今回iezoom編集部が訪ねたのは、網走市に完成した、Nさん夫婦と10か月になるお子さん、2匹の愛犬が暮らす住まいです。
設計・施工は網走市の光輝建設。戸建住宅の新築から、リフォーム・リノベーション、不動産事業、移住・定住サポートまで、住まいに関する提案力・解決力を備えた、総合力が魅力の工務店です。
目指したのは、子育てしやすく、家族が増えても暮らしやすい家。さっそく住まいを拝見していきましょう。
回遊動線でつながるゆとりの水回りスペース
間取りを中心になって考えたのは奥さま。希望したのは、家の中をぐるりと回れる動線です。
靴収納を備えたゆとりある玄関。その横にはトイレがあります。
玄関ホールの正面には洗面室、その奥にランドリースペースが続いています。ホールの左手は夫婦の寝室、右手の半透明の引き戸の向こうはリビングです。
水回りは洗面、物干し用のランドリースペース、脱衣室を分けています。
奥さま 来客時に、手洗い場に洗濯物が干してあるのが気になるので、別にしてもらいました。
脱衣室には洗濯機を置き、収納棚を備えています。棚の下部は洗濯ものを分別して入れられるランドリーボックスが収まっています。
こちらは物干しバーを付けたランドリースペース。作業カウンターと引き出し収納があり、洗濯物を干す、しまうという洗濯仕事を一つの場所で簡潔できる家事ラク動線です。
光輝建設が独自開発した地中熱交換型第3種換気システム「スーパー澄家」のおかげで、洗濯物もよく乾くそう。
キッチンから家族を見守るリビング階段のあるLDK
LDKはホワイトの壁を基調に床と天井を木目で統一。南西向きに大きなリビング窓がある、明るい空間です。
照明計画は電気関係の仕事をする旦那さん自らがプラン。吊り下げ型の照明は付けず、ダウンライトで統一。キッチンには、スピーカーを兼ねたライトも採用。消し忘れを減らすため、廊下など、日常的に通る場所にはセンサー式の照明も多く取り入れています。
奥さまが特にこだわったのがリビングの吹き抜け階段。空間を引き締めるブラックアイアンの階段は、この家のフォーカスポイントにもなっています。壁には壁掛けテレビ、階段下には愛犬2匹の専用スペースもつくりました。
奥さま 階段はなるべく圧迫感を無くしたかったので、手すりをつけてもらいました。55インチのテレビを掛けるために必要な壁面に合わせ、腰壁をギリギリまで下げてもらっています。
奥さま 今は産休中ですが、私も仕事が再開したら、犬たちには留守番をさせる時間が長いので、2匹がいたずらすることなく、仲良く過ごせる場所をつくってあげたくて。
階段上部の窓からも光が入り、上下階につながりを感じる空間になりました。
キッチンは、タカラスタンダード製。奥さまの実家でも使っており、使用感が気に入って採用したものです。
キッチンからはリビングを見渡すことができ、テレビも正面に観ることができます。
2階には家族が増えても暮らしやすい部屋数と収納を確保
アイアン手すりの階段を上って2階を見てみましょう。
2階は広いホールに面して5帖大の個室が3部屋と、3帖大のファミリークローゼットで構成。家族が増えた時にもゆとりある間取りになっています。ホールには本棚を置く予定です。
資金面の不安を解消し、納得しながら進めた家づくり
ご夫婦はともに24歳。家づくりを考え始めたのは、奥さまの妊娠が分かってからでした。
当時はアパート暮らしで、家賃は月6万5千円ほど。毎月家賃を払い続けるなら、その分を住宅ローンの返済に充てて、自分たちの家を持ちたい。家族が増えるタイミングで、そんな思いが芽生えました。
初めての家づくり。間取りやデザインの希望はあっても、いくらかかるのか、住宅ローンをどう考えればいいのか、分からないことばかりだったそう。
そうした疑問や不安を、1つひとつ整理しながら、夫婦の家づくりを支えたのが、光輝建設の澤田利明社長でした。
実家の近くで見つけた、中古住宅から始まった家づくり
奥さま 私の実家近くで土地を探していたのですが、今の住まいが建つ場所には、もともと光輝建設さんが扱う中古住宅があって、当初は、その家を購入してリフォームするつもりでした。
リビング階段をつくりたいなど、やりたいことを澤田社長に伝えたところ、「新築の方が安い」という結論になりました。
これから続く暮らしを考え、資金面を整理
新築に方向が決まっても、Nさん夫婦には分からないことが多くありました。その一つが住宅ローンなどお金の問題です。
最初から明確な建築予算を決めていたわけではなく、澤田社長に必要な費用を出してもらい、自分たちがどこまでなら無理なく返済できるのかを確認していきました。
奥さま 澤田社長の説明がとても分かりやすくて助かりました。今の家賃と比較して、いくらまでなら月額の返済費用にできるか、ボーナスだとどうかなど。不明点は何回も聞きましたが、その都度、丁寧に理解できるように話してくれました。
今回は中古住宅の購入と、解体工事、さらに新築工事と、複数の契約と支払い計画が必要でした。
何にどのくらいの費用が必要なのか。そのうえで、これからの暮らしに無理のない計画になっているか。繰り返し確認しながら進められたことが、夫婦の安心につながりました。
資金面の不安を一つずつ整理するところから始まり、これからの家族の姿を思い描いてつくった住まい。今はまだ余白のあるこの家に、これから家族の暮らしが少しずつ刻まれていきます。
2026.9.26取材
写真 ホシノ映像舎 岩崎大
記事 iezoom編集部 松下綾
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