Column いえズーム コラム

家を建てる前に夫婦で話し合うべき3つのこと(後編)

ご飯を食べながらスタートしても良いと思います。食卓を囲んで話し合い。年始の今の時期ならやりやすいはず


ご飯を食べながらスタートしても良いと思います。食卓を囲んで話し合い。年始の今の時期ならやりやすいはず

編集長の白井です。正月三が日が終わり、仕事が始まった方も多いでしょう。また、マイホームを検討している方は、不動産情報を検索したり、されたかもしれません。

新年の住宅見学会は、各社とも1月7日(土)から9日までの3連休がスタートです。その前に。

2.家族会議

家を買うという人生で最も高額な買い物は、家族が将来どんな暮らしをしたいのかを考える機会であり、家族にとって本当に大切にしたいことは何かを見つめる機会にもなります。
住宅見学会に参加してからでもけっこうですが、家づくりを具体化する前に、家族会議を開いてください

家族会議のテーマ:
・今の家で不自由なこと。
・30年後にどんな暮らしをどこでしていたいか。
・子ども部屋をどう考えるか。個室? 広さは?

大切な点を説明します。


  • 「不自由な点」を家族全員から聞いてメモします。間取りづくりのときにとても大切な資料になるはずです。

  • 「30年後」とは、ローンが払い終わるころという意味です。そのとき、どうしていたいかは1度考えておくべき。たとえ思い通りにならなくても。

  • 「子ども部屋」は、じつはとても大切なテーマです。予算に限りがあって家の広さが大きくとれない最近の家づくり。何を優先してどこを削るかを突きつめると、削るのはLDKと子ども部屋の広さに行き着くのです。


特に子ども部屋は、10~20年で使わなくなる空間です。子育てのこの時間はとても大切ですが、ひとり6畳の個室が必要かどうかはまた別です。親子で話し合ってみましょう。
ちなみにわが家は1人5畳の部屋で、今年高校3年の娘が個室、中3娘と中2息子が10畳を緩やかにシェアしています。

3.夫婦の話し合い

ここからのテーマは、夫婦で話し合いたいことです。
・家族が増えることが予想されるか。
・貸家暮らしを選ぶか、持家か。
・持家の場合、住宅総額はどのくらいが限度か。
・マンションと戸建ての長所・短所と夫婦の希望。

家づくりは、結局夫婦のライフスタイルをどうしたいかにつきます。
最初に、持家か賃貸か、戸建てかマンションかをしっかり話し合っておくこと。
さらに、将来の同居を想定しているなら、この時点で相方に話しておくべきです。

話し忘れるテーマがあってもいいんです。1回の話し合いで1テーマしかできなくてもOKです。とにかく家族会議をしましょう。


前編を見る。

2012年01月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。