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店舗併設住宅の施工事例まとめ 札幌ほか北海道

こんにちは、IEZOOM編集部です。今回は札幌ほか北海道で、美容室やカフェなどの飲食店、教室を開催できるサロンや工房など、自宅に併設した新築住宅の施工事例をご紹介します。



店舗や教室などのパブリックな空間と、家族のプライベート空間をどんな風に住み分けるのか、希望を形にするまでのそれぞれの工程など、参考にしたい内容が盛りだくさんです。


目次

【真狩村】カフェ・美容室併設のこだわり住宅/晃和住宅



以前から自然を身近に感じられる地域に住みたいと考えていた秦さんご夫妻は、まず土地探しからスタート。自然の豊かさや住民のあたたかさに魅力を感じて真狩村に移り住むことになりました。住宅を建てるにあたって数カ所の工務店まわり、出会ったのが晃和住宅さん。少ない予算ながらも真剣に話を聞いてアイディアを出してくれた社長の小川さんや担当の杉林さんの姿勢に惹かれ、晃和住宅さんに決めました。



河川敷公園に面した南向きの大きな窓から、あたたかな光が射し込む美容院スペース。木を基調としたあたたかみある店内には、ヴィンテージテイストの照明や時計が配され、とても落ち着く空間となっています。



こちらはカフェスペースです。北側の窓からは雄大な羊蹄山を眺めることができます。人気家具ブランド「TRUCK」や「カリモク家具」のこだわりのソファが、木をふんだんに使った空間にとても馴染んでいます。



こちらは2階の居住スペース。薪ストーブが放つふんわりと包まれるような暖かさは、木の素材感やヴィンテージ家具とともに、スローでナチュラルな空気感を作っています。



奏さんご夫婦「美容院もカフェも、お客様に心地よく過ごしてもらえることを第一に考えました。今後はこの土地を活かして、ドッグランを作ったり、木を植えて森のようにしたりと色々と計画しています」。

真狩の自然に溶け込むログハウス風の建物で、美容室とカフェを経営しながらスローライフを実践する奏さんご夫婦。夢の実現は、頼れる工務店との出合いがあってこそですね。
晃和住宅 札幌から90分。自然に囲まれた暮らしを。カフェ・美容室併設のこだわり住宅/真狩村・秦さん 晃和住宅

【旭川】江丹別のレストラン「Chirai」の魅力/アーケン



「江丹別(えたんべつ)」に「Chirai」(チライ)というおいしいレストランがあることをご存じですか?店内の天井はウェスタンレッドシダーの板張り。板張りのラインが、カウンター、ベンチと同じ方向で空間自体をシャープに見せています。



このお店の自慢の一つ5.5メートルの大きなカウンターテーブルは、「白樺」をきこり、家具職人、建築家、林業研究者、地元の生産者、学生、地域おこし協力隊員などたくさんの人の力を借りて江丹別の山から伐り出し作成したものです。(記事はこちら



オーナーシェフの嵯城要介(さじょうようすけ)さんは、旭川グランドホテル(現omo7旭川)をはじめ、旭川市内数店でシェフとして勤務し、日本の文化とフランス料理を融合した料理、そしてベーカリーやスイーツも得意な腕の良いシェフ。ご自身の食へのこだわりを実現するために独立しました。


2階居住スペースのリビングは高天井の大らかな空間に仕上がりました


嵯峨さん「最初は、ハウスメーカーの展示場なども見学に行きました。でも江丹別や青いチーズへの思いが溢れる伊勢昇平さん、いろんな縁と提案をしてくれるアーケンの藤原社長とのご縁で、江丹別を移住先に選び、建物はアーケンさんにお任せすれば、あとは自分の頑張り次第でうまくいくと思いました。アーケンさんは人のつながりも作ってくれる住宅会社です」と振り返ります。

旭川の住宅会社・アーケンで家や店舗併用住宅などを建てる場合、家づくり・店舗づくりにとどまらず、思った以上の提案や人脈などが生まれるというお話でした。
アーケン 「江丹別」(旭川)の レストラン「Chirai」の魅力

【石狩市】カフェスペースと陶芸工房がある家/辻野建設工業



Kさんのご家族は、ご夫婦と高校生・小学生2人のお子さんの4人家族。上のお子さんの小学校入学のタイミングでマイホームを建てました。土地は駐車スペースが確保できるような間口の広い場所を、住宅にはカフェスペースと陶芸工房の併設を希望。入居当初は子育てに追われていましたが、下のお子さんが小学校に入学した年に、奥さまは念願だったカフェをオープンしました。



アトリエには便利な作業用シンクも完備。裏に出られる勝手口もついています。形になった器は、裏の物置に旦那さんが取り付けてくれた電気釜で焼いているそうです。「ここで過ごす時間がとても好きです」と奥さま。大きな開口部からやさしい光を受けながら、創作の時間が流れます。

Kさんのように、「暮らす」という視点だけでなく「つくる」「集う」「招く」「もてなす」などの要素を採り入れると、住宅の設計はもっと面白くなり、住む人の暮らしも、より楽しいものになりそうです。
カフェスペースと陶芸工房がある薪ストーブの家/石狩市K邸 辻野建設工業

【札幌】思い出の家を隠れ家カフェにリフォーム/ヨシケン一級建築士事務所



築40年以上になる祖父の家をリフォームしてオープンした“隠れ家カフェ”として人気の「喜茶ゆうご」さん。雄吾さん「三世代の大事な思い出が詰まっている家です。庭にも、おじいちゃんの育てた植木がいっぱいあって。そういった財産を生かしながら、お客さまに喜んでいただけるような店にしたいと思いました」。

住宅会社はそれぞれ特徴がありますが、センスや相性が合えばより理想の家を手に入れることができること、そのためにはあきらめず探し続ける努力も必要と感じる実例です。
ヨシケン一級建築士事務所 思い出の詰まった住まいが隠れ家カフェに 札幌市「喜茶ゆうご」

【札幌】ヘアサロンはDIYで手づくりも/白田建築事務所



以前勤めていたヘアサロンも白田建築事務所で建てたもので、自分が独立する時は「白田さんに」と決めていたという松口さん。欲しい棚やワゴンはDIYによるもので、お客さんにも大好評。店内は構造用合板を「現し(あらわし)」として使っていて、設計の工夫によってより広く、空間を無駄なく利用する"白田スタイル"はローコストで建てられるのも大きな強みです。地中熱を利用したアースチューブによる換気も魅力です。

新居のペンキ塗りをしたり、インテリアを工夫したり、みずからアイディアを出したりと、積極的に家づくりに参加できるのも、注文住宅の醍醐味です。
ヘアサロン「Bruno(ブルーノ)」理想の店舗兼住宅づくり/札幌市西区・松口さん/白田建築事務所

【旭川】おうちサロンのできる家づくり



旭川の園田さんの奥さまは、自宅で子育てママ向けに離乳食・幼児食の教室を開催しています。玄関に入ると、靴がびっしり!教室が開催されるのはキッチンやダイニングがある左。右はリビングです。「おうちサロン」を開催する場合、家族が過ごす空間と、お客様をお招きして教室を開く空間を分けることができると準備や運営、後片付けもしやすくなります。

奥さま「この家が無かったら離乳食の教室を軌道に乗せることは出来なかったと思います。家事と子育てと教室を両立できます。また住宅なので、受講生もお子さんを連れてきやすく喜ばれます。普段の生活でも、快適な住み心地で満足しています」。

設計施工を担当したアーケンさんは、オーナーが目指す取組を一緒になって実現させようという思いの強い工務店でした。
おうちサロンのできる家づくり 離乳食・幼児食の園田奈緒先生のご自宅/旭川・アーケン

【長沼町】田園風景広がるカフェ併設の家



白田建築事務所で念願のカフェ兼住宅を新築したSさん。店内に入ると連続する大きな窓の向こうに広がる畑のグリーンが目に飛び込んできます。Sさんはご夫婦ともに本州の出身。カフェをやるなら「これぞ北海道」という景色が眺められる場所でやりたいと考えおり、WEBで見た白田さんの施工事例に魅了されたそう。「OSBや天井材表しの構造や、木の温もりが感じられる家づくりが自分たちの希望にぴったりだと感じ、すぐに連絡しました」。

家の構造や性能に必要な要素だけを吟味して建てられた家は、オーナーのDIYによって、自分たちらしい空間に仕上がっていました。
札幌近郊でスローライフ!田園風景広がるカフェ併設の家/白田建築事務所

【札幌】隠れ家イタリアン店を営む3世帯住宅/北渡建設



清田区でも評判のイタリアンレストラン「ミオビーノ」のオーナーシェフ・野崎さんは、地下鉄駅近くの便利な場所に店を構えていましたが、現在の地に店舗兼住宅を建てて移転しました。「北渡建設さんのモデルハウスに一目ぼれでした。中を見たとたん、直感で"これだ!"と思いました。木などを使いながら、カッコよさで魅せる家。外と室内をつなぐスカイコートもいい。こういった建物を造る会社なら、自分の理想も実現できると」。そう決めたのは、対応した渡部社長の誠実な人柄もあったそうです。

お客さんはもちろん、お店側として、また住み手としての快適さも細かく考えられた設計に満足なご様子です。
予約が絶えない隠れ家イタリアン店と、ほどよい距離感の3世帯住宅/札幌市清田区・野崎さん 北渡建設

店舗併用住宅は、お店やサロンの機能と住みよい我が家の機能を両立させるうえで、通常の住宅を建てるよりも課題が多いということが分かります。住宅会社探しは、そうした希望や悩みに寄り添い、目指す形を実現する上でも重要な要素になりそうです。

2020年05月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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