周囲の高さよりも少し低くなった下がり天井に間接照明を施してムーディーな空間をつくったり、中央部分を周囲より一段高くした折り上げ天井にして高級感を出す、構造梁を現しにしたり天然木の突板を貼って素材感を演出するなど、天井の仕上げ方によって、空間の印象は大きく変わってきます。
今回はiezoom編集部が過去に取材した実例から「天井造作」の実例を集めてみました。家づくりの参考に、ぜひ覗いてみてください!
天然石仕上材をLDK天井の端から端までライン状に貼り付け 札幌市Y邸/奥野工務店
狩野社長 2階LDKは限られた広さで開放感をもたせるため、開口部を大きくとりました。キッチン天井を少し下げて高級感を出す仕上げ方がよくありますが、Yさまのお宅では空間をより伸びやかに見せたいと思い、意匠性の高い天然石仕上材「ストーンスタイル」をLDK天井の端から端までライン状に貼り付けています。
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梁を現しにした高天井・開放的なLDK 石狩市・樽川モデルハウス/橋本建設
リビングは梁と2階の床下地合板を現しにした高天井。2.6mの高さがある開放的な空間です。床材には宮崎産のオビスギを使い、壁の一部は沖縄産のサンゴを材料にした塗り壁で仕上げています。
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小屋裏に高性能断熱材を入れるSHS工法で表しの傾斜屋根を実現 札幌圏・定山渓/丸三ホクシン建設
リビングと1階のダイニングキッチンなどは無垢の杉板を使っています。愛犬、麦ちゃんの足に負担が少ないよう、いちばんやわらかい床材を選びました。「SHS工法」は壁や天井の内側に高性能の断熱材を張ることで天井が現しになるという利点もあります。
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シダーレッドの板張り天井・濃淡を生かした張り分けも絶妙 十勝・広尾町/イゼンホーム
リビングでまず目を引くのは天井。レッドシダーの板張りを色の濃淡を活かし、大工さんが色のバランスに配慮しながらランダムに貼ることで、天井の高さやリビングの奥行、空間的な広がりが引き立ちました。壁際には間接照明も配置、モダンな印象も加わりました。
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天然木をあしらった折り上げ天井+ダウンライトでシンプルかつ温かな空間に 旭川圏・東神楽町/昭和木材
LDKをプランする際に考えたのは、ダイニングテーブルを置かずにリビングスペースを広めに確保することでした。ナラ材の床だけでなく、折り上げ天井にも天然木をあしらうことで、温もりのある空間に仕上がっています。
詳しい記事はこちら パーティールームのある共働き夫婦の家 東神楽町 Tさん/昭和木材
古い梁を残す過程で生まれた折り上げ天井はカラマツをあしらい雰囲気良く 十勝・帯広市/水野建設
帯広市内の閑静な住宅街に建つY邸は、十勝産のカラマツをふんだんに使い、自然を感じられる空間が魅力。「元々あるものを生かしたい」と、ご主人が育った家を改築したリノベーション住宅です。
家の中に足を踏み入れるとまず感じるのが、清々しい木の香りと柔らかなぬくもりです。床と天井の一部にカラマツの無垢材を使用、ナチュラルでモダンなインテリアがその温かみある色合いを引き立てています。古い梁を残す過程で生まれた折り上げ天井も、個性的な表情として気に入っているそう。思い出の家がしっかりと新居に生きています。
詳しい記事はこちら 経年変化も味わいたい」思い出の家をリノベーション/帯広市Y邸 水野建設
木目がアクセントの北欧テイストキッチン 恵庭・北広島 北広島市/リビングワーク
北欧テイストのダイニングスペース。フローリングと同じ無垢の木で造ったダイニングテーブルとベンチはリビングワークの造作によるオリジナルです。
キッチンは木目調の下がり天井でアクセントをつけています。
詳しい記事はこちら 吹抜けダイニングで朝日を感じながら至福の朝食 北広島市Sさん/リビングワーク
ナチュラルなウッディ調の下がり天井×ホワイトの造作収納がポイントに 札幌圏・小樽市/江田建設
LDKはキッチンを中心にした造りです。奥さまの希望で、家族の帰宅がわかるよう、2階へ続く階段が見える位置にキッチンを造りました。天井はナチュラルカラーのウッディ調。一段下がった下がり天井になっています。キッチンの背面には、食器や炊飯器なども丸ごと収納できる収納庫とパントリー(保冷庫)があります。
詳しい記事はこちら 「室温19℃で湿度40%以上」で省エネと快適を両立 小樽市 S邸/江田建設
木目調の下がり天井にダウンライトでブルックリンなオープンキッチンが完成 十勝・芽室町/ティーメイス
リフォーム前は壁に面していたキッチン。奥の和室との間の壁を取り去ると……リビング、ダイニングと緩やかにつながるオープンキッチンになりました。
「視線の奥に暗い色を持ってくると空間が広く見えると聞いて」と、天井はダーク系の木目クロスを使った下がり天井に。床には濃い石目のデザインを合わせ、黒いキッチンと一体感のある空間に仕上げました。
詳しい記事はこちら 二世帯住宅をリフォームで「新築以上」の我が家に/芽室町S邸 ティーメイス
おおらかな吹き上げの傾斜天井はタモ材の突板と照明を施した梁がポイント 旭川圏・比布町/昭和木材
窓側から見たLDKの全景。屋根なりを活かした吹上の傾斜天井には、タモ材の突板を使っています。床はナラの無垢床です。テレビスペースのあるリビングは、ゆったりとくつろげる大型のソファーセットを置いてもなお、ゆとりある空間です。構造梁を活かした照明もマッチしています。
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ダイニング天井にレッドシダー×キッチンはグレーの下がり天井で居酒屋風を実現 札幌市/キクザワ
フラットな対面キッチンはクリナップ製。スタイリッシュなセラミック・ワークトップを採用しています。ダイニングに座っている人とおしゃべりしながら食事ができる広いキッチンは、奥さまの希望でした。クロスやタイルにはブラックやグレーのアイテムを採用し、シックにまとめたインテリアも素敵です。
ダイニングの天井にはレッドシダーをあしらいました。よく来客のあるYさん邸。「居酒屋やカフェのようで居心地が良いとお友達にも好評です」と奥さま。
詳しい記事はこちら 吹抜け+スキップフロアのリゾート感あふれる家 札幌市Yさん/(株)キクザワ
壁と一体化したL字型のキッチン天井でオリジナリティ溢れる仕上がりに 十勝圏・浦幌町/カントリーヴィレッジ
LDKと2階ホールの天井は木調の仕上がり。1階の天井は本当の板材を貼ったように見えるよう工夫しました。キッチンは、使い勝手を考えてペニンシュラ型に。天井と壁をL字にデザインして間接照明を入れました。「照明をつけた時にふわっと浮き上がるような感じが好き」と奥様もお気に入りの空間です。
詳しい記事はこちら すっきりしたデザイン+要望反映の家づくり/浦幌町Kさん
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