や町民にも大きな信頼を得ている。

20年以上前から続く「当別田園住宅 つじのムラ・プロジェクト」

「農的な暮らしと小動物との共生」を掲げ、「当別田園住宅 つじのムラ・プロジェクト」を約20年前から続けてきた。当たり前の自然循環を実感できる田園住宅で、思い描くライフスタイルを実現するための暮らしや家づくりをオーナーと一緒に考えつくりだす取組には定評があり、道外からの移住者をはじめ、退職者や、札幌に通勤するサラリーマンなど様々な人たちが、都市部では得難い広さの敷地でマイホームと理想のライフスタイルを実現している。

住まいの提供だけでなく、コミュニティーづくりにも積極的に取り組み、地域との橋渡しまで行う温かいサポートは、建てた後の暮らしの安心にもつながっている。

当別の町なかで展開する新プロジェクト「さとまち末広」

JR当別駅から徒歩圏内で、小中一貫校やお店などにも近く利便性の高いさとまちエリアの再開発を推進する「さとまち末広」プロジェクトは、地域活性にもつながる総合的なまちづくりが町に評価され、町も巻きこんだプロジェクトとして進行している。「持続可能な家づくり」をコンセプトにした住まいづくりも魅力だ。

自然素材や薪ストーブを積極採用

家づくりには道産木材やレンガ、珪藻土、無垢の床材などの自然素材をはじめ、薪ストーブの提案も積極的に行っている。「木の温もりや塗り壁が心地よい」「薪ストーブ1台で2階まで暖かい」「ストーブを活用してピザやスープを作るなどスローライフが楽しめる」と好評だ。

当別町を盛り上げたい

高い技術で確かな施工を提供する地元建築専門企業であるとともに、農業に関する総合商社で特産品を扱うセレクトショップ「つじの蔵」も運営する「(株)辻野商店」や、当別町のまちづくりに関する事業を幅広く行う「当別まちづくり株式会社」の設立・運営などグループ全体で、「いきいき」とした地域社会づくりにも力を入れている。