Story 取材記事

木の温もりとカフェのような新モデルハウス「ish+」/札幌・イネスホーム

【2019/04/30追記】
このモデルハウスは、公開終了しております

2018年7月、札幌市北区屯田にイネスホームの新モデルハウス「ish+(イッシュプラス)」が誕生しました。「ish+」の設計に携わり、コーディネートも担当したイネスホームの石井めぐみさんにお話をうかがいました。



カフェのような心地良さと暮らしやすさにこだわった

イネスホームはこれまで様々なテイストを用い、カフェのような心地よい住空間を提案。暮らしやすさを兼ね備えた機能性の高い住まいに、住む人のこだわりを反映した「ちょっとプラスの家づくり」を展開し、多くのオーナーから高い支持を得ています。


イネスホームがこれまで手がけたモデルハウス


「"イネスホームっぽい"家とはどんな家なのか。改めて立ち返った時にたどり着いたのは、やはり"木の温もりに包まれたカフェのような家"でした。様々なスタイルを試してきて、原点に戻り "イネスらしさ"を改めて追究したモデルハウスをつくろう!というのが「ish+」の基本コンセプトになっています」と石井さん。



「ish」とは英語で「~っぽい」とか「~のような」という意味を持つ接尾語。そこには、"イネスホームっぽさ"に加え、お客様の好みのイメージから派生するお客様それぞれの「ish」を実現させたいという願いも込められています。

イネスホームの家づくりのこだわりとは?

「当社のお客様は、主に小さなお子さんがいらっしゃる4人家族が比較的多いんです。子育て世代が安心して暮らせる家にしたいから、設計上外せないポイントがあります。」と石井さん。そうしたポイントを確認しながら、見どころを順にご紹介していきましょう。



1階のダイニングとキッチンは配膳がしやすい横並び。作業効率が良く、子どもがお手伝いをしやすい造りです。ヘリンボーン柄がおしゃれな床材は耐水・耐久性に優れた複層ビニル床塩ビシート。男性もキッチンに立つ時代、家族みんなで気兼ねなく作業ができそうです。



キッチンからはリビング、階段、洋室(写真中央)を見渡すことができます。子どもが小さなうちはプレイルームとして使用することが多い洋室まで視線が行き届く造りは、子育て世代には嬉しい気配りです。



1階の吹き抜けリビングは、上下階でも家族の気配を感じられる造りが魅力。リビング階段にはシンプルなアイアンの手摺をセレクト。「ただいま」の声だけではなく、家族の行き来を見守ることができる。イネスホームが大切にしている家族をつなげる家の形です。



広々としたユーティリティは、担当者である石井さんのこだわりが一番詰まったスペース。モザイクタイルをあしらった洗面台は大人2人が優に並んで使える180㎝幅。天板は普通の木の板に見えますが、実は水に強く、お手入れしやすい木目調のメラミンを使用しています。タオルのちょっと置きだけでなく、服を畳んだり、アイロン掛けも出来る天板は作業台としての役割も果たします。そしてひと際目を引くのが、壁一面に造られた大収納。小さな子どもの洋服全般と、大人の下着や靴下、仕事用のスーツやYシャツなどを収めるイメージなのだそう。

「"洗う→干す→収納する"の一連の作業をここで完結できるよう設計しました。ご主人の入浴のタイミングが朝になるというご家庭が案外多い。そうなると、わざわざ2階に着替えに行くのは一手間ですよね。それなら、ユーティリティーにデイリーで頻繁に使うアイテムを揃えておける大型収納を造り、身支度の全てをここで完結できるようにしたらとても便利だと思ったんです。休日に着る服は2階クロゼットに収め、使う際にゆっくりと選んでいただくなど、オンとオフ、用途によって様々な使い方をご提案しています。」

お子さんの身支度もここなら手伝いやすいですね。住む人への配慮と思いやりが行き届いた空間づくりに、思わず感嘆の声が出るほどです。

スモーキーカラーのヒーターや古材テーブルなど、カフェの雰囲気



玄関を入ってすぐに迎えてくれるのがこちらのニッチ。お家型のデザインに胸がキュンとしてしまいます。



玄関の暖房パネルにはスモーキーカラーをチョイス。さり気なく下げてある雑貨との相性もばっちりです。



1階トイレは、まさにカフェの趣たっぷり。壁面には本物のタイルを使用、窓には木枠を採用したこだわりの空間。レトロな水栓もポイントになっています。



ダイニングには古材を利用したテーブルセットが鎮座。家の雰囲気に合わせ、こうした家具も求めやすい価格で提案してくれるそう。壁面の引き出し付き作業カウンターは造作によるオリジナル。家族みんなで様々な使い方ができそうです。



カウンターの壁面には個性的な方眼紙模様のクロスが。こちらはクロスの下地に鉄粉を表面に塗った特殊な石こうボードを使っているため、磁石でメモやプリントが貼れるという優れもの。



キッチン台の袖壁を利用したマガジンラックもイネスホームのオリジナル。こちらは要望が多い人気アイテム。



キッチンパネルにはツールを掛けるのに便利なバーを設置。耐荷重が10kgまであり、フライパンを掛けることもできます。お気に入りの道具を飾って楽しみたいですね。



先ほどもご紹介した洗面化粧台には、名古屋モザイクのガラスタイルを採用。ひとつひとつがまるで宝石のように小さなタイルを、職人さんが丁寧な仕事で仕上げています。



日差しが差し込む明るい2階ホール。物干しポールの取り付けも可能です。右手前の壁には家族共有の本棚が。就寝前の読み聞かせの絵本を置くのも良いですね。



2階子供室は将来的に間仕切りをして2部屋にすることが可能。可愛らしいパステルカラーのドアは、既製品に壁紙を張ったオリジナル。今回新たに採り入れた手法ということですが、ドアがインテリア性の高い自由なキャンバスのようにさえ思えてくる、斬新で魅力的なアイデアです。



2階寝室には大きめのウォークインクロゼットを完備。壁面にはステンレス製のカーテンポールを転用した洋服掛けが。既成のタオル掛けなどでは長さが足りなかったところ、長さも十分にあり、荷重にも耐えられるカーテンポールの代用を思いついたという石井さん。目からウロコの柔軟な発想には驚かされるばかりです。

お客様の声に応えたい!そのためなら新しいことにも挑戦!


モデルハウスを案内いただいたのは、イネスホーム設計部インテリアコーディネート課の石井めぐみさん。建物を詳しく説明いただく中で幾度となく石井さんが話されたのが「お客様の声に応えたい」という言葉でした。それは特にユーティリティーに表れており、これまでのオーナー様から集めた使用感や要望を細かく分析し、ご自身のアイデアもプラスして見事なプランを実現されています。

また、ちょっとした工夫で、コストを抑えてどこでも自由にマグネットが付く壁面や、壁紙を貼ることで今までにない個性を演出したドアなど、「ish+」では、"イネスホームっぽさ"に加え、新しい試みを数多く見ることができます。その全ては石井さんの「お客様の声に応えたい」という熱い思いが原点になっていました。

イネスホームの新モデルハウス「ish+(イッシュプラス)」は、同社の平均的な価格帯(2,200~2,300万円)で建てられており、実際の注文住宅をイメージするには最適な建物。便利な家事動線や暮らしを楽しむヒントを、ぜひ現地で体感してください。

モデルハウス「flanc+」も公開中!



また、札幌市北区屯田では、女性らしいアンティークシックな住空間が広がるモデルハウス「flanc+」(上の写真)も見学が可能。テイストの違う同社の建物を同時に見ることができる貴重な機会。併せてチェックしてみてくださいね。(見学希望の際は、同社まで問合せを)

記者の目

おしゃれなカフェ風の家という括りでは終わらない、考え抜かれた空間設計と、住む人を楽しませるアイデアに満ちた住まい。「ish+」はそんな一棟です。何より、そこには担当者である石井さんをはじめ、つくり手の熱い思いが感じられました。イネスホームの「ちょっとプラスの家づくり」。今後もさらなる進化に目が離せません。

<モデルハウス・ish+>



営業日 毎週土・日・祝(平日は事前にご予約が必要です)
定休日 毎週水曜日
時間:11:00〜17:00
お問い合わせ TEL0120-216-232
見学予約 https://205-deci-ineshome.ssl-chicappa.jp/post_yoyaku/
ホームページ http://ineshome.jp/modelhouse/ish/

【このモデルハウスは公開終了しました】 ※現在は、別のモデルハウスが見学できます。詳しくは、 イネスホームの予約専用ページをご覧になり、見学ご予約ください。

2018年08月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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