流行に左右されない風格ある輸入住宅の魅力
カナダでは、多くの住宅街が街路樹や庭木、芝生の緑と、外壁レンガ・三角屋根の住宅によって美しい景観を生み出しています。Googleマップでカナダの市街地を見回るとよくわかります。
端正な住宅が地域の美観を形成し、住宅自体も、何十年経過しても流行遅れにならず、むしろ風格が増し、資産価値が高まる家づくりです。
日本にも和風住宅という伝統と風格があり流行に左右されない住宅がありますが、北海道ではほとんど見かけません。 むしろ1990年代に北欧や北米などから伝わり、約30年近く経った現在でも、風格あるデザインや豊かな暮らしのイメージとともに安定した支持を得てきた住宅があります。「輸入住宅」です。
ガーデニングにもとても似合うカナダ輸入住宅
輸入住宅といえば、セルコホームを思い浮かべる方も多いと思います。セルコホームは、堅牢で住宅性能が高く、デザイン面でも住む人の美意識、愛着を育むカナダ輸入住宅を日本各地で展開し、施工実績で全国ナンバーワンです。
そのセルコホームを旭川エリアで取り組んでいるのがセルコホーム旭川・小森工務店です。小森工務店は大工の育成と技量向上に取り組み、自社内にツーバイフォーのプレカット工場も稼働させ、施工精度向上にも取り組みながら、年間25棟ペースで、旭川・上川・空知・宗谷など道北エリアを中心に住宅を建ててきた地場中堅ハウスメーカーです。この小森工務店が、主力商品とするのがセルコホームのカナダ輸入住宅です。
今回は、2003年に同社がモデルハウスとして建設した家を、2012年に購入し、6年間暮らしているTさんご夫妻にお話を伺いました。
輸入住宅とはどういうものか、
完成から15年経った家は劣化・故障していないか、
元モデルハウスを買うという選択肢、
ガーデニングの楽しみ方、
さまざまな視点で読んで頂ければと思います。
旭川市豊岡にその住宅はありました。植栽、レンガの外壁、玄関ドアの色合いが美しいですね。
レンガを敷いた隙間にふわふわした繊細な印象の緑のモスが広がっていました。雑草を抑制する、土が剥き出しになるのを防ぐ役割もあります。
家を囲むように様々な草花が咲き誇っています。Tさんは花やミニトマト、イチゴなどの苗も育てていて、家を美しく彩る庭としてだけでなく、植物を育てる楽しみもこの家で実現されていました。
モデルハウスとして購入したこの家ですが、除雪の手間を削減するなど、実際の生活の利便性なども踏まえ、カーポートを設置しました。
玄関。木と白い壁を基調とした内装に、キャンドルスタンドやフラワーベースなど調度品も似合います。
玄関ホールは吹き抜けになっていて、大きな絵画が飾られていました。
階段の手すりの意匠も輸入住宅らしい重厚感と、手ざわりの良さでした。
玄関ホールの吹き抜けにはハーフサイクルウインドウ(半円の窓)の採光窓も。輸入住宅の定番アイテムです。
来客は、外観と開放感いっぱいの吹き抜け玄関、豪華な階段などを目にするだけで、この家の魅力に気付くと思います。
1階のリビングダイニング。照明、カーテン、腰壁のクロスなどは設計士やインテリアコーディネーターがプランし統一感を高めています。重厚感のあるソファー、絵画、食器棚などはT夫妻が、家具店などを巡って購入しました。
セルコホームの格子の入った窓は、内側に網戸があり、汚れにくく掃除も簡単です。
では、輸入住宅を購入された経緯について伺います。
家を購入した動機は?
ご主人 以前は旭川市東光の賃貸アパートに住んでいました。東光地区は病院・銀行・スーパーなどが近くにあり、車なしでも快適に暮らせるエリアで、職場も近いということで気にいっていたのですが、住んでいた賃貸アパートは手狭だったこと、そして結露に悩まされていました。そこで分譲マンションを購入することを検討していたのです。
奥さま そんなタイミングで、東光の隣のエリアである豊岡地区に、セルコホーム・小森工務店のモデルハウスがあったので、ちょっとだけ気になって、見学させてもらったんです。実は私は、洋風の家具が好きで、このモデルハウスもひと目みて欲しいと思ったんです。
住み心地はいかがですか?
ご主人 まずレンガの外壁など外観のデザイン・統一感が良いですね。そして2003年に完成した家を2012年に私たちが買ったので新築ではありませんが、古さを一切感じません。
天井が高く、各部屋も大きめでゆとりを感じます。冬でも暖かいし結露やカビの悩みもありません。むしろ乾燥が気になる時期は加湿器を使うようになりました。
奥さま トータルコーディネートされたモデルハウスを購入したので、家づくりの苦労はまったくありませんでした。しかも住んでみると困った事や不満などはありません。すごく良い出会いでした。
ご主人 モデルハウスとして建設されたため、階段下の壁に、吸放湿性能のあるタイルが貼ってあったり、なかなか贅沢な仕様になっています。
床面のフローリングは、ワックスかけをしなくてもいつも綺麗でツヤがあります。
窓の格子や照明、内装仕上げなど、さまざまな部分で小森工務店の輸入住宅としての気配りを感じます。
奥さま 実は、冬にモデルハウスを見学したので、こんなに庭が広いと気付きませんでした。もともと花を育てたりする趣味はなかったのですが、住み始めてから花壇の手入れなどを始めたんです。今ではガーデニングも楽しみです。
記者の一言
外観・インテリアなどどこを見ても素敵な家でした。新築から15年が経過すると、多くの家で外壁や屋根、設備機器などの修繕やリフォームが必要な局面を迎えます。ですがこの家は、外壁はレンガなので手直しなどが必要ありませんし、むしろ風合いが増していました。
リビングにはミニチュアの洋風住宅もありました。
定期的に送られてくるパーツを組み合わせて制作されたそうです。庭のお手入れ、家具のセレクト、そしてミニチュアの住宅とどれも洋風のデザイン、ライフスタイルを満喫されていました。
奥さまが「家に対する困り事や不満がないので暮らしがとても楽です。好きなデザインの家に好きな家具を置いて暮らせるのが嬉しいですね」と話してくれたのがとても印象的でした。
2018年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。