
iezoom編集部は、年間100軒を超えるお住まいにお邪魔し、家づくりの体験談を取材撮影させていただいております。この記事では、住まいの顔、ともいえる【玄関】の創意工夫を、札幌圏の事例を中心にまとめました。
ツーウェイの玄関ホール。土間続きの「魅せる空間」としての玄関収納 札幌市Yさん/拓友建設

玄関横の土間続きの空間、玄関収納。ゆったりとした広さでインテリアを楽しんでいます。玄関ホールの右手は玄関収納内に設けた造作棚。天井までの高さがあります。
記事はこちら 緑豊かな環境を活かした平屋でストレスフリーな家 札幌市Y邸/拓友建設
ナラ材をパズルのように張り合わせた玄関 札幌市Kさん/H.M 越智建設

ご主人のこだわりはこんなところにも。外壁はガルバリウムですが、玄関まわりにナラ材をパズルのように貼り合わせたのです。
ご主人 大工さんの腕次第でかっこよくも悪くもなる。でもこれがしたかったんです。
越智社長 ひとつずつ、全部貼るのは大変でしたよ。気に入っていただけて良かったです。
笑顔のやりとりに、仕事と家づくりを通して培われた信頼関係がうかがえました。
記事はこちら 木の香りに包まれた、美しいさらし階段のある家 札幌市西区・K邸/H.M 越智建設
ウィズコロナにも対応できる便利な水回り動線 札幌市山鼻モデルハウス/アーキテックプランニング
広い土間のある玄関。コーナータイプの上がり框が靴の脱ぎ履きにも便利です。横長のFIX窓は空間に奥行きを与え、建物外観のシンメトリーなデザイン・アクセントにもなっています。

玄関の土間続きにある家族玄関(写真奥)から、トイレ→洗面・手洗いスペース→脱衣・洗濯室→浴室を一直線に配置。洗面化粧台と脱衣・洗濯室は引き戸を介した独立設計です。
記事はこちら 高性能×デザインの良さをモデルハウスで体感!/札幌・アーキテックプランニング
開放的でスタイリッシュ、眺めの良い玄関スペース 札幌圏Tさん/イゼッチハウス

ご主人が、いちばん気に入っていると話すのが玄関。「なるべく広く、カッコよくしたいとお願いしました」
玄関の土間とホールは、L字型になっています。左側のファミリー玄関は来客時などには引き戸で見えないようにもできます。ご主人愛用のロードバイクは、縦型ホルダーにディスプレイ。窓やアイアンの階段と一緒に絵になりますね。
記事はこちら 愛犬と暮らすドッグランのある家/イゼッチハウス北海道
羊蹄山を映し出す縦長の窓のある玄関 ニセコ町Mさん/ヨシケン一級建築士事務所

玄関に入ると真っすぐ先に羊蹄山を映し出す縦長の窓があります。最大で一度に40人が来たこともあったそうで、大人数の靴が置けるよう、洗い出しの土間は6畳の広さがあります。階段には空間の広がりを損なわないよう、奥さまの希望でさらし階段を採用しました。左手には小上がりの和室を設けています。間接照明を施した玄関框が、よりいっそう和の趣を感じさせる玄関ホールです。
記事はこちら 羊蹄山を望むピクチャーウィンドウの家
正面に広がる土間と手洗いのある玄関 北広島市Yさん/丸三ホクシン建設

木製の玄関ドアと板張りの外壁が、暖かみのある家の印象になり大変似合っています。玄関をあけると正面には土間。右側には収納力十分のシューズクローク、トイレ近くには手洗いもできる洗面所を配置しています。帰宅後、すぐに靴やコート類をしまい、手を洗ってからリビングに入れます。
記事はこちら 庭とつながる明るく暖かい家 /北広島市Y邸/丸三ホクシン建設
高さ約5mの吹き抜けが広がる玄関ホール 石狩市K邸/笠井啓介建築研究所

奥行き8メートル近くある長い土間と、高さ約5メートルの吹き抜け空間が広がります。友人・知人が訪れるとまずこの玄関ホールで驚かれるそう。
スケルトン階段が空間をより解放感あるすっきりした印象にしていますが、階段の踏み面は無垢材で、空間を無機質過ぎないナチュラルな風合いにしています。
屋外のテラスと室内の土間空間は、床面が同じ高さ、素材感。幅約6メートルの大きな窓で隔てられているといっても、まるで土間とテラス、室内と屋外が一体になったような広がりを感じます。家族みんなのお気に入り空間です。
記事はこちら デザイン+予算+要望を満たす札幌のおすすめ建築家/石狩市K邸
アンティークの似合う輸入住宅風の玄関 石井社長邸/千歳・生杉建設

アールの下がり壁や玄関土間のテラコッタタイルなど、シンプルな中にも優しい形状、素材感に癒されます。右手側にはウォークインクローゼットもあり、たくさんの靴やスポーツ道具などを収納できます。
格子窓や塗り壁の輸入住宅テイストは奥さまが雑誌などを見てイメージし、当時、工事課長だったご主人に相談して実現しました。
記事はこちら 千歳・生杉建設の家づくり―石井社長の自邸を例に
明るくシンプルな2世帯住宅の共有型玄関 仁木町・細川邸/イゼッチハウス北海道

シンプルで明るく清潔感のある玄関ホール。
2世帯住宅の中でも、細川邸は玄関は1つ、LDKは2つ、浴室は2つ、という玄関共有型といわれるプランです。このタイプは、生活リズムなどが異なる別世帯が適度にプライバシーを保ちつつ、1階と2階で行き来できるつながりもあるバランス型の2世帯住宅です。
記事はこちら 断熱・気密重視 モダン×ナチュラル2世帯住宅 仁木町・細川邸/イゼッチハウス北海道
奥行き6mオーバーの玄関土間 札幌市手稲区・Nさん/リヴスタイル
玄関ドアから6m以上、まっすぐに伸びる土間。写真の手前側からダイニング・キッチンへ、奥に行けばリビングへ直接上がることもできる、便利な2Wayアクセスです。
記事はこちら 「家時間」を楽しむ家 札幌市手稲区・Nさん/リヴスタイル
名古屋モザイクのアクセントウォールの玄関 札幌市Oさん/シノザキ建築事務所

玄関ドアを開けると、名古屋モザイクのアクセントウォールが迎えてくれます。右側シューズボックス上の壁は珪藻土塗り壁、左側には収納力たっぷりのシューズクロークがあります。内装はシノザキ建築事務所のインテリアコーディネーター、篠崎正子さんが奥さまと相談しながら決めていきました。
記事はこちら 札幌でエネルギー自給自足!ブラックアウトに備える家/シノザキ建築事務所
大収納のシューズクローゼットとつながったファミリー玄関 札幌市E邸/イネスホーム

玄関は来客用のメイン玄関のほかに、大収納のシューズクローゼットとつながったファミリー玄関も備えています。クローゼット出入り口のアーチの下がり壁はモデルハウスで気に入って採用したデザインです。
記事はこちら 無機質×木で叶えたシックで機能的な住まい 札幌市E邸/イネスホーム
「魅せる」収納の玄関 札幌市K邸/イゼッチハウス北海道

屋根に囲まれているので雪でも安心の玄関ポーチ。奥には物置を備えています。手前はガレージなので除雪の負担も軽減されます。
玄関には、扉がついた収納と、上着や靴などがしまえるシューズクロークがあります。シューズクロークの入口は、アールをつけて柔らかな印象。奥に貼ったサブウェイタイル調のクロスやペンダントライト、周りに飾った植物などが「魅せる」収納です。
記事はこちら 建て替えで将来も安心の暖かい家 札幌市K邸/イゼッチハウス北海道
玄関土間の続きに趣味室を 札幌市Tさん/拓友建設

玄関から直結したスキールームは、土足のまま入ることができます。「スキーの手入れをする部屋を絶対作りたかったのです」とTさん。Tさんの趣味のひとつがスキー、多いときは1シーズンに50日ほどスキー場へ足を運ぶそうです。そこで玄関土間から直接入れるスキールームを作りました。「これから作業台や収納などをDIYしようと思っています」とTさん。アール形状の広い玄関ホール。フレッシュグリーンの壁部分はパントリーです。
記事はこちら 札幌版次世代の最高レベル×建築家が設計する家
リゾートホテルのエントランスのような玄関 札幌市南区/北渡建設

粘板岩が乱形に貼られた豪華なエントランス。粘板岩は広い玄関土間から、玄関ホールとダイニング・キッチンの一部まで続いています。「石畳が奥に伸びていく様がリゾートっぽくて素敵かなと考えました」と老川さん。
玄関ホール横には家族玄関にもなるシューズ・クロゼットを完備。アーチ状の下がり壁の向こうにはキレイに整備された中庭が見えます。
記事はこちら 南国リゾートをイメージしたホテルライクな邸宅/北渡建設/札幌市南区
大きな玄関土間を自由に使う家 札幌市北区Fさん/リヴスタイル

いちばんのお気に入りポイントを聞くと、「玄関」と声をそろえるFさん夫婦。リヴスタイルは、最初に2つのプランを提案したそうです。子育てに便利な予備室をダイニングの横に設けるパターンと、その分を玄関に取り込んで広々とした土間にするというパターン。
「最近は前者のほうが主流だと思いますが、うちは子どもが5歳と3歳まで育っていたこともあり、ほとんど迷わずに後者を選びました」
玄関から室内へは2方向からアクセス可能。「買い物から戻ったら、荷物をまっすぐキッチンに運べるのもいいですね。使い勝手抜群です」
玄関は、まるでショップのよう。ディスプレイするかたちでキャップやシューズなどが収納されています。これらはほぼ、ご主人のコレクション。
記事はこちら 大きな玄関土間を自由に使う家 札幌市北区・Fさん/リヴスタイル
アウトドアギアをのみ込む玄関横の大きな収納 札幌市北区Kさん/アシストホーム

玄関には弧を描くような形のベンチがあり、荷物のちょっと置きや靴の脱ぎ履きに重宝しているそう。壁面にはウェスタンレッドシダーが使われていて、入ってすぐに木の温もりに包まれます。上がり框(かまち)も低めに設定しています。
玄関横に位置する玄関収納には、サーフィンやスノーボード、スキーなど、アウトドア・スポーツを楽しまれるご夫妻の道具やウェアがスッキリと収められています。
「玄関から続く土間全体に床暖房が入っているので、濡れたブーツもすぐに乾くので助かります」とご主人。
記事はこちら 抜群の家事動線&収納力で、共働き夫婦が暮らしやすく 札幌市北区K邸
趣向を凝らした玄関 札幌市Oさん/北渡建設

玄関は4.5畳のシューズ・クロゼットがあり、こちらは家族玄関にもなっています。中には靴はもちろん、タイヤやベビーカーなども収めることができます。上部は間接照明が施されていています。上がり框までの段差も相まって、天井・床ともに2層になったデザイン。
記事はこちら 京町家風2階リビングの家 札幌市・Oさん/北渡建設
デザインウォールがおしゃれな玄関ホール 北広島市佐久間さん/キクザワ

斬新な木製のデザインウォールがおしゃれな佐久間邸の玄関ホール。その手前には、引戸で区切られた大きなシューズクローゼットがあります。靴や傘、コートや子供の遊び道具など、雑多になりがちな玄関周りをきれいに収納できる専用スペースがあると、暮らしやすさにグンと差が付きます。
記事はこちら 最新鋭ZEHと自然素材が絶妙コラボ!北広島市・佐久間さん/キクザワ
目次
2021年08月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。