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ロマンチックでかわいい家 札幌市H邸/プルーデンスの家


Fairmont(フェアモント)とは、本格輸入住宅を手の届く価格で提供するため、プルーデンスの家の注文住宅で人気の建材や仕上げ・設備をまとめた5つのタイプの仕様と、札幌の土地事情にあったプラン集から間取りを選ぶ方式のセミオーダー型規格住宅です。

間取りを選ぶといっても、ある程度は自由に室内の間取り変更ができるなど、かなり注文住宅に近いわりに価格がわかりやすく、人気が高いそう。

プルーデンスの家でFairmont(フェアモント)の住宅を建てた札幌市のHさんご夫妻に、家づくりのきっかけからお話をうかがいました。



1LDKの賃貸マンションに住んでいて、子どもができて広い居住空間が必要に。家賃を払い続けるより、家を建てる方がいいと決断。札幌市内の展示場を数カ所巡って、豊平にある北海道マイホームセンター札幌会場でプルーデンスの家に出会いました。

「実は輸入住宅については全く意識していませんでした。とにかくプルーデンスの家の洋風でおしゃれな雰囲気に2人ともすごく惹かれて」。特に印象深かったのが、エレガントな曲線を描くサーキュラー階段。この素敵な階段に一目惚れしたところからプランづくりがスタートしたといいます。

頑強な構造体、高品質な住まい。価格と自由度も魅力の規格住宅



接客を担当したのが営業の熊倉政幸さん。最初にフルオーダーの注文住宅とセミオーダーの規格住宅ができます、と説明を受けて、Hさんは規格住宅を選びました。その理由は、「値段に手が届き、私たちの希望をかなりかなえてくれることがわかったので。スタイルは『イタリアネイト』でお願いすることにしました」。



プルーデンスの家では全ての住宅にフィートモジュールのプラットフォームフレーミング工法を採用し、頑丈で高耐久の構造体を実現しています。フルオーダー住宅もセミオーダーの規格住宅も、頑強かつ断熱性・気密性にすぐれた高品質の住まいで、「構造的にしっかりしている点も、決め手のひとつになりました」とHさん。

塗り壁の質感が素敵な南欧風の外観



では、実際にどのようなオーダーを伝えて、家づくりを実現していったのでしょうか。まず、外観。「見学したモデルハウスがとてもおしゃれだったので、そのイメージで、とお願いしました」。

南欧風のフレンチ・シャビーな外観。玄関側の外壁は塗り壁(ウッドブリース)で、温かみを感じさせる質感が素敵です。



玄関ポーチの両サイドの下がり壁にアーチ型のデザインを採用。塗装仕上げのメールボックスも南欧風で印象的です。

ワイドな吹抜け空間にロートアイアンの手すりを採用



室内で最もこだわったのが階段です。広さを要するサーキュラー階段ではなく、吹抜けに映えるよう手すりをぐるりと巡らした設計に。基本プランは、吹抜け部分の面積がもっと小さかったそう。「熊倉さんから吹抜けが大きい方が、白い壁に光が反射してより明るくなりますよと提案されました」。



手すりは繊細さと重厚な雰囲気を併せ持つロートアイアンで、バスケットツイストを格子状に配し、カールのデザインをプラス。このカールデザインをどの位置に入れるか、何パターンも図面で検討したそう。ロートアイアンを踏板の端より内側に配置することで、木とアイアンの質感あふれる素敵な階段が完成しました。

やわらかな曲線を描くアールのデザイン



リビング・ダイニングの床材は無垢のバーチフローリング。基本プランではリビングドアの近くに構造柱があったといいます。「その柱をなくして、広がり感のあるリビングにできないか相談しました」。階段側の壁面を手前に寄せることで、開放感あふれる室内空間が創出されました。



Hさんご夫妻が要望されたのが、白い壁と曲線(アール)を描いたデザイン。奥さまはアーチ型の出入口や、アールデザインのニッチなど曲線を随所に取り入れた室内の雰囲気、クラウン(天井の廻り縁)やベースボード(床の巾木)も気に入っているそうです。

1階の壁と天井は、気密性が高く、質感や味わいを醸し出すドライウォール塗装。オフホワイトの穏やかな色合いに、コーナー部分を全て丸く仕上げた施工がマッチ。上品でやさしい雰囲気が漂っています。

職人さんの手作業の温もりが伝わる塗り壁。「塗り方にはコテの動きなど何パターンかありますので、現場で実際に塗った状態をご覧いただいて選んでいただきました」と熊倉さん。細やかな対応が光ります。



壁面にくぼみをつけて飾り棚などに用いるニッチも、アーチ型のアールデザインを取り入れています。ドライウォール塗装によるやわらかな質感が白い壁に調和し、陰影がもたらす表情も素敵です。



ドアノブはゴールドカラーを採用。白い壁と白い建具に映えておしゃれです。



リビングドアも、アールをモチーフにしたガラス入り。室内はアールデザインでコーディネートされているので、統一感があり、より上質で洗練された印象に。

照明器具や造作で個性をプラス



ダイニングに造作のデスクを設置。「現在は作業台として用いています。将来は子どものスタディデスクにしたいと思っています。この形状もアールデザインにしていただきました」と奥さま。



部屋全体を見渡せる対面式キッチン。キッチントップ上の壁面には、お手入れが楽なモザイク調のキッチンパネルを採用しています。



シーリングライトと2つのペンダントライトは、ロマンチックなバラのモチーフでトータルコーディネートされています。



システムキッチンと面材をそろえたワイドな食器棚。機能的なコの字型で、収納量もたっぷりです。

玄関から洗面室、キッチンへと回遊できる設計



洗面室側から見た玄関方向の表情。玄関から一直線に洗面室へ向かえる動線づくりです。さらに、洗面室からキッチンへと回遊できる便利な設計。洗面室の出入口もアーチ型デザインにしています。



ハイサイドライトから光が注ぐ広々とした洗面室。爽やかなミントグリーンの洗面化粧台はワイドサイズで、収納も豊富です。「洗面室は広くして、洗面台は2人並んで使えるサイズにしました」。アーチ型の出入口越しに見える白い建具はトイレのドアです。廊下に面したトイレの壁に、ガラスブロックを1カ所あしらっています。



キッチン続きの洗面室側から見たアーチ型の出入口。手前右のドアは脱衣室です。

2階プライベートルームも快適性が随所に



吹抜けに面した2階洋室の壁面には、ステンドグラスとガラスブロックをはめ込んでいます。小花を散らしたピンクのクロスが愛らしい雰囲気です。もう1室の洋室には、色違いでブルーの小花のクロスをセレクトしています。



吹抜け越しに光が注ぐと、ステンドグラスを通してさまざまな美しい色彩を楽しむことができます。



ロマンチックな花模様のクロスが印象的な2階の主寝室。なお、2階の3室は熊倉さんの提案で、全てドアを斜めに配置。「廊下をなるべく短くして、居住スペースを確保してほしいとのご要望でしたので」。

ドアを放射線状に広がる配置にすることで、空間に動きが出ておしゃれな雰囲気を醸し出すだけでなく、大きな荷物の出し入れをしやすくするメリットも。



主寝室は7.5畳。さらに、4畳もある大型ウォークインクローゼットを配しています。内部は造作で長物用と半段の高さのハンガーパイプを巡らせ、使い勝手の良い収納空間になっています。
「洗濯の後ハンガーに掛けて干し、乾いたら畳まずにそのまま洋服をしまえるようにしたかったのです」と奥さま。洋服をたっぷり収納できるうえ、家事ラクな機能性の高さまでかなえた設計です。

プルーデンスの家で建てた感想と住み心地



「土地は自分たちで選び、購入の手続きからお世話になりました。要望を伝えやすく、ほとんどオーダー住宅のように融通を利かせていただきました。価格もパッケージされているので安心でしたし、ほぼ予算内で建てることができました。冬も暖かく快適で、住み心地に満足しています。遊びにきた妹夫婦がホテルみたい、と言ってくれたのが嬉しかったですね」と満足なご様子のHさんご夫妻でした。


2020年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。