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東川町で愛されるパン店「18ベーカリー」と店舗兼住宅/セルコホーム旭川


道の駅ひがしかわ・道草館や東川町役場から徒歩10分、まちの中心部にある18(いちば)ベーカリー。2020年11月のオープン以来、地元の人たちと観光客が訪れる人気のパン屋さんです。

オーナーは元看護師の市場梨沙さん。セルコホーム旭川・小森工務店で店舗兼住宅を建築し夢の実現にこぎ着けました。

地元客から観光客まで人気のベーカリー

ツートンカラーのラップサイディング、小屋根のついたポーチや化粧柱、2階の飾り雨戸など、かわいらしい表情の18ベーカリー。



デザインガラスの入ったおしゃれな玄関ドアを開けると、50種類ほどのパンが並んでいます。大きな窓もあって店内は明るく清潔感があります。



パンは道産小麦やグルテンの少ないスペルト小麦を使用。店主の梨沙さんは身体にやさしい材料を使い、幼児から高齢者まで喜ばれるパンを食べてほしいと、朝2~3時に起きて作業に入っています。お値段もお手ごろで、季節のパンを楽しみにしている常連客も多いとか。


※撮影のため、一時的にマスクを外していただきました


「朝早く仕事や学校に行く人たちや、お子さんを幼稚園に送った帰りのお母さんが食べられるように、すべての種類を揃えて朝からオープンしています」と話す、店主の市場梨沙さん(右)。ご主人は福祉関係のお仕事をしていますが、オフのときにはお店を積極的に手伝っています。梨沙さんのお母さまは、パンを1個ずつ包む作業をお手伝い。ご家族で店主の梨沙さんを応援しています。

カナディアンテイストの外観と自由設計に惹かれて



2019年の春、祖母から受け継いだ土地に、お母さまと2人のお子さんとの5人家族で暮らす店舗兼住宅を建てようと考えた市場さんご夫妻。店舗の奥と2階に居住スペースがあります。


こちらは、建物横にあるファミリー用の玄関


ご主人のきょうだいがセルコホーム旭川・小森工務店で家を建てていたことから同社を知ったという二人。ほかの会社と比べても、小森工務店の設計の自由度や対応の細やかさに惹かれたといいます。「担当の諸橋さんは家づくりの実績がこれまでの経験からいろいろとアドバイスをしてもらえるし、相談もしやすくて安心感がありました」

明るさが不可欠、柔軟な設計で安心の家に



ご夫妻が第一に希望したのは、明るい空間をつくることでした。天井と壁のクロスはホワイトを採用。太陽の光を採り入れるために、リビングなど部屋の窓はなるべく大きなサイズにしました。キッチンやお風呂、ユーティリティにも採光窓を設けています。照明プランも、諸橋さんと相談しながら慎重につくっていきました。



「母には、お店のことや家事などいろいろと助けてもらっています」と話す梨沙さん。LDKのソファ側にある引戸を開けると奥にトイレ、右側にウォークインクローゼット付きのお母さまの部屋があります。



キッチンの後部収納は前のアパート使っていたもの。この収納と冷蔵庫の間に、諸橋さんが寸法を測って造作カウンターを設けました。天板の下にはダストボックスがすっきりとおさまっています。



ご主人の要望で、壁のコンセントは多めに、高さもしゃがまずに済む位置に設けました。「スマホの充電やプラグの抜き差しがラクにできるので、とても便利です」と喜んでいらっしゃいます。ダイニングテーブルのそばにも、ホットプレート用のコンセントを付けました。

2階の書斎スペースで日々パンの研究



「温度ムラがなくてどこも暖かいし、床も足ざわりがいいので、よく裸足で過ごしています」とご主人。



ウォークインクローゼット付きの主寝室。



娘さん(左)と息子さん(右)の部屋。息子さんはまだ2歳なので、ご主人が自分の部屋として使っています。



明るい黄色のクロスを使った書斎スペース。当初はご主人の書斎にする予定でしたが、いまは梨沙さんがパンの研究に使っています。



玄関には、店舗に直接行き来できる出入口も付けてもらいました。収納も靴をしまう棚や上着掛けのコーナーも設けるなど、しっかりと計算されています。「ユーティリティの収納もそうですが、諸橋さんにはちょうどいい場所に、ちょうどいい大きさの収納を提案してもらいました」

屋根裏のスペースも、その涼しさを利用して野菜やパンの材料を貯蔵するのに使っているそうです。

「りさパン」から「18ベーカリー」へ


※撮影のため、一時的にマスクを外していただきました


「じつは、ベーカリーをオープンさせるのは、もっと先の予定だったんですよ」と話す梨沙さん。「いつかは、お店にもできるように」と諸橋さんに依頼して、ベーカリーの設備を置く床部分の強化や配管の準備を行ったうえで、当分はひとつの部屋として使う予定だったそうです。




看護師時代も、夜な夜なパンを作っては職場で配り、楽しみにしていた人たちから「りさパン」と呼ばれていたという梨沙さん。旭川のベーカリーで修業を経て、2020年11月に「18ベーカリー」をオープンしました。

いまはプロとして日々研究を欠かさず「朝も夜もパンのことばかり考えていますね」と笑います。そんな梨沙さんを、包み込むようなほほえみで見守るご主人。

「プラン時からの間取り変更や追加工事など、諸橋さんには本当によく対応をしていただきました。セルコホーム旭川・小森工務店じゃなければ、このお店の“顔”もつくれなかったし、ここまで暮らしやすい家にならなかったと思います」。そう言って、パン屋さんらしい爽やかな笑顔を見せるお二人です。

記者の目 

18ベーカリーさんのパンは本当においしい。生地はもちろん、フィリングにもワンランク上の工夫がありました。それでいて値段はお手ごろ。通勤・通学するお客さんのために人気のジュースを揃えておく、週末はパンを朝食にする人のために目玉焼きをのせたトースト・クロックマダムを出すなど、店主・梨沙さんの細やかな配慮が感じられると同時に、こだわりのうつわ=建物をつくったセルコホーム旭川・小森工務店さんの対応力や提案にも、さすがと思わされました。

18BAKERY (いちばベーカリー)

上川郡東川町北町3丁目1-4
TEL 0166-82-3244
平日  7:30-17:00 なくなり次第閉店
土日祝 8:00-17:00 〃
(定休日 毎週水曜木曜、第2・4日曜)
Instagram https://www.instagram.com/18bakery/

ライター 高橋明子
カメラ  村川翔健


2021年04月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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