iezoom編集部は、年間100軒を超えるお住まいにお邪魔し、家づくりの体験談を取材撮影させていただいております。この記事では、取材を通して出会った住宅の多彩な工夫が見られる階段の施工例をご紹介します!
鉄工所で作ってもらえた、下を塞いだデザインの階段 鹿追町N邸/カントリーヴィレッジ
「スケルトン階段は、デザイン的には好きだけれど下を見た時に少し怖いと感じると伝えたんです。そうしたら鉄工所で下を塞いだデザインのものを作ってもらえて。気に入っています」
自然の中で子育てを楽しむ、ナチュラルモダンの家/鹿追町Nさん
吹き抜けをぐるりと巡る回廊風階段 札幌市M邸/シノザキ建築事務所
リビングは2段低いダウンフロア。吹き抜けをぐるりと巡る回廊風の階段に囲まれ、ほどよいおこもり感があり、ゆったりと落ち着ける空間です。
階段を上ると、中2階には広々としたスキップフロア。手すり越しには階下が見渡せます。「おーい!」と上から娘さんが呼びかけると、1階のパパとママが手を振ります。上下階がゆるやかにつながり、いつでも家族の気配が感じられます。
記事はこちら 吹抜けリビングに回廊風階段・SE構法で大空間を実現 札幌市北区/M邸
大工さんの腕の見せ所、リビングの木製階段 札幌市Z邸/丸三ホクシン建設
床は無垢(ニレ)のフローリング、天井は梁現し、室内の壁は石灰岩を原料とするハミルトンウォール。
木製の階段も大工さんの腕の見せ所です。
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黒いアイアン手すりが映える吹き抜けのリビング階段 札幌市S邸/リビングワーク
南面と東面の2方向に大きな窓を配した吹抜けのリビング。光がたっぷりと注ぎ、気持ちのいい空間です。黒いアイアン手すりの階段は、Sさんのお気に入りのひとつ。家族の行き来も見守ることが出来るつくりです。
踏み板には足裏に心地よい無垢材を使用。長女のAちゃんも日当たりのいいこの階段によく腰かけています。
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タモ材を使った美しい曲線のさらし階段 札幌市K邸/H.M 越智建設
玄関ホールは広々とさせ、ウッドデッキのある庭とのつながりが見えるよう大きな窓を取りたいというのがご夫婦の希望でした。越智社長はそこに、2階へつながるさらし階段をプラン。訪れたお客さまにも好評なのだそう。
階段の手すりは越智社長自ら、材を見ながら少しずつ削って曲げたもの。裂ける一歩手前まで最大限に曲げることで、この美しい曲線が生まれるといいます。「階段はアルミやスチールが一般的だけど、木材屋さんに使うわけにはいかないからね」と笑う越智社長。丁寧な仕事ぶりがうかがえます。階段に使ったのはタモ材です。
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多彩な用途に活躍している主役級の吹き抜け階段 札幌市K邸/SUDOホーム
階段は、K邸にとって主役ともいえる場所。3階までの吹き抜けです。
2階から3階へと向かう途中の踊り場は、正面の大きな窓からの採光はもちろん、見晴らしも抜群です。長女が小さな机を置いて、いつもと気分を換えたスタディ・スペースになることも。春になると向かいの公園の桜が見えてお花見もでき、家族のお気に入りスポットです。
階段の隙間からは、リビングやダイニングキッチンがチラリと覗け、ちょっとしたワクワク感をかき立てられます。秘密基地のようで子ども達が大好きな場所だそう。
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階段の踏み面は無垢材で、空間を無機質過ぎないナチュラルな風合いに 石狩市K邸/笠井啓介建築研究所
玄関ホールです。奥行き8メートル近くある長い土間と、高さ約5メートルの吹き抜け空間が広がります。スケルトン階段が空間をより解放感あるすっきりした印象にしていますが、階段の踏み面は無垢材で、空間を無機質過ぎないナチュラルな風合いにしています。
1階・2階を貫く大きな吹き抜け空間があるので、2階ももちろん開放的です。
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スキップフロア階段のリビング 札幌市Yさん/(株)キクザワ
吹抜のリビングはスキップ構造になっていて、1階フロアから2段下がったところに7畳の半地下空間があります。その上にも階段途中のフロアがある、リズミカルな造りです。
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スケルトン階段と造作家具が映えるリビング 札幌市K邸/サンケイ建匠
リビング・ダイニングは最大天井高約7.2mの吹抜けによって、開放感あふれる大空間を創出しています。吹抜けの中にあるスケルトン階段は圧迫感が無く、一体化して室内をより広く感じさせます。なお、階段の手すりはスチール製。ホワイトに塗装することで、室内の雰囲気にマッチした明るく洗練された印象です。
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上下の連続窓とスケルトン階段を見せ場にした遊び心あふれる空間設計 札幌市K邸/リビングワーク
スケルトン階段の下にはL字型にカウンターを設置。短大生の娘さんは、毎朝ここで身支度をしています。窓からの自然光がメイクにも最適です。壁面にはメッセージボードとしても重宝しそうな黒板を付けました。カウンターには料理本やぬいぐるみなどを置き、ディスプレイも楽しんでいます。
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階段の踊り場を椅子がわりに 当別町T邸/辻野建設工業
白い塗り壁、そして木の質感にあふれた13.5畳のLDK。フローリングはナラの無垢材で、こちらもTさんたちが塗装に参加しています。オープン階段の踊り場は椅子かわりに使うことも想定しています。
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木の透かし階段に麻ひもで編んだネットを後付け 札幌市・Oさん/晃和住宅
リビングと一体化したL字型の玄関ホール。アウトドア好きなご主人の「家の中にも靴のまま歩き回れるスペースが欲しい」という要望から生まれた土間の空間です。天井のアクセントクロスはネイビー。木の透かし階段には落下防止のため麻ひもで編んだネットを後付け。海の家のような雰囲気を演出するアクセサリーとしても素敵ですね。
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スキップフロアと中2階のように使える踊り場のある吹き抜け階段 札幌市O邸/シノザキ建築事務所
吹き抜けやスキップフロア、中2階のように使える踊り場など、のびやかな広がりを見せるLDK。階段は通常の約1.5倍という横幅でゆとりを確保。また、1階に降りていく3段分の踏み板は、ほぼ正方形で何人かが腰掛けることもできます。「リビングのソファやダイニングのチェア、階段など、LDKの中でみんなが思い思いの場所に座ってくつろいでいます。程よい距離感がいいのか、ソファに固まって座っていた頃よりも、家族のおしゃべりが増えましたね」とご主人。
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通り土間からロフトへ、木製のスケルトン階段 札幌/SUDOホーム
この家の最大の特徴である「通り土間」。東西2つの出入り口を、床暖房の入ったタイル貼りの土間が結びます。「買物に出かけるときはバス通り側から出たり、車のときは裏通りから出たり、その時々で使い分けられて便利です」と奥さま。土間からロフトへ上がる階段は、骨組みだけで構成されたスケルトンタイプ。
踏み板は山小屋のように厚ぼったくならないよう、踏み板を繊細に細工しています。
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間接照明でムーディーな雰囲気に 江別市Hさん/株式会社キクザワ
ムーディーで意匠性のある階段の手すり。Hさん邸は木をたっぷりと使いながら、間接照明を効かせているのもポイントです。キクザワさんによるデザイン提案。「とても気に入りました。ちょっと凝った家にしたいという私の思いを担当の金谷常務と佐久間さんのお二人がカタチにしてくれました」
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お子様を見守ることのできるアイアン手摺りのリビング階段 石狩市F邸/ブレイン札幌
キッチン横のリビング階段には奥さまの希望で造作のアイアン手摺を採用。スッキリとしたデザインは、お子さまの様子を見守ることができて安心です。かね折れ階段の踊り場は丁度キッチンに立つママの目線ともピッタリな高さ。Mちゃんのママを呼ぶ声が今にも聞こえてきそうです。
写真右は階段の踊り場からの眺め。上階は3mある1階リビングの天井高に合わせた2階(濃紺の壁紙の貼られたフロア)の手前に、通常の1階天井高に合わせた中2階がつながるスキップフロア構造。設計士さんのアドバイスにより、高さや奥行きを感じられる立体感あるデザインになっています。
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4層スキップフロアの吹き抜け階段/札幌市 Iさん 北渡建設
床から土間の高さまで掘り下げた階段下のペットスペース、1階、吹き抜け階段の踊り場、踊り場から出入りできる書斎、そして2階と、Iさんのお宅は内部が4層構造のスキップフロアになっています。
リビングに入ってすぐ右手にある吹き抜け階段。ここで縦への視界が一気に開けます。大きな採光窓からの日差しはさらし階段を通して1階まで届いています。階段下には収納棚を介してペットスペースが設けられています。
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現代的にアレンジした階段箪笥 ニセコ町Y邸/アウラ建築設計事務所
Y邸は平屋にロフト付きの2DK。玄関から張り出した壁は直接リビングやダイニングが見えない目隠しの効果もあります。壁の裏には、ロフトに上がる階段箪笥を造作しました。関西の町家で普及し始めたと言われる伝統的な階段箪笥を、山下さんは現代的にアレンジしました。
壁を山並みのシルエットのような形にしたのは、住み手らしさやその土地らしさを家づくりに反映する、建築家の山下さんならではのデザインです。
記事はこちら ニセコ移住。ネコと自然の中で暮らすロフト付き平屋 ニセコ町・Yさん/アウラ建築設計事務所
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