Story 取材記事

薪ストーブのあるニアリーZEHの高性能住宅Q1.0-Z アシストホームのモデルハウス

アシストホームは、定期的にモデルハウスをオープンし、住まいに関するさまざまな提案を行っています。

2017年のモデルハウスは、Q1.0-Z(キューワン・ゼット)と名付けられ、住まいで使うエネルギーを減らす「省エネ」と、太陽光発電システムなどでエネルギーを生み出す「創エネ」を組み合わせた「ニアリーZEH」(ネットゼロエネルギー住宅・ぜっち)の提案でした。



道路に面して物置付きのカーポートを設置。雪の日の朝の負担を大幅に軽減することができますね。建物は高さを抑えた"コンパクト" で "シンプル"な、 "カッコイイ" 住宅です。



室内は薪ストーブのある開放的なリビングと、独創性に富んだ造作家具がみどころです。

大きな窓からの開放感が楽しめるよう、外にはコンクリート塀を設置。カーテンをしなくても、通りからの視線を遮断して、大切なプライバシーを守ります。窓はトリプルサッシで断熱性能もバッチリ。
壁に高性能グラスウール400mm相当の断熱材を使用するなど断熱性能を高めたうえで、屋根上には4.8kWの太陽光パネルを搭載し、生活に必要な暖房・給湯・照明や家電といったエネルギーの7割以上を作り出します。快適な暮らしと省エネ・光熱費軽減を両立する「ニアリーZEH」(ネットゼロエネルギー住宅・ぜっち)です。

※ニアリーZEHとは...積雪寒冷地・札幌で、暖房も含む住宅で使う全てのエネルギーの3/4以上を自家発電によってまかなう高性能住宅のこと。ゲリラ豪雨など気候変動の原因とされる温暖化を止めるため、化石エネルギーの消費を減らし、自然エネルギーにシフトする住宅づくりがこれから求められています。また、ZEH化によって光熱費の軽減も実現します。

薪ストーブに家族があつまる団らんの家



庭から見た室内の様子。

暖かな部屋を羨ましそうにのぞき込む、マッチ売りの少女の物語を思い出します。
これまで薪ストーブになじみがなくても、なぜか懐かしさを感じてしまうオレンジ色の炎。見る人の心を和ませてくれる上質のアイテムです。パチパチと火の粉が跳ねる音も、大人の安らぎタイムを演出してくれます。



モデルハウスを設計したアシストホーム・チーフプランナーの村田さん

村田さん:「揺らぐ炎は見ていて飽きないですよね。どこにいても気持ちの良い家、自分の居場所を見つけられる家にしたいと思い、家中どこからでも薪ストーブが見える設計にしています」




キッチンカウンターやダイニングテーブル、ワークデスクにいたるまで、人が留まる場所ならどこでも薪ストーブが望めます。アシストホームの腕利き大工さんが作ったという、これらの造作家具も、このモデルハウスのみどころです。

ダウンライトや間接照明の灯りも、薪ストーブの引き立て役に徹します。読書やお酒が似合いそうな落ち着いた空間です。

来客をひきとめる、囲みの土間リビング

1段下げた土間リビングでは薪ストーブを取り囲むように、造作のソファや窓際ベンチを設置。訪れた人は自然と腰を下ろしたくなる、そんなくつろぎ設計が魅力です。



煙突の目隠しで採用したレンガ調の壁が天井まで届き、室内に、より高さと広さを感じさせます。壁に組み込まれた薪の備蓄スペースも、モダンなデザインとして部屋のインテリアに溶け込んでいます。

ストーブの開閉時に香るわずかな煙のにおいも愛しく感じてしまいそうです。薪をくべるひと手間も、家族の楽しい時間になりそうですね。



ストーブで温められた熱エネルギーは吹き抜けを通り、フリースペースや子供部屋がある2階へと運ばれます。同じ空気で家全体をやさしく包み込みます。

じつは、1階も2階も天井高が通常住宅より30cm低く設計されています。大きな吹き抜けと個室のほどよい囲まれ感の変化が不思議な落ち着き。ぜひモデルハウスで体感していただきたいポイントのひとつです。
また空間をほどよく圧縮することで、熱効率が良い省エネ住宅になりました。

生活のしやすさ、使い勝手も充実の設計プラン



設計士の村田さんが「ここに住みたい」と思いながら設計したモデルハウスには、将来を見据えた細やかなプランがたくさん盛り込まれていました。

各部屋の扉は全て引き戸で統一し、主寝室をリビングの隣に設置するなど、生活の移動をラクにする工夫もあります。玄関やユーティリティーなど収納面はもちろん、使い勝手とデザイン性を兼ね備えた充実した間取りです。




随所に施された間接照明もこちらのモデルハウスの魅力のひとつ。ほかにも大型のシャワーヘッドや、シャープで重厚感あるKAWAJUNのペーパーホルダーなど、写真ではお伝えしきれない「カッコイイ」と思えるポイントがたくさん。

薪ストーブを考えていなかった方にもぜひ見ていただきたい、こだわりがたっぷり詰まったモデルハウスです。



2018年02月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

アシストホーム(株式会社アシスト企画)の取材記事