Story 取材記事

玄関から始まるオープン設計・5人家族がのびのび暮らす家 札幌市西区/Aさん


札幌圏を中心に、年間20棟前後の木造戸建て新築住宅や、リフォームを手がけている晃和住宅。結露対策を徹底した断熱気密性能と、お客さまの「あったらいいな」を実現する施工力に定評のある工務店です。今回は、9歳、7歳、5歳の元気なお子さんたちとAさん夫妻が暮らしはじめて3年目になる、札幌市西区のお宅に伺いました。

コロナ禍にできた時間を活用して、家づくりに着手

A邸の1階は、収納・階段スペースを囲むように、玄関とLDK、洗面ユーティリティー、バスルームへとつながる回遊式になっており、2階には寝室と子ども部屋が配置されています。一般的な部屋数にもかかわらず個性的な空間に感じられるのは、壁などの仕切りがない設計が理由のひとつ。リビングと階段部分にある吹き抜けや壁で仕切らない設計によって、どの部屋もゆるやかに繋がっています。



広々とした玄関はリビングとつながっていますが、中が見えない設計です。



階段と収納スペースを中心にLDK、洗面、バスルームが配置されている回遊式の間取りです。



吹き抜けと採光窓のおかげで、広い室内はどこも明るい空間です。

ご主人 以前はアパート住まいでした。家族が増えるとともに戸建てに住みたいと思いながらも、仕事が忙しくてなかなか家づくりに着手できずにいたんです。家づくりに動き出せたのは、コロナ禍で時間にゆとりができたことがきっかけでした。

奥さま できた時間を家づくりにあてようと思ったものの、どこから手を付けてよいかわからなくて。相談カウンターに出向いたり、住宅展示場などを見学したりして、話を伺うところから始めました。とある大手住宅メーカーでじっくり話をしてみたところ、予算を大きく上回っていて驚いてしまい…。正直、家を建てることにひるんでしまったんです。

そこで始めたのが、工務店の情報収集。ホームページに出ている実例写真が気に入った晃和住宅に連絡したことが、会社との出会いになりました。

地盤の強さをはじめ災害対策も重視。土地探しから親身にサポート


玄関まわりの木のあしらいが特徴的な外観


引っ越し前に住んでいたエリアでは、すでに家族それぞれのコミュニティーが出来ていたため、晃和住宅には西区を中心とした土地探しから依頼したそうです。



ご主人は教員、奥さまは保育士。お子さんはプールやフットサルをやっている、元気いっぱいのご家族です。

ご主人 家族一人ひとりのコミュニティが出来ている場所から離れるのは、現実的ではありませんでした。多少お金をかけても人との繫がりを大事にしたくて、西区エリアを中心に土地を探しました。担当してくださった晃和住宅の川口さんがくれた資料をチェックしたり、ネットで新着情報を見つけたらすぐ見に行ったり。

この土地はネットで見つけたのですが、当初は100坪で売り出されていました。でも、うちは半分の50坪で良かった。川口さんが売主さんと交渉してくださって、晃和住宅さんが100坪を買い取る形で土地を確保できたんです。


子ども部屋は将来仕切れる造り。今は広く使っています


土地探しにおいてA夫妻が大切にしたのは、災害に対する安全性でした。晃和住宅にお願いして、地盤の強さや過去の水害、地盤沈下の有無など、防災に関する過去のデータを調べてもらったそうです。地盤が強い土地のせいか、実際に地震が起きてもあまり揺れを感じないそうです。

広々とした玄関のおかげで、家族のトラブルは激減

家づくりをスタートする時点で希望したのは、大きな生活スペースを確保すること。中でも玄関は、とにかく広くしたかったそうです。


土間で続くシューズクローゼットには、屋外で使うアイテムが見やすく並んでいます


奥さま 以前住んでいた家は玄関が狭かったので、おでかけや帰宅時に混雑して靴の脱ぎ履きの順番が待てないなど、なにかとトラブルが勃発しがちでした。“事件”が起きるのは玄関でしたから、家族5人が横並びになって準備ができる“広さ”だけは確保したかったんです。おかげで、本当にトラブルが減りました。

ご主人 とはいえ土間を広げるほどに水回りのスペースが圧迫されてしまうので、玄関ホールと土間のデザインはかなり思案しました。リビングと玄関が繋がっていても、それぞれの空間が目に入らないので、住み始めてから設計の絶妙さを実感しています。


ご主人お手製のボール収納ラックとファブリックボード


広々とした玄関で目を引くのは、ご主人のDIYによる収納やインテリアです。「LABRICO」のパーツや有孔ボードを活用し、小物掛けやボール収納ラックを手作り。「マリメッコ」の布を木枠にタッカーで留めたお手製のファブリックボードが、玄関ホールの鮮やかなアクセントになっていました。

過程から完成まで目一杯楽しんだ、初めての家づくり

風通しの良さを実現できる水回りの配置から、室内の明るさを確保できる窓の位置と大きさまで、設計は細かく微調整を重ねました。



キッチンの窓を開ければ、お風呂場まで風が流れます。



奥さまは、洗濯物を外で干したい派。ホールから出入りができるベランダを備えました。



2階の読書スペース。個室にすることもでき、3人の子ども各々が部屋を持てる想定です。あらわし仕上げの合板が、3年経っていい具合のあめ色に変化してきました。



知り合いが作ってくれた木枠で本を収納。組み合わせ方次第で用途が変えられる便利なアイテムです。



吹き抜けに繋がっている観音開きの扉を開くと、キッチンにいるママの声が届きます。



扉は造作してもらいました。

ご主人 バスルームに湿気がこもるのが嫌で、キッチン、洗面ユーティリティー、バスルームなどの水回りは一直線に配置し、窓を開ければ空気が抜ける間取りにしていただきました。

奥さま 1階も2階も、玄関の土間まで含めて、すべて床暖房にしています。雪で濡れた靴は玄関に並べ、土間のラックに上着をかけておくだけで乾くので、土間の床暖房は大正解でした。



Instagramで見つけた写真をもとに造作してもらった洗面台の三面鏡は、中が収納になっています。

おふたりは、Instagramやネットで情報収集しながら川口さんと打ち合わせを重ね、自分たちのイメージが形になっていく過程がとても楽しかったとふり返ります。

ご主人 家と職場の間に、晃和住宅さんの事務所があったので、ちょっとした希望や確認事項は、些細なことでも会社に寄って直接お伝えしました。やはり、対話が大事だと思います。川口さんはすぐに返事をくださるので、イメージのズレもありませんでした。「理想の家が出来るのは、新築1軒目の反省を生かした2軒目以降」なんて聞きますけれど、我が家は1軒目から大満足です!

【記者の目】



リビングの壁を彩る子どもたちの絵やモノクロの家族写真から、仲良し家族の気配が伝わってきたA邸。子どもたちとは、「木の壁には何でも貼っていいけれど、白い壁には貼っちゃだめね」という約束があるそうです。


2024年05月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

晃和住宅株式会社

晃和住宅株式会社

お客さまといっしょに考え、進める家づくり

札幌市北区の晃和住宅は1983年創業。小川敏夫社長は創業以来、現場に足を運んで職人さんと一緒に汗を流して技術を学んだ。建築家とのコラボも積極的に取り組み、高断熱・高気密の技術力向上や設計・デザイン力も鍛えながら札幌の中堅ビルダーに成長してきた。

工務店の良さを大切にした家づくり

晃和住宅が大切にしているのは、大手メーカーにはない工務店の良さ。まずは、職人による手作りの魅力。職人は自社大工として雇用し、チームを組んで現場を担当している。テーブル、カウンター、棚、収納といった造作も得意だ。 次に、お客さまのデザインやプラン、仕様などの要望にきめ細かく答え、予算管理も含めて夢の家づくりに向けてしっかり寄り添うこと。そのため、じっくり時間をかけて打ち合わせし、見積書も詳細なものを提示し、お客さまの納得のいくまで打ち合わせを重ねている。

幅広いデザイン対応と性能へのこだわり

デザイン面ではインダストリアル、ヴィンテージ、ナチュラル、ナチュラルモダン、シンプルモダン、カントリーなど、いろんなテイストの住宅をこれまで手がけた経験がある。プラン面ではお客さまの要望内容に応じて自社設計や建築家とのコラボなど、幅広い選択肢を用意できる。仕様面では、光熱費低減に向けて断熱仕様や省エネ提案を強化。たとえばトリプルガラス入りサッシを標準で提案している。最近人気が高いのは、エコ融雪槽。本来捨てられるだけの室内の排気熱を融雪用に活用する。燃料費をかけずに敷地内の雪をじっくり融かしてくれるとあって評判が良い。このほか、屋根はトラブルが起きにくく、メンテナンスがほとんどいらないシート防水方式を採用。

オーナーからの高い評価

これまでのIEZOOM取材から、オーナーの多くが、「晃和住宅は顧客の要望をしっかり受け止め、実現してくれる」と評価している。小川社長を初めとする社員の飾らない人柄も人気の要因の一つかもしれない。現場で大工が柔軟に対応してくれることも評価されている。引き渡し後も、営業担当が定期的に訪問してアフターフォローし、ベテラン技術者が住宅のメンテナンス・アフター・リフォームに対して丁寧に対応している。