Column いえズーム コラム

自分にとっての大きな衝撃

◆長野県・飯田市におります。平地がないまち。丘と山の連続。そのわりに明るい雰囲気なのは、天竜川によって開けた地域と水運によって運ばれた文化があるからでしょうか。
昨日の夜は11時近くにホテルに入りました。そこまでの新宿からのバスが驚きの連続。この歳になるとそうそう驚かないものですが、久しぶりに目を丸くしました。どんな話よって?
「大化の改新以降、7世紀は激動だ。天智天皇に嫌われ、藤原不比等に嫌われる。」「伊那谷(いなたに)の騎馬軍団が怖かったのだろう。また、7世紀から朝廷と直接つながっていた。」
こんな会話を夜11時にバスの中で交わす住民が住む地域は一体どんなところなのだろう。
◆教育県といわれる長野の中でももっとも・・・といわれる飯田市とその周辺。「南信州」おそるべし。そして資源の豊かさで食ってきた北海道と対極にあるこの地域の知恵を、本質を、我々は学ぶべきだと思う。北海道は豊かな資源を食いつぶし、今までと同じでは立ちゆかなくなっている。ではどうするか。


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◆「自分の住む地域を悪くいう人はおかしい。この地域が大好き。だから一生懸命になれる」山村農家の太田さんが語ったこの言葉に、自分は思わずはっとした。何でも他人のせいにしていないか。自分を卑下していないか。大きな家を建てれば豊かさが得られるのか。心の豊かさは満たされるのか。
◆あまりにも多くのことを教えられ、また明日取材に向かいます。今回の取材は、間違いなく、自分の人生の中で大きな転機となることでしょう。

2009年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。