Column いえズーム コラム

家庭菜園、観葉植物…植物を楽しむ家づくり5選


家庭菜園やガーデニングは、一戸建て、そしてマイホームならではの楽しみですよね。また、室内で観賞植物を育てると、季節を問わずグリーンに囲まれた暮らしが楽しめます。土をいじることで心が癒され、収穫の喜びがある畑づくり。ガーデンは愛情を注ぐほどに、いとおしく、居心地のよい場所になります。そしてマイナスイオンを発する植物は「癒し」の効果が期待でき、室内を寛ぎの空間にしてくれる…。家庭菜園やガーデニング、観賞植物を、先輩オーナーたちはどんな風に採り入れているのでしょう?

庭や畑
・庭の一角に家庭菜園をつくりトマトやキューリなど身近な野菜を育てる
・広い畑に自給自足ができるほどのたくさんの野菜を育てる
・ぶどうやイチゴ、柿などを育てて果物狩りを楽しむ
・サクランボの木を植えて、春はお花見、初夏にサクランボ狩りをする
・バラやクレマチスなどを植えてローズ・ガーデンをつくる
・宿根草をメインにメンテナンスの要らないナチュラルガーデンをつくる
・木々を植えて木漏れ日の下にテーブルセットを置く
・日陰の小さなスペースを石畳やシダ植物で演出する

室内
・室内にウンベラータやパキラなどの大きな観葉植物をポイントとして置く
・温室をつくって熱帯植物などを本格的に育てる
・男前インテリアに似合うサボテンや多肉植物を楽しむ
・エアープランツやドライフラワーで室内をシックな空間にする
・暖かい場所で胡蝶蘭など華やかな花を楽しむ
・和の空間やモダンな室内に盆栽をあしらう
・ポトスなど、どんどん増える植物でボリューミーに演出する
・切花を絶やさずテーブルに飾る

などなど…まだまだありそうですね。いえズームでも、畑や庭、観葉植物を楽しんでいるオーナーのお宅を取材しています。ここからは実際の実例をご覧ください!

自然素材をバランスよく配したいごこちのいい空間 札幌市東区Y邸/三五工務店



白い壁と木材をバランス良く配し、手すりや照明器具などに取り入れた鉄素材が空間を引き締めています。ご主人が選んだ壁掛けの観葉植物も良い雰囲気です。



観葉植物を飾るようになったのは新居に住み始めてからのことで、今では近所の花屋さんから定期的にアレンジメントを届けてもらったり、ウッドデッキでブルーベリーやあじさいを育てているそう。
好きなものに囲まれて暮らす、ビルトインガレージと薪ストーブのある家

リビングから庭の緑が楽しめる家 札幌市北区T邸/シノザキ建築事務所



Tさんは、直前まで家族3人で、ご両親が残したご主人の生家に暮らしていました。もうすぐ3歳になる娘さんが通う幼稚園も近く、子育てしやすい環境が気に入っており、実家の建て替えを考えるようになったそうです。



リビングの大きな窓からは庭の緑が楽しめます。
勾配天井が生み出す開放感・性能も重視した24坪平屋住宅 札幌市北区

季節の移ろいを往来の人も楽しむことのできる植栽と庭 札幌市I邸/アウラ建築事務所



レストランはどんな方でもくつろげるよう、細部にまで工夫が施されています。お店の入り口に向かってスロープがまっすぐに伸びており、引き戸を開ければ段差なしでスムーズに室内に入れる造りです。支柱と手すりのある回廊には足元に植栽を入れ、季節が感じられるように。取材当日は愛らしい花々が盛りを迎えていました。

また、もともとあった庭の季節の移ろいを、地域の方が楽しみにしていることを耳にしたIさんは、庭木の一部をそのまま残し、より開放的で、往来の人も楽しめる庭に仕上げました。
車いす対応のバリアフリーレストラン「石のうえ」/札幌市Iさん

カーポートの横や裏庭でガーデニングを楽しむ 札幌市東区/白田建築事務所



玄関横をはじめ、カーポートの横や裏庭も素敵にガーデニングをしているのはお母さん。以前暮らしていた家も比較的街中にある一戸建てで、その時はロードヒーティングを採用していたそう。

お母さん 街中の住宅街では、除雪が大きな課題です。ロードヒーティングは燃料費がかかりますが、白田さんの融雪システムは、室内換気の排熱だけを活用して雪を融かすエコで省エネなシステム。これだ!と思い、すぐに問い合わせました。
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広大な敷地で畑づくりをする田園生活 当別町K邸/辻野建設工業



ご夫婦とお子さん二人の4人家族のKさん。上の息子さんと一緒に畑に出てきてくれました。
菜園ではトマトやナス、ピーマン、きゅうり、落花生やニンジン、ジャガイモなど、たくさんの野菜のほか、ニラやバジルなどの香草類、ブラックベリーやブルーベリーなどのベリー類も育てています。
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困り事はすぐに相談できる、徹底したアフターケア 江別市M邸/SANKEI(サンケイ建匠)



庭の高さが周囲の家より低かったせいで、水がたまってしまう事を相談したところ、すぐに地中に暗渠(水路)を入れてもらい、水はけはすっかり改善。住み始めてからの困り事を相談し、フットワーク軽く対応してもらえることもSANKEIの魅力だとご夫婦はいいます。土地の環境が整い、手入れをした結果、たった3年でこんなに美しい庭に成長しました。
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季節の移ろいを感じる暮らしが元気の源 札幌市Hさん/瀧本ホーム



「あと5年は仕事をするつもりです」と話すご主人は朝3:30からのランニングで体を鍛え、奥さまは庭の手入れに精を出す毎日。新居でのシニアライフを謳歌しています。前の家から水仙や芝桜を移植したり、家庭菜園の準備をしたり。夏に向けて庭仕事はますます忙しくなりそうです。

左/去年のうちに移し替えておいた芝桜が新居の法面を彩っています。
右/庭の空きスペースは、夏に向けて家庭菜園を作る予定です。季節を問わず、コンポストで作った堆肥を土に混ぜ、エコライフを実践しています。敷地は約370平米あり、お庭や畑もゆったりとした広さです。瀧本社長経由で業者さんに依頼して、大きく育った思い出のしだれ桜も移植しました。
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観葉植物のグリーンが映えるリゾート感あふれる家 札幌市Yさん/(株)キクザワ



レンガのアクセント壁が印象的な玄関。「もっと収納を広げるという選択肢もありましたが、憧れのレンガ壁にすることにしました」と奥さま。観葉植物のグリーンが映える空間です。

リビングは、吹抜に加え、床と高さを合わせた造作のウッドデッキが大きな窓越しに広がり、空間をさらに広く演出しています。
ブラックウォルナットの床材に家族それぞれのチェアが置かれた様子は、まるでリゾートホテルのよう。非日常を感じさせてくれる空間です。
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東川町に移住で家庭菜園を存分に楽しむ 東川町鶴岡邸/小岩組



三角屋根の可愛らしい外観。庭は花だけじゃなく、ブルーベリーやサクランボなどの果樹、さらにはネギや大根、枝豆、キュウリ、ミニトマト、ニンニク、カボチャ、じゃがいもなど多種多様な野菜を栽培しています。畑でナスやトマトなどを収穫して朝食に...贅沢なひとときを満喫しています。

キッチン横にあるドアを出るとそこには木製のバルコニーとテーブルが。菜園で収穫された新鮮なお野菜が、朝の食卓に並びます。「東川町での暮らしに不満は全くありません。庭は当初はイングリッシュガーデン風を考えていましたが、広い庭に好きなものを植えるうちに自然いっぱいのホッとする庭になりました。家庭菜園も楽しくて贅沢な生活かなと思います」と笑顔がこぼれます。
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LDKに隣接する温室 音更町山川邸/赤坂建設



広大な畑作風景の中に建てられたのは、リフレッシュ用途とゲストハウスとしての役割を兼ねた別邸です。ウッドボイラーに温室、ホームシアターなど、楽しみの詰まった一軒です。

植物のお世話をしているのは、農業のかたわら英会話講師としても活躍している奥様の真幸子さん。温室には明るい日差しが差し込み、暖房を切っていてもあたたかです。温室にある耐荷重棚はホームセンターで購入したものだそう。
記事はこちら ウッドボイラーで薪を有効利用 エコを楽しむ家/音更町山川邸 赤坂建設

観葉植物も嬉しい、開放的で明るいお家 旭川市K邸/アーケン



建て主は日頃からアーケンの住宅施工現場で活躍する大工さん!K邸では建て主でもあり大工さんでもあるという立場で、奥さまの要望を第1に、設計担当のアーケン・太田さんとともにこだわりの注文住宅を実現しました。

観葉植物は奥さまの趣味。日々、丁寧に育てています。奥様は植物にもこだわり、「日がたくさん入って、とにかく開放的に」とオーダー。薪ストーブ効果もあり、初めての冬も葉をあまり落とさず元気でした。
記事はこちら コンクリート製キッチンが映える大工さんの家/旭川市・K邸

手軽にグリーンを楽しめる工夫 帯広市M邸/プラスワイド



天井近くに飾ってある観葉植物は、照明用のレールに「スカイプランター」と呼ばれる逆さにしても土のこぼれない植木鉢を吊り下げたもの。空間を活用でき、小さいお子さんのいるお家でも安心です。
記事はこちら シックなデザイン&料理も楽しい二世帯住宅/帯広市M邸 

バイオフィリックデザインの心地良い住空間 石狩市モデルハウス「Sol+」/イネスホーム



室内に入ると、あちこちに可愛らしい植物が飾られています。
「一番の特徴は、バイオフィリックデザインを採り入れたことです」とインテリアコーディネーターの岡野愛美さんは言います。バイオフィリックデザインとは、人間が本能的に求めている自然を感じられる環境を建築やインテリアの中に採り入れ、ストレスの軽減や幸福度アップにつなげるものです。 

岡野さん自身、コロナ渦で外出制限がある中、「家の中でも自然に触れられたら」との想いから生まれたアイデアだったそう。
記事はこちら バイオフィリックデザインを採用した癒しの家「Sol+(ソルプラス)」 石狩市緑苑台

素敵な庭にご主人手作りのピザ窯があるお家 札幌市N邸/松浦建設



20年かけて完成したおしゃれな庭。左の写真は、サクランボの木の下に配したテラスセット。右の写真はNさん手作りのピザ窯です。

「家族が集まる時は、庭でピザパーティを楽しんでいます」と和やかにガーデンライフを満喫しています。
記事はこちら 悠々、セカンドライフを愉しむためのリフォーム  札幌市N邸/松浦建設

花いっぱいのお庭と豊かな家庭菜園 東神楽町藤井邸/藤井光雄工務店



旭川駅から約12キロ。東神楽町に藤井工務店の事務所と自宅、ご両親の住む家がありました。

まず案内してくれたのは、ご両親が手入れをしている花いっぱいのお庭。自然に近い雰囲気の庭に、と考えて樹木や草花が配置されています。自然豊かな庭には小さな山も。当初は何もなかった造成地でしたが、自宅建設と同時に植え始めた樹木も10年以上経ち、木陰が涼しい、森の中のような空間になりました。

庭のお花だけでなく家庭菜園も。ミニトマトやトウモロコシ、アスパラガス、小松菜など、いろんな野菜が育っています。枯れ葉や堆肥で土作りを続けるうちに、実り多い家庭菜園になりました。
記事はこちら 旭川圏で自然素材&エコ住宅なら藤井工務店

外からの視界を遮って落ち着ける中庭 札幌市K邸/丸三ホクシン建設



1階からは中庭にも出られます。道路側からはスノコ状の塀で囲われて、外からの視線を遮っています。敷地内の傾斜をうまく活かし、少し低いここ場所だけ中庭のような落ち着く空間です。

夏場は日よけのためにタープを吊り、天気の良い日はバーベキューや食事を楽しんでいます。
記事はこちら 家の前からすぐ登山!自然大好きなご夫婦の家

狭い空間でも自然を感じられる演出 石狩市モデルハウス/丸三ホクシン建設



このモデルハウスは市街地の50坪ほどの敷地に建っています。都市型で利便性も良い暮らしを望む場合は、敷地面積が狭く隣家とも近い、駐車スペースも家族用、来客用の2台分が必要となるなど制約が増えます。でも、例えば約1㍍の空間を、枕木や植栽などで演出するなど、狭い空間も上手に活かしたいろいろな工夫が可能です。札幌軟石や植栽、苔類などを使い狭い空間でも自然を感じる空間を演出できます。
記事はこちら 見て、触れて実感! 丸三ホクシン建設がモデルハウス公開

いかがでしたか?家庭菜園やガーデン、観葉植物のある暮らしには、「寛ぎ」や「癒し」がありました。土いじりやグリーンのある暮らし。ご自宅にも採り入れてみてはいかがでしょう?


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