札幌市北区新川のアシストホーム(アシスト企画)は1992年に地元住宅会社から独立した岡本勝氏が設立した中堅ビルダーです。住宅性能、価格、提案力のバランスが優れており、年間40棟前後をコンスタントに受注、市内の建築確認申請件数ランキングで例年上位に名を連ねています。
90年代から高断熱高気密住宅にいち早く取り組み、シックハウス対策、省エネなど住宅性能・住環境を追求する姿勢を貫いてきた会社として住宅業界内では認識されていますが、2010年頃からは性能面だけでなくデザイン・プラン提案も強化。柳ゆかり社長のもと、女性職員が中心となったKURARA事業部(リフォーム事業部)や「little ripple(リトルリプル)」というインテリア雑貨・ガーデニングのお店も開店、間取りやコーディネートまで女性スタッフが考えたモデルハウスを公開するなど、デザインや生活動線、インテリアなども魅力に加わっています。
北海道住宅新聞社・iezoom(いえズーム)編集部も20年以上にわたり、アシストホーム(アシスト企画)の取り組みに注目してきました。そしていえズームでもアシストホームで家を建てたオーナーに30件以上体験談を聞いてきました。今回はその中から一部をご紹介します。
目次
オーナーの体験談 抜群の家事動線&収納力 制震ダンパー装備も注目 札幌市北区K邸
オーナーのK様はアシストホームのモデルハウス「Q1.0-Z」(現在は公開終了)を見学し、開放感のあるリビングの雰囲気などが気に入り、初回のプランで設計担当の村田氏から提案されたパースに一目惚れしたそうです。
木を沢山採り入れた温かみのある家という要望に対し、リビングの高天井にはウェスタンレッドシダー、テレビ壁面にはウォルナットのウッドタイルを採用しました。床材は素足にも肌触りが良いナラの無垢フローリングが使われています。家事動線、収納、そして制振ダンパーも採用し、防災面でも強化した住まいづくりです。
2019年2月21日の震度5弱の地震では「一瞬ドーンと大きめの揺れを感じましたが、すぐに揺れが弱くなりました。まるで地震の揺れそのものにブレーキがかかった感じ」と話してくれました。ニッチに飾ってある趣味の小物たちは、1つも倒れなかったそうです。アシストホームは制震ダンパーMIRAIE を2018年から標準装備しています。
オーナーの体験談 35坪狭小地に建つ、明るく開放的な2階建コンパクトハウス 札幌市I邸
アシストホームで念願のマイホームを新築し、昨年2月に入居したIさん。希望のエリアで手に入ったのは、「間口が狭く細長の狭小地」でした。限られた条件の下、敷地を無駄なく使い、建物、駐車スペース、そして念願だった庭も実現できたのはアシストホームのプラン力が決め手でした。
北西に位置する6.4m幅の間口には駐車スペースも必須条件。南東の庭と駐車スペース、この両方を確保しながら、日差しの入る明るい家をつくりたい・・。限られた条件の下、アシストホームらしい個性的なデザインが生まれます。
奥さま「この辺りは古い住宅が多いため、将来的に近隣のお宅が売りに出され、そこに高さのある共同住宅などが建った場合の日当たりが心配でした。何社かプランを出してもらった中で、アシストホームさんだけが、建物の南側を一部斜めに切り取ったデザインでした。住宅の模型をつくってくださり、建物に入る光の具合を模型で見ることができたのも大きかったですね。これなら周りの状況が変わっても、我が家の明るさは変わらないという実感が得られました」
「小さくても庭が欲しい」という要望もその一つ。建物の南角を斜めに切り取った部分が庭になっています。ピッタリサイズのウッドデッキや外部からの視線を遮るウッドフェンスもあり、街中の住宅街にありながら家族でのんびりとアウトドアを楽しむことができる、とっておきの空間ができました。
陽だまりのできるLDKや、リビングと一体感のあるウッドデッキ、遊び心を感じさせるガラス床など、どこを切り取っても特別感のある、心地よい空間が広がるIさん邸。入居前後の「暮らしの変化」をお聞きしたところ、休日を家で過ごすことが多くなった、というのも納得です。
オーナーの声 家づくりに求めたのは「断熱性能、デザイン性、完成時期」の3点 札幌市北区M邸
Мさんはネットや雑誌で札幌の工務店を調べ、モデルハウスやオープンハウスをいくつかまわってアシストホームに依頼することに決めました。「高断熱高気密の住宅の技術研究会に入っていて性能面も確かですし、デザイン性も優れている。なによりモデルハウスで営業の平澤さんにお会いして、信頼できそうと感じました」
キッチンは造り付けの収納をつくらず、オープンシェルフにして、北欧スタイルの食器棚やキャビネットを置きました。
「造り付けで使い方を決めてしまうより、好きにアレンジできる余白を残しておきたかった」と奥さま。ディスプレイできる小物やグリーンを一つずつ買い足していくのも楽しみです。
床はナラの無垢材。家具や照明はナチュラル&ヴィンテージな雰囲気でまとめています。
ウォークイン・クローゼットのついた寝室は、グレーのアクセントクロスがシック。ガラスのついた濃紺のドアもステキです。
ちなみに子ども部屋のドアは、グリーンと水色。子どもたちが自分の好きな色を選んだそうです。
トイレは小物を飾れるカウンターやペンダントライト、ヘリンボーンの床にアメリカンスイッチなど、細かいところまでこだわりました。
「特別豪華ではないけれど、照明やスイッチなど小さなところに気に入ったものを選んで、自分たちの好みの家になった」とご主人。
オーナーの体験談 駅近のマンションに挟まれた土地で明るいリビングを実現 札幌市北区E邸
札幌市内の地下鉄沿線。希望するエリアに条件のいい土地が見つかることは、そうありません。Eさんのご家族はお子さんの学区内で土地を探していたので、なおさらでした。「転勤で東京にいたときに息子が小学校に入学したんです。友達ができたと思ったら、すぐに札幌に戻ることになって・・。札幌では社宅に入ったのですが、今後また転校させるのは忍びないので、そろそろ家を持とうかと」
アシストホームのモデルハウスを気に入ったEさん。紹介された土地は駅近でしたが、マンションに挟まれて日当たりが心配でした。でも、アシストさんが『リビングが2階でも構わないなら、明るさは十分にとれます』と言うので、お任せすることに決めたんです」
家のどこかにテラコッタのタイルを敷いたスペースがほしいというのは、奥さまの希望。日差しがたっぷり入るので、観葉植物を置いたり、冬は洗濯物を干したりするスペースに使っています。
夏はウッドデッキにキャンプ用のイスとテーブルを出して、朝食を外で食べたり、プールを出して遊んだり、冬は積もった雪で坂をつくってソリ滑りをしたり・・。家の中や周りで楽しめることが増えました。
これも木製のフェンスで庭が目隠しされていて、通行人の視線が気にならないように設計されているからできることです。
「今後したいのは庭いじりかな。芝を張って土を入れただけなので、これからライトを置いたり、シンボルツリーを植えたり、自分たちで少しずつ手を加えられたらおもしろいですね」とご主人。夢はまだまだふくらみます。
オーナーの声 2mの高低差を活かし、上から下へ光が通り抜ける家に(札幌市南区N邸)
Nさんの新居を訪れた人は、その外観と内部のギャップに驚くのではないでしょうか。
もともと北向きの間口から奥まで2メートルの高低差のある変形土地。細長い家になるのは分かっていました。
Oさんは「面白い家にしてください」とアシストホームに設計をオーダーしたそうです。
最初に性能と費用の基準を把握しようと、全国に支店を持つ大手ハウスメーカーのイベントに参加。さらに、数社のモデルハウスを見学しましたが、次第に「規格品の組み合わせはイヤだ」と考えるようになったそうです。
アシストホームのことは「札幌良い住宅.jp(現:いえズーム)」の記事で知りました。
Q1.0-αのモデルハウスを見に行き、性能とデザイン性を両立しているところが気に入ったといいます。
Nさんの期待通り、チーフプランナーの村田さんが提案したプランは斬新でした。
まず間口に玄関ドアが見当たりません。カーポートの横、階段を上って玄関ドアまで進むアプローチです。
村田さんが提案したリビングはスキップフロア。ダイニングよりも床面を少し下げたつくりです。
「ちょうどベンチ代わりに腰掛けられる高さなんです。お客さんが大勢来ても、みんな輪になって座ってなごめる。これはすごく良かったなと思って…」
土間の書斎スペースは、ご主人が事前に要望しました。
「登山とかスキーとか趣味がアウトドア系なので、朝早くや夜遅くでも家族を起こさずに身支度や後片付けをしたいな、と。用具がすぐに乾くよう土間に床暖を入れて、デスクも造作してもらいました。土間の書斎と洗面所と風呂とトイレがまとまってるので、僕はこの周辺だけで用が足りるようになっています」
取材にお邪魔した日、玄関に出迎えてくれた2歳の息子さんがこう言いました。
「シミズしゃんは?」
アシストホーム住宅営業部の清水さん、設計部の村田さんは、もはやNさんファミリーにとって「親戚のお姉さんとおじさんのような存在」だと言います。
「結局、銀行の手続きから何からずっと一緒にやってもらう。全部オープンにするわけだから、腹を割ってつきあえるような人じゃないとね」とご主人。その点、アシストホームのスタッフは「正直で飾らないところが良かった」そうです。
オーナーの声 三角屋根に白のラップサイディングのおうち 札幌市北区S邸
いろいろな会社の住宅を見学する中で、特に奥さまが気に入ったのは、2016年5月に公開されたアシストホームのモデルハウス「hauska(ハウスカ.現在は公開終了)」でした。アシストホームの女性チームが「暮らしを楽しむ」をコンセプトにプロデュースした北欧テイストの住まいで、白を基調とした明るく爽やかな外観や、アクセントの格子窓がSさん邸にも反映されています。
自分の個室と、トイレ、浴室、ガレージはご主人、それ以外は奥さまと担当を分けてインテリアを選び、最終的にはふたりで納得できるように話し合いながら決めていきました。
「アシストホームに決めた理由は3つあります」とSさん。
「1つ目は、設計プランが最も自分たちの希望に合っていたこと。2つ目は、アシストホームは人がいい。皆さん、話を進めやすいので、スムーズに家づくりができました。そして3つ目は、妻に花粉アレルギーがあるので、「S.O.Dリキッド工法」でシックハウス対策をしているのが良かった。消臭試験やホルムアルデヒド除去試験など、科学的なデータがそろっていることでとても安心できました」
念願のマイホームに越してきて2ヵ月、「朝は早起きになりましたね、あまり布団でダラダラしなくなったなあ」とご主人が言えば、「私は、家事が楽しくなりました」と奥さん。「前は掃除があまり好きでなかったのですが、やっぱり自分の家だと思うと、張り切ってキレイにしちゃいますね」。
暮らしやすさや暖かさ、キレイな空気であることはもちろん、お気に入りのインテリアに囲まれたSさん邸は、お二人の日々の暮らしを爽やかにしているようです。
オーナーの体験談 プリザーブドフラワー教室に変身するプレイルーム/札幌市北区Nさん
ご主人の転職を機に、昨年4月に千葉から帰札されたNさん一家の家族構成は、夫婦、小学校1年生の女の子と4歳の男女の双子の5人家族。転勤の可能性もなくなったことで札幌市内に住まいを構えようということになり、インターネットで様々なハウスメーカーの調査を開始しました。
「札幌良い住宅.jp(現:いえズーム)」もご覧いただき、その中でとても奥さんの好みだったアシストホーム「hauska」のモデルハウスを見学したところ、結婚当初から新居を構えることが夢だった奥さんの、まさに「理想通り」の住まいだったことから、アシストホームさんに即決だったそうです。
モデルハウスhauskaの記事はこちら
プリザーブドフラワーの講師資格を持つ奥さんが、子育てが落ち着いたら自宅で教室を開講できるよう「リビングとつながる1部屋」をオーダー。作品の製作に必要なたくさんの材料たちを収められるよう、収納スペースを多めにとりました。普段はリビングとつなげて広々と子供たちが遊べるスペースに。一転、講座開講時は扉を閉めてリビングとセパレートし受講者の皆さんをお迎えする教室にチェンジ。ご家族が在宅中でも、玄関からリビングを通らず入室可能な間取りになっており、フレキシブルに仕事空間へと変身します。
塗り壁のような壁紙、無垢風の床材・・。「理想としていたイメージを、担当の平澤さんが予算内でみごと叶えてくれました!」と夫婦が声を揃えておっしゃる様子から、Nさん一家と担当者の厚い信頼関係が伝わってきました。
オーナーの声 仲間と集う20代の家・陽だまり空間/札幌市
アシストホームとのお付き合いもご主人の同僚が同社のお客様だったことが縁で始まったとも。「身近な人が信頼している会社なので間違いないと思いました。実際に対応がとても親切。土地や予算、ローンのことなど幅広く相談に応じて下さいました。実は他社に決定しかけていましたが、決められたパターンの中から選ぶのではなく、僕達の希望を全て盛り込んだ提案をして下さったアシストホームさんにお願いすることにしました」。
初回のプレゼンテーションでプランがほぼ確定。プランにこだわりながらも3月の契約から住宅完成まで5ヵ月かからないスピーディな家づくりでした。
スピード感があったので、打ち合わせが楽しくてワクワク感が大きかったそうです。お2人に住み心地を伺うと、すぐさま「やっぱり快適。暖かい!」という答えが返ってきました。「外出していても早く家に帰りたくなる」と奥様。今年6月、待望の赤ちゃんが誕生する予定です。にぎやかになるのでしょうね。
オーナーの体験談 和室の良さ再認識!札幌に本格茶室がある家
こちらの美しい茶室の持ち主は、表千家※1の教授者であるオーナーさん。
茶道を始めて30年ほど経ってもなお、さらに稽古に励みたいという専心な思いから、2016年3月に「茶室」のある家を実現させました。建物本体が完成したのは2015年の12月ごろ。しかし茶室はまだ未完成。資材の取り寄せを待ちながらの居住だったそうで、竣工までの間、徐々に完成する茶室を眺めながら過されたそうです。
当時の様子を語ってくれました。いくつかの住宅メーカーに足を運んだり電話で相談しましたが、茶室は技術的に特殊ですから、予算内での施工は難しいと数社から断られました。そんな中、オープンハウスで出会ったのがアシストホームさんです。茶室の構想を練った展開図を見ていただいきましたが「できます!」という頼もしいお返事をいただけました。決め手は私たちの話に真剣に耳を傾けてくれたことです。設計士さんはお若い方で茶室を手掛けたことのない方でしたが、いちから一緒に勉強してくれたことがとても嬉しかったです。
オーナーの体験談 希望をかなえてくれる会社と作ったオーダーキッチンの家/札幌市・北区
現在の家は「SOURIRE」がベースになっています。「モデルハウスはカフェみたいな家でしたが、男の子2人なので落ち着いた雰囲気にとお願いしました」と奥様。アシストホームが用意した「家づくり夢ノート」にご夫婦の要望を書き込み、雑誌の切り抜きなどで具体的なビジュアルを伝えながら打ち合わせを進めました。最初のプレゼンテーションでプランがほぼ確定。大幅な変更もなくスピーディに家づくりが進んだといいます。
住宅本体の性能は、同社Q1.0(キューワン)住宅シリーズがベースになっており、札幌版次世代住宅基準のスタンダード基準に匹敵するQ値0.9W。暖房・給湯はエコジョーズ+コレモ、換気は熱交換換気システムを採用し、暖かさと低燃費を実現しています。
「本当に暖かいですね。前の家は寒くてお風呂から上がるとすぐに体が冷えてしまいましたが、今は全く湯冷めしません」と奥様。ヒンヤリ感がなくそりや収縮が少ないハイブリッドタイプの無垢フローリングがお気に入りとも。「もう少し落ち着いたら子供たちや友人とテーブルを囲んでお菓子づくりを楽しみたいと思います」。
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