Story 取材記事

赤い三角屋根の洋風な二世帯・農家住宅 枝幸町/Hさん セルコホーム旭川 小森工務店


道北の枝幸町で酪農を営むHさん。以前は旦那さんのご両親の実家に同居していましたが、念願のマイホームを新築。ご家族みんなで新居に移って2年の月日が流れました。

設計・施工したのは旭川で半世紀以上に渡り家づくりを続けている大手工務店「セルコホーム旭川 小森工務店」(以下、小森工務店で紹介)。自社大工による2×6工法の丈夫な躯体に、カナダ輸入住宅の風格あるデザイン、断熱気密に優れた住宅性能で人気の住宅会社です。

希望のデザインと快適な住空間を叶えたHさんの奥さんにお話を伺います。

決め手は田園風景に溶け込む三角屋根の洋風デザイン



見渡す限りの雄大なオホーツク海が間近に見えるH邸。三角屋根は美観と耐久性に優れるアスファルトシングル。外壁は塩害や凍害に強く、デザイン面でも輸入住宅に似合う樹脂サイディング、飾り雨戸付きの3連の格子窓など、カナダ住宅のデザイン・テイストが生かされた外観です。


切妻屋根の破風には植物を連想させる妻飾りも


奥さん 小森工務店さんと出会う前、すでに大手ハウスメーカーさんにプランと見積りを出してもらっていましたが、プランを具体化していく段階で、予算に対してドンドン間取りが狭くなり、動線も希望が叶わないことが分かりました。

そんな折、小森工務店さんでマイホームを新築した主人の同級生のお宅を見せてもらう機会があり、自分たちが好きな洋風住宅のデザインに魅了されました。



小森さんが旭川の工務店さんだと聞いて、モデルハウスを見学に行きました。


Instagram @SUZUKI PUMPKIN


以前から美深町にあるカフェSUZUKI PUMPKINさんの建物が好きで、夫婦で前を通る度に、「いいね」と話していたのですが、モデルハウスで対応してくれた小森社長から、SUZUKI PUMPKINさんも小森さんのところで建てたと聞き、「この会社だ!」と半ば心が決まりました。

玄関ホールでセパレート。お母さんと夫婦が快適に暮らせる間取り



H邸は玄関を建物中央に配置。中に入ると向かって左手がお母さんの居住スペース、右手にご夫婦のLDKがあります。



こちらはご夫婦のリビング・ダイニング。格子窓から緑を眺められる、ゆったりとした造り。落ち着いた色合いのオーク材のフローリングや壁紙も印象的です。



レンガ調のクロスをあしらったダイニング・キッチン。



背面収納はオーク材を使ったカントリー風。小森工務店の大工さんによる造作です。



こちらはお母さんの居室。ソファーを置いて寛ぎの空間が広がっています。



部屋にはミニキッチンや冷蔵庫も完備。奥には仏間と床の間を設えた和室が続きます。


玄関にはシューズクローゼットを配した家族玄関も



両世帯が使いやすい動線を意識して、裏の勝手口から玄関ホールに続く廊下に洗面化粧台を配置しています。

奥さん 玄関ホールを中心に、二世帯の住空間を分けてもらいました。お母さんに来客があった時も、そのままお部屋にお通しできるので便利です。私たちの来客も、ホールからLDKにそのまま入ってもらえます。

また、ミニキッチンを付けたことで、お互いに気兼ねなく料理やお茶ができるようになったことも良かったですね。

家づくりについて奥さまにお聞きします

Q 新築はいつから考えていましたか?


広い敷地に牛舎が連なるHさんの牧場


奥さん 本当は子どもが生まれてすぐに建てたかったのですが、仕事柄、牛舎の建て替えや、機器のメンテナンスなどに費用が掛かり、住宅は後回しに。子どもたちも巣立ちましたが、主人が50代半ばに近づき、建てるなら今しかない!と決断しました。


窓からは枝幸の海が望める。海岸には冬になると流氷も流れてくるそう


また、実家は老朽化によって隙間風が入るようになり、冬場は浴室やトイレの寒さも気になっていました。この辺りは冬の最低気温がマイナス28度~30度まで下がる極寒地帯。ヒートショックなどお母さんの健康面も心配で、断熱気密の優れた住宅を希望していました。

Q 予算に対して希望は叶いましたか?


アクセントクロスをふんだんに使ったインテリアが楽しい


ハウスメーカーさんで感じたような、予算に対してコンパクト化して帳尻を合わせるような提案はなく、間取りや仕様についても柔軟に対応していただきました。

私はキッチンや壁紙にこだわりましたね。小森さんは旭川から枝幸まで足を運んでくださり、丁寧な打ち合わせを何回も重ねたおかげで、満足な住まいになりました。

建設中の現場にも行きましたが、若い大工さんが一生懸命頑張ってくれている姿を覚えています。順調に安心して工事を進めていただきました。



2階の洋室には当初予定になかったロフトも造ってもらいました。屋根傾斜を生かした遊び心のある空間が気に入っています。

Q 実際の住み心地はいかがですか?



以前は家族みんなが一か所に集まって、プライベートな空間も無く、ぎゅうぎゅうになって過ごしていましたが、今では主人も長椅子に座ってのびのび、ゆったりと寛いでいる様子です。



お母さんもお友達が来ても、家族に気兼ねなくおしゃべりが楽しめているようです。

そして一番感じるのは、本当に暖かい家になったということです。うちは猫を2匹飼っているのですが、以前はストーブの前を占拠していた猫たちが、今では自由に家の中を横断しています。どこにいても暖かい証拠ですね。


2023年08月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

セルコホーム旭川 株式会社小森工務店の取材記事