恵庭育ちのYさんご夫婦は、マイホーム建築にあたり、自然素材を使った居心地の良さや使いやすい間取り、造作のオリジナル家具などで人気のある地元・恵庭の工務店キクザワに設計・施工を依頼することにしました。
完成したマイホームは、吹抜のLDKにスキップフロアのある、リゾート感たっぷりのお宅。こだわりを反映した個性が光る一棟です。今回はキクザワとの家づくりについて、Yさんご夫婦と担当の菊澤専務にお話をうかがいます。
内外装ともに大好きな南国リゾートをイメージ
Yさんのお宅はホワイトの金属サイディングをメインに道南杉を貼った玄関、木製のカーポートなど、爽やかな印象の外観です。傾斜屋根には太陽光パネルも搭載しています。
レンガのアクセント壁が印象的な玄関。「もっと収納を広げるという選択肢もありましたが、憧れのレンガ壁にすることにしました」と奥さま。観葉植物のグリーンが映える空間です。
LDKは約20畳。ゆったりとした空間が広がっています。ダイニングの天井にはレッドシダーをあしらいました。
フラットな対面キッチンはクリナップ製。スタイリッシュなセラミック・ワークトップを採用しています。ダイニングに座っている人とおしゃべりしながら食事ができる広いキッチンは、奥さまの希望でした。クロスやタイルにはブラックやグレーのアイテムを採用し、シックにまとめたインテリアも素敵です。
よく来客のあるYさん邸。「居酒屋やカフェのようで居心地が良いとお友達にも好評です」と奥さま。
リビングは、吹抜に加え、床と高さを合わせた造作のウッドデッキが大きな窓越しに広がり、空間をさらに広く演出しています。
ブラックウォルナットの床材に家族それぞれのチェアが置かれた様子は、まるでリゾートホテルのよう。非日常を感じさせてくれる空間です。
テレビボードはキクザワのオリジナル。背面には階段横のアクセント壁とお揃いのストーンタイルがあしらわれています。菊澤専務がお客様の要望を元に探して見つけだした素材で、夜にサンプルを持って小樽まで駆けつけてくれたことも、おうちづくりの印象深いエピソードの一つなんだとか。テレビの大きさから窓の配置まで綿密に計算され、見事なバランスで高級感の感じられるデザインに仕上がっています。
吹抜のリビングはスキップ構造になっていて、1階フロアから2段下がったところに7畳の半地下空間があります。その上にも階段途中のフロアがある、リズミカルな造りです。
階段途中のスキップフロア。
こちらは沢山の雑貨が収納できる可動棚とデスクを造り付けた家族共有の書斎になっています。
ブルー系のクラッシュタイルが海を連想させるユーティリティ。大きな3面鏡の洗面化粧台や収納など、全てキクザワの造作です。便利な収納付きカウンターやハンガーラックも備え、洗濯仕事もしやすい造りになっています。
家族の「好き」を反映した2階居室
1階はリゾート風なコーディネートで統一したというYさん。2階は家族それぞれの好みを反映した個室で構成されています。
インディゴブルーをアクセントに使ったご夫婦の寝室。
主寝室と引戸でつながる奥さまのクローゼットは、ハンガーラックのほか、奥まで壁一面に趣味のコミック本や雑貨などが収納できるニッチ棚を造作しました。奥行きのある窓台を造ることから専属大工が手づくりで行っており、キクザワの提案力と職人の技が光るポイントです。
こちらはホールを介して出入りできるご主人のクローゼット。魅せる収納でショップさながらのオシャレな空間に仕上がりました。
2階には他に、息子さんの個室があります。
家づくりについてお聞きします
Q 依頼の決め手は?
奥さま IEZOOMなどの住宅情報サイトで見ていて、地元の恵庭の会社だったことと、住みやすさや要望を反映した家づくりや仕上がりの雰囲気が希望に合うと感じました。
家の構造や実際の工事など素人にはわからない部分も多いので、信頼できるかどうかは大切だなと思っていて、専務とのやりとりを通して、一つ一つの丁寧な受け答えに、この方、この会社なら大丈夫だと確信できたことも大きな決め手となっています。
Q 土地探しはどのように?
Yさん 妻がインターネットで不動産情報を得て、候補の土地を自分が実際に見に行くといった自然な役割分担で、2年ほどかけて、ようやく入手しました。
札幌は良いなと思った土地が出てくるとすぐに売れてしまうので、この土地はインターネットの新着情報を得て、その日のうちに「買い付け証明」まで一気に話を進め、キクザワさんにも見てもらった上で契約しています。
Q この家の特徴は?
Yさん 「オリジナリティ」だと思います。性能の良い、暖かい家というのは増えていると思いますが、ここまでミリ単位ですべての希望を形にしてくれる、それに加えてこちらが考えの及ばない部分まで引き出し、提案してくれる会社さんは、なかなか無いのではと思います。
提案に対してこちらが「もっとこうしたい」と、打合せを重ねる毎にブラッシュアップしていくような家づくりでした。
奥さま 3畳の小さなクローゼット部屋を丁寧につくってくれたり、規定サイズ以外のものも造作で色々造ってくださいました。例えばコミック本の収納棚は窓下の壁を前面に出して、ニッチのようにしてくれて。
毎日のように現場に行っていたので、菊澤専務の造作図を見て、悩みながらも形にしていく大工さんの姿を間近で見ていますし、その苦労と、仕上がりの美しさには感動しました。お友達が遊びに来ても、すごい、格好いい!と評判の良い場所です。
菊澤専務 僕が造作図を書くときは大工さんとの勝負だと思ってます。ちゃんとそれに応えてくれる大工さんがキクザワには揃っているので、僕は安心して任せられます。プロ同士の切磋琢磨ができる環境です。
Q 住み心地は?
Yさん デザインの良さはもちろんですが、じわじわと実感できるのは住宅性能の良さですね。家中どこに居ても温度が一定で暖かいです。
Q 太陽光発電を付けましたが、光熱費は?
奥さん 4月に入居して7か月経ちますが、電気料金は、暖房もハイブリッド暖房で電気を使うタイプですが、大体月々4千円か5千円くらいです。売電分は月にならすと2万5千円で、かなりプラスになっていると思います。
Q 蓄電池も付けましたよね?
奥さん 札幌市の再エネ省エネ機器導入補助金が太陽光発電と蓄電池のセットで48万円ほど出ました。地域型グリーン化住宅補助金も対象になったので、合わせて150万円ほどになり助かりました。
Yさん 再エネ補助金の方はやろうと思えば自分でも申請ができるものだと思います。僕自身は書類を扱うのは慣れているので、菊澤専務に関係書類を用意してもらい、スムーズに提出できました。
Q キクザワで建てた感想は?
Yさん 一言で表すと「一方通行じゃない、一緒につくり上げる家づくり」です。菊澤専務も楽しんで家づくりをできたと言ってくれて、僕らも嬉しくなりましたし、お支払いした以上のものをつくってもらった気がします。
奥さま キクザワさんが「やめたほうがいい」と勧めるのはプロの目線からのアドバイスであって、面倒だからということは一つもありませんでした。「もっとこうしたほうが良い」という提案を必ずくれて、それを聞いた私たちも全て納得して家づくりが出来て、とても嬉しかったです。
遊びにきた友人が「もうこんな時間」とついつい長居してしまうほど、居心地のよいYさんのお宅。ご夫婦は来夏の楽しみとして、ウッドデッキでのバーベキューを上げていました。「本物の注文住宅」の醍醐味を、お聞きした取材でした。
2022年02月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。