話題のドラマ「明日ママがいない」は
1 親に捨てられた子への偏見を助長する
2 児童養護施設の実態とかけ離れている
ということで批判、CM中止が・・というニュースを見て
先日見てみましたが、
このドラマ、どん底に落ちた子どもたちがたくましくはい上がる流れ、
なので1話2話はできるだけ衝撃的に、と考えていて、
その段階で児童養護施設からの批判があって、
だから最後まで見てくれれば印象変わるよ、
ってのがテレビ局の言い分なんだろうと、
まあそれもわかるかも・・・と思ったりしてました。
親に捨てられた子にとって、里親や施設の大人が恐怖の存在である
という目線で言えばリアリティのある話なんだ、という記事も見て、
ああそうかな、とも少し思いました。
芦田愛菜ちゃん好演してるなとも思ったりしてました。
でもこの人の投書を見て、考え変わりました。
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私は親に捨てられた経験があります。親の勝手で父の元へ行ったり、母の元に行ったり。継母、継父のいる環境で、子どもらしいわがままを言えず常に他人のいる状況で気を遣って育ってきました。
食後のお茶も、飲まなくて言いと怒鳴られ、叩かれ、一人部屋に戻されました。学校では勿論いじめられていました。実母は、あなたの人生小説に書けば?などと気楽に言います。そんな親の元に産まれる子どももいるのです。幼少期の経験は人格を形成します。
子どもはこのドラマのように強く生きてゆく事などありえません。常に傷つき、身を削るようにして生きてゆきます。親に捨てられたのですから。
主人公の子どものようになることはあり得ません。たいしたことないわけがないのです。親に捨てられたり、親が無責任だったりした子どもは、常に傷ついています。忘れて楽しい経験を積み重ねることが必要です。
その為に心ある大人が人生をかけて頑張っています。幸せな人たち、何故ドラマがいけないのか理解できない程幸福な大人たちの娯楽のために、その努力を根こそぎ破壊する威力のあるドラマの放送には反対します。
要するに、理解できないで作っているわけです。
たまたま幸福な大人たちは、たまたま不運になった人たちに無関心で、自分は自分。他人は他人。面白いのに、何故悪いんだ、と、娯楽を奪うなと怒る。これは異常なことではないでしょうか。
http://blogos.com/article/78721/
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テレビ局がデリケートなテーマでドラマを作るのはむしろ賛成です。
しょーもない刑事物なんぞ見たくもないです。むしろテレビドラマという娯楽で、大事なことに視聴者を気付かせることもできると思いますから。
でも、それはそれとして・・・
自分が思慮の足りない出来の「娯楽」であっても
やすやすと受け入れる軽薄な人間なんだと認識しました。
2014年01月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。