健康に美しく！40代からバレエを始めた大人の女性たち＠札幌

バレエは子供だけのものじゃない
ずっとバレエに憧れていた人、子供のころ習っていてまた踊りたい人、健康のために体を動かしたい人、年齢は気にせず一緒にバレエを始めませんか？！
そんな呼びかけで、平成18年5月、ＪＵＫＵバレエサークルはスタートしました。

きっかけは、昔バレエを習っていた私（Ｊ）が大好きなバレエをまた踊りたいという思いから、友人のバレエ教師・立谷敬子（Ｋ）にバレエの指導を依頼したことから始まりました。彼女は札幌市内のバレエ団でソリストとして活躍し、その後多くのダンサーを育てた実績を持っています。でも今回のバレエは、舞台に立つことではなく、40代、50代の女性たちが、"健康に美しく"年を重ねていくことが目標です。

レッスンは毎週1回、気軽に負担なく参加できるように、1回1000円にしました。チラシを張り、知り合いに声を掛けて根回しをし、ドキドキしながら迎えた最初のレッスン日。40代前後の女性たちが、なんと8人も集まってきました。ワォオ～！！バレエってやっぱり人気あるんだぁ～。

バレエは正しい姿勢で立つ！が基本。バレエダンサーの"立ち姿"を思い浮かべてください。背筋が伸びて、頭から足まで1本の軸でまっすぐ繋がっています。
「キヲツケ」とは違うこの立ち方が、とても難しいのですが、これこそが「健康に美しく」につながるという指導のもと、無理をせず、けがのないように、呼吸法を取り入れたストレッチからレッスンは始まります。

レオタードが着たかった大人たち!?

最初は2時間のレッスンが長くて、途中休憩をはさんだこともありました。が、徐々に体力は付きますし、レッスンを続けるうちに正しい姿勢で立っていられるようになります。背中を丸め、首を前に突出し、お腹が出ていた彼女たち（私も含め）ですが、立ち姿が変わってくると爪先立ちでピタッと止まれるようになり、足を上げてもふらつかなくなり、回ることもできるようになります。そうなると自信が付き、最初はジャージとＴシャツ姿だった人たちが、ひとり、ふたり、そして気が付くと、みんなレオタード姿になっていました。

彼女たちは、そう...「レオタードが着たかったんです！！」

身長が伸びた!!　驚きの報告がぞくぞく
2年ほど経ったころ、立ち上げ時から在籍する三枝さんが「身長が2センチ伸びた」と驚きの報告をしました。体の柔らかい美里さんは「開脚で床にピッタリつくようになりました」と嬉しそうに笑いました。あまり外出をしなかったという久子さんは「挨拶をし、会話があることで、自分の知らない情報を得ることができて楽しい」と心のケアにもなることを教えてくれました。

あれから7年以上が経ち、新しくメンバーに加わった人も多くいます。今では思い切り跳んだり回ったりできるようにと、月に1回程度、札幌エルプラザ（札幌駅北口向かい）の広い部屋を借りるようにもなりました。
2年目の麻子さんは「久しぶりに会った友人にやせたねぇ～って驚かれました。体重は変わらないけど締まったのかなと思います」とバレエの効果を実感したよう。
真奈美さんは「全身の筋肉が弱っていたのですが、クラシックの美しい音楽に合わせて体を動かしているうちに強くなりました。腰痛も気にならなくなりました」と健康になった喜びを語ります。

かくいう私は、一応経験者でもあり、みんなが初めてレッスンに来たころと現在の姿を客観的に比較して継続のすごさを感じています。そして、いつも自分の姿勢に気をつけるように。「アッ、いけない、背中が曲がってる」とか...。
続けていると目標は高くなるもので、今、それぞれの個性にあった作品をこなし、発表の場を持とうかという声も出ています。

指導に当たる敬子さんは言います。「うまくできなくても、覚えようとすること、やってみようとすることが大切です。何かを始めるのに年齢は関係ない。人は新しいことにチャレンジしようと努力したときから変わるんだ！と、みんなを見ていて私の方が教えられています」。

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ＪＵＫＵバレエサークル　
日　　時　　毎週月曜日午前10時～正午
開催場所　　ノースエイム（札幌市北区北18条西5丁目2-12）
　　　　　　毎月1回程度エルプラザ（札幌市北区北8条西3丁目）
連絡先　　電話　716-3045（ノースエイム）
見学は自由。無料体験レッスンも歓迎。