Column いえズーム コラム

大工さん(職人さん)の造作が得意な工務店10選


マイホームを注文住宅で建てる時、皆さんは何を実現したいですか?希望の間取りやデザイン、使いやすい動線、便利な設備、断熱気密などの住宅性能の高さなどがあげられますが、中には唯一無二のオリジナルな家具や建具、キッチンや洗面化粧台、使いやすい収納スペースが欲しいという方も多いと思います。

今回のまとめ記事では、札幌ほか北海道エリアの、細かな希望を「造作」によって叶えてくれる大工さんや専属の家具職人さんがいる工務店をご紹介します。大きな「家」という枠の中で煌めくようなポイントになる造作の数々。日々使うことで愛着が増し、「お願いしてよかった」と感じる萌えスポットの数々をご覧ください!

家具はほぼ造作「どこを見てもお気に入りの家」 帯広市S邸/カントリーヴィレッジ



キッチンはPanasonic。排気口がなく掃除が楽なトリプルワイドコンロに惹かれて選びました。吊戸棚はサイズや構造、ガラスの種類までインテリアコーディネーターと相談しながら作ったオーダーメイドです。



既製の家具がほとんど見当たらないS邸。洗面所の洗面台と鏡、トイレの収納なども全て造作で作ったものです。写真左の鏡の両脇部分は一見壁に見えますが、ティッシュとペーパータオルがそれぞれ下から引き出せるようになっています。



ご主人の書斎は6.3帖とゆったりした広さ。長さのあるデスクとスライド式の大容量の本棚を備え、居心地の良い空間となりました。
自由度の高い家づくり。すみずみまでオーダーメイドの家/帯広市Sさん

ホクシン建設のスタンダードを体感できるモデルハウス「Koselig」/丸三ホクシン建設



「手造りの家を」をテーマに、自然素材活用、建て主の要望を丁寧に叶える家づくり、住宅性能、大工育成などで人気の丸三ホクシン建設が2024年1月、2棟目となるモデルハウス「Koselig(コーシェリ)」を公開しました。

玄関に入るとすぐ、造作の木製階段が正面に。建具や階段、収納、洗面台やキッチンに至るまで大工さんや建具職人さんの造作があるのもホクシン建設の魅力。既製品にはない、自然素材の柔らかい印象や一点もののオリジナリティが住まいへの愛着を深めてくれます。

キッチンの背面収納も大工さんの造作。メラミン化粧板を面材に使うことで、既製品のキッチンとも調和がとれ、傷がつきにくくメンテナンスしやすい点もメリットがあります。
「Koselig」はホクシン建設のスタンダードを体感できるモデルハウス

「ちょっとプラス」のおしゃれな造作提案 札幌市北区「iDEL(イーデル)屯田」/イネスホーム



イネスホームは女性スタッフが中心となり、家事や子育てがしやすいプランやトレンドを押さえたコーディネートに加え、腕の良い大工による「ちょっとプラス」の造作提案などで人気の住宅会社です。

イネスホームの魅力のひとつ、「ちょっとプラス」のおしゃれな造作提案は「iDEL(イーデル)屯田」にもふんだんに散りばめられています。

キッチンの袖壁にはマガジンラックを発見。キッチン前のカウンターは、スツールを置いて朝食やティータイムに使ったり、写真のように雑貨をディスプレイして楽しめそうです。

足をぶつけないように、カウンターの脚は少しだけ内側に入ったデザインになっています。イネスホームならではの心づかいが感じられるポイントです。
ナチュラルヴィンテージに「安心」をプラス!「iDEL(イーデル)屯田」札幌市北区

大工さんが造作した浴室の壁や天井、家具工房enaoの造作キッチンも 東川町萬田邸/雅建築企画



壁付けのキッチンは家具工房enaoの遠藤さんが造作。
ホワイトベージュのメラミンの面材に無垢材の縁取りがアクセントになっています。下部は収納も充実しています。

窓際には、収納を兼ねたソファーベッドを造作。窓の向こうの桜の木は、暖かくなると春の訪れを知らせてくれます。晴れた日には旭岳も見られ、四季折々の景色を楽しめる空間です。



浴室の下半分は既製品のユニットバス(ハーフユニット)で、壁や扉、天井などは大工さんの造作です。自然素材をふんだんに使った家でも、お風呂は工業製品という家が大半ですが、萬田さん宅のお風呂は壁にヒバを採用しており、木の香りでほっとする空間に。自然素材だと掃除が大変そうですが、同じようにヒバを採用した清水さんのご自宅も「塗料を5年に一回くらい塗れば黒カビの発生を抑えられます」とのことでした。

2階の居室へとつながる無垢材の階段も大工さんの造作です。
東京から東川へ移住 夫婦でコンパクトに暮らす自然素材の家

地元の家具工房とコラボレートした完全オーダーメイド家具の家 当別T邸/辻野建設工業



Tさん 夫婦で当別に越してきて、賃貸住まいをしていた頃に、一生ものの家具が欲しくて、「旅する木」のダイニングテーブルと椅子をオーダーしたのが須田さんとの出会いでした。

その後、「旅木会(たびもくかい)」という、「旅する木」で家具をオーダーした方たちが須田さんを囲む食事会に参加するようになり、家具だけでなく住宅設計をトータルでお願いできないかと須田さんに相談したんです。

ちょうどその頃、辻野建設工業さんの新・田園住宅を知り、町の喧騒から離れた環境の良さと、300坪という広い土地が求めやすい価格で手に入ることから、設計を須田さんに、分譲地の購入先と、施工を辻野建設工業さんにお願いすることにしました。

2階のLDKは、窓の向こうに広がる景色、内装の統一感など、家の中を見渡した時に納得感があり、満たされた気持ちになります。以前のアパートでは頭にある事柄に急かされる感覚がありましたが、この家に来てからは、見ているものに意識を向けて、落ち着いた心で過ごせるようになりました。

「旅する木」代表:須田さん 外壁のイメージを共有するためのツアーに出かけたり、真夏の現場でキハダのフロア貼りをTさんと一緒にしたり。曲線を描いたベンチや、4隅がRのキッチン造作は大変でしたが、とても喜んでいただき、苦労が報われました。デザインはほぼ任せてもらえたので、遊びのある提案を随所に散りばめています。

辻野建設工業と旅する木がコラボした・住むほどに愛着がわく住まい

収納力の高いキッチンの木製造作キャビネット 札幌市S邸/S・建築製作所



(画像左)キッチンは背面に木製キャビネットを造作してもらいました。このキャビネットも収納力が高いと、奥さまは満足しています。
(画像右)2階のフリースペースは書斎コーナーです。壁の片面には床から天井までの本棚を、窓の付いた壁面には長いデスクカウンターを造作してもらいました。
高性能で暖かい!素材の風合いを生かしたデザイン住宅 札幌市/S・建築製作所

安価な材料を使い雰囲気良く仕上げることも得意技 江別市S邸/北渡建設



グレーの濃淡でコーディネートしたダイニングキッチン。天井にはやすりで表面を滑らかにしてから塗装をかけた胴縁材を貼りました。安価な材料を使い雰囲気良く仕上げるのは、設計担当の老川さんの得意技です。

寝室の隣にあるご主人のワークスペースは窓際にカウンターを造作。出入り口正面の吊り戸棚はキッチンとセットだったものを有効活用しました。
傾斜外壁に斜め屋根・往来の目を引く小さな邸宅 江別市S邸/北渡建設

造作で使いやすくカスタマイズされたダイニング・キッチン 旭川市/アイダホーム



奥さま キッチンは油跳ねや、ダイニングに座った時に冷蔵庫の中が見えるのが気になったので、アイランド型ではなく、コンロ前にも壁を設けたペニンシュラタイプを選びました。

キッチンの腰壁にしつらえた飾り棚や、テレビの下にあるルーバー扉の収納庫、その並びにある、手前に引き出すタイプのダストボックス、大きなダイニングテーブルなど、これら全てがアイダホームの造作によるオリジナル。ホワイトインテリアで統一したデザインの良さと、使いやすさを追求した機能性の両方を実現しています。



間接照明を施したラグジュアリーな寝室は、ホテルの客室を参考にご主人がオーダー。ベッドヘッドやサイドテーブル、ベッド台などもアイダホームの造作です。

奥さま 壁面を使い、収納をたくさんつくってもらいました。リビングは中の小さな仕切りまで造作してもらっています。
ごみ箱など生活感の出るものは、家具として内蔵してもらう工夫も。リビングのコーヒーテーブルにも、引き出し式のごみ箱を内蔵してもらっています。
200インチの大画面が吹き抜け越しに!夫婦で楽しむシアター 旭川市/アイダホーム

建具からキッチン・洗面化粧台まで大工の造作が心地よい住まい 小樽市/丸三ホクシン建設



小樽市にあるTさん夫妻の家は2022年秋に竣工しました。ご夫妻がホクシン建設を選んだ理由は、断熱性能の高さと自然素材を使った家づくりにあります。実際にお邪魔してみると、自然素材による大工さんの造作が随所に見られる、ほっとするお住まいでした。

キッチンの背面カウンターは大工さんによる造作で、壁面に江別産レンガを採用しました。玄関ホールに続く引き戸は木組みが美しいだけでなく、玄関とリビングをほどよく遮りつつ、陽射しや空気を玄関まで届けてくれます。玄関を開けたときに愛猫が不意に出ていくのを防ぐ目的もあります。

リビングダイニングは木の風合いに満ちています。床は杉板の浮造り仕上げ(木目の柔らかい部分を削って硬い部分を浮き上がらせる方法)で、30mmの厚い杉板を採用。足裏が暖かい感触がしました。



1階で生活に必要なすべてがまかなえるよう、洗面室やユーティリティなどを配置。洗面室の洗面台はモールテックス、壁面収納や棚は大工さんの造作です。奥さまがイメージを膨らませて希望を伝えました。ユーティリティは洗面台の奥にあり、リビングからもキッチンからも行ける回遊式動線になっています。収納ケースやガス式衣類乾燥機「乾太くん」に合わせて、大工さんに棚を造ってもらいました。

詳しい記事はこちら コンパクトで使いやすい、自然素材の温もりあふれる家

家具職人と一緒に、造作家具や内装計画までトータル・コーディネートができる 東川町/雅建築企画



野上さん 清水さんは住宅設計にとどまらず、家具職人の遠藤さんと一緒に、造作家具や内装計画までトータル・コーディネートができる家具デザイナーでもあります。

今後は、monokraftとコラボレートしながら、風土に合ったデザインと性能で、さらにこだわりの家づくりを展開する予定です。
詳しい記事はこちら 東川町移住で叶えた心地よい暮らしと仕事 monokraft清水さん/雅建築企画

建具職人がつくるイメージにぴったりの造作家具に大満足 帯広市/プラスワイド



今回お邪魔した帯広市内のM邸は2世帯住宅です。長く東京で仕事をされていたというMさんのセンスが生きる内装、そしてお母さまがそば打ちやパンづくりなど料理の腕を発揮しやすいキッチンや収納などの工夫が随所にあります。細やかな造作にも定評のあるプラスワイド社のデザインと技術も光る、見どころ満載のお宅です。



キッチンの背面収納はサイズや仕様など、お母様のもつイメージにぴったり合わせて作られました。プラスワイド社の建てる家の大きな特徴のひとつが、建具職人が制作するこうした造作家具。大工では実現が難しい要望にもきめ細やかに応え、できあがりも緻密な仕上がりです。上は引き出し式の作業台。調理中もキッチンが広々と使えます。下にはゴミ袋やお米のストックを入れられるようになっており、指で引っかけて蓋を持ち上げる仕組みです。



下から引いて取り出せるようになっているこだわりのタオル棚は、美容室のものを参考にしたそう。

詳しい記事はこちら シックなデザイン&料理も楽しい二世帯住宅/帯広市M邸

本物志向の内装・造作家具を採り入れた暮らしやすい住まい 恵庭市/キクザワ



恵庭の工務店キクザワも造作に定評のある会社です。こちらのT邸も造作家具をふんだんに採用しています。キッチンはリビングに向かったオープンな対面式です。カウンターはスタディスペースとしてごはん支度をしながらお子さんの学習や活動を見守ることができます。「家づくりではキクザワさんの施工事例集をかなり参考にしました。本物の素材を使った内装を見て、家具もやっぱりいいものを置きたいねとなって」と奥さまは話します。



洗濯・脱衣室を出てすぐ左に家族の衣類を収納できるファミリークローゼット。家事室も兼ねアイロン台にもなる作業カウンターや小物収納用に有孔ボードも備えました。



ゆったりとした広さのある洗面化粧室では、希望を伝えて棚や収納を造作してもらいました。子どもが2人とも女の子なので、プライバシーに考慮し脱衣室とは独立した配置にしています。

詳しい記事はこちら 好きなインテリアに囲まれた家事効率のよい家 恵庭市T邸/キクザワ

和風建築を得意とする会社ならではの京町家をイメージした住まい 札幌市/北渡建設



「一体誰のために家づくりをするのか。一生に一度の大きな買い物なのだから、納得した家をつくりたい」と強く感じるようになったとOさんはいいます。そんな矢先、札幌良い住宅.jpの中で北渡建設のホームページにたどり着き、和風建築の美しさに魅了されたOさん。早速公開中だったモデルハウスを訪れ、そこで担当の老川さんに出会います。

「気密・断熱・換気などの住性能の高さに加え、デザイン性も重視していました。もともと京都の町家などに興味があり、自宅にも和風モダンを採り入れたかった。おじいちゃんになってもカッコいい家が理想でした。担当の老川さんはイメージをその場でラフに描いてくれて、それがとても分かりやすく好印象でした」とご主人。ここなら希望する家が建てられる。契約していた会社と契約を解消し、北渡建設に依頼することを決めました。



リビングの天井はヒノキを使った羽目板仕上げ。床はタモの無垢材です。ダイニングの天井は間接照明を施し一段低くなっていて、天井の美しい木目が照らし出されています。畳スペースには京寺をイメージした円窓を提案。からし色の和紙を張った壁面によく映えています。窓越しに見える格子も良いアクセントになっています。

詳しい記事はこちら 京町家風2階リビングの家 札幌市・Oさん/北渡建設

見学した家は約70棟。洗練された仕上がりは大工の造作もポイント大 帯広市/Cryptn(クリプトン)



床はニューヨーク州ブルックリンにある高級ホテル、ワイスホテルのエントランスを参考にフローリング材を斜め張りに仕上げました。玄関へと続く扉にはYKKのガラスドアを採用、視線が抜ける造りにしています。壁面の吊り棚は造作で作ったものです。真鍮製の取っ手も施主支給で取り付け、全体がしっくりと馴染むデザインになりました。


シューズクローゼットの背面はウエスタンレッドシダーの板張り。「大工さんと一緒に張らせてもらいました。」


一軒ごとにテイストが異なっていても、全体の洗練された印象が共通していたのがクリプトンさんでした。建主の好みに合わせつつ、しっかりとお洒落に仕上げてくれそうだなと思いましたね。

デザインはもちろん、住宅性能の部分でもとても満足しています。大きな窓のある家ですが、日光もたっぷり入るので冬でも子どもはシャツ一枚で過ごしているんですよ。現場で大工さんに「ここに余った板を張れますか?」とお願いしたり、完成までは最後まで色々とお願いしてしまいましたが、おかげで「すべてを叶えてもらった」大満足の家になりました。

詳しい記事はこちら 70棟を見学し「住みたい家」を研究 /帯広市Mさん Cryptn(クリプトン)

元大工社長が手掛けるデザイン・仕様を思い通りに実現した家 帯広市/石井建設



帯広市の石井建設は、元大工の社長が率いる工務店。イメージの具現化には造作が必須と考え、オーナーと一緒に理想の形を追求しています。こちらの住宅の外観は、カーポートや外から2階につながるバルコニー、各所に使用した水道管パイプ、玄関前のウッドデッキや格子窓など、さまざまなアイテムも含めてデザイン。これも大工による造作の1つです。



キッチンは既成品に、外周は大工の造作で「フィッシュボーン」を採用し室内の雰囲気に合わせました。



室内窓には様々なデザイン・ガラスを用いた格子窓を採用。レトロな雰囲気は手作りなはです。



奥さまは「石井社長は、どんな要望も受け止めて、実現するための選択肢をたくさん提案してくれます。私の要望が多すぎてきっと苦労されたと思いますが、その分、思い入れが実現し満足感いっぱいの家になりました」と振り返ります。

詳しい記事はこちら カリフォルニア系注文住宅 デザイン・仕様を思い通りに実現/帯広市U邸・株式会社石井建設

壁、階段、キッチン、収納、家具…すべてオーダーで叶えた家づくり 帯広市/cubeチセ



キッチンには、コンロやシンクから独立したアイランド調理台を設けました。広い空間を必要とする贅沢な造りですが、海外ではよく見られるスタイルです。
「海外ドラマの影響もあり、見た目が好きでこのスタイルを選びました。造作の食器棚も含め、収納力も抜群です」

可愛らしい絵柄が気に入って選んだメキシコタイル。
「好きなものに囲まれて暮らしたい」という思いを詰め込んだ結果、自然と多国籍なインテリアになったといいます。



水回りもオリジナルの造作棚で使いやすく。洗面台下には脱衣かごが収まるようになっています。



(写真左)家事室には作業台のほか、ハンガーを掛けられるポールを設置。スチームアイロンも手早くかけられます。
(写真右)トイレの手洗いには魚モチーフのタイルとボウルを合わせて。

塗り壁ひとつとっても素材や厚み、職人さんの塗り方が違うようで質の良さを感じました。築年数が経っているのにきれいなままで、耐久性も感じましたね。工事中は、現場に行くと大工さんがきさくに話してくれたので、見に行きやすくて嬉しかったですね。暮らしの折々で、「いい家に住まわせてもらっているな」としみじみ感じています。

詳しい記事はこちら 海外風キッチンにサンルーム 好みを実現した家づくり/帯広市Oさん

製材工場を擁し本格的な家具製造もできる住宅会社 旭川市/昭和木材



縦格子の間仕切りやテレビボードは、木目が美しいタモ材で造作しています。テレビボードは配線の際に壁の断熱を損なわないよう、前面にふかし、内部に線を巡らせています。すっきりとした木目が生きるタモ材やナラ材をメインに採り入れることで、旭川家具にも通じる北海道の自然美を感じさせる設計デザインになっています。



タモの木目の凸凹を強調した浮造り仕上げは、見た目の美しさと足裏に触れる感触の良さが魅力です。樹皮をはいだ木の外側部分にあたるカーブを生かした「耳付き」にすることで、階段に表情が生まれています。

片流れの傾斜屋根や耳付きの上がり框、浮造り耳付きの階段など、木の特徴を知る会社だからできる木材の使い方に魅了され、「昭和木材さんらしさを出すには、リフォームではなくゼロからつくりたい」と新築での依頼を決めました。

詳しい記事はこちら 北海道らしい景観と木の表情を生かした家 旭川市M邸/昭和木材

コンクリート製キッチンが映える大工さんの家 旭川市/アーケン



建て主は日頃からアーケンの住宅施工現場で活躍する大工さん!K邸では建て主でもあり大工さんでもあるという立場で、奥さまの要望を第1に、設計担当のアーケン・太田さんとともにこだわりの注文住宅を実現しました。

見どころはいろいろありますが、コンクリート製のキッチンには特に驚きました。のキッチンは、600軒以上の住宅を取材撮影しているいえズーム取材陣も初めて見たコンクリート製キッチンです。背面収納やダイニングテーブルなどは無垢材が使われ、優しく暖かい雰囲気にコーディネートされています。

床は、モールテックス(モルタル造形塗料)で仕上げました。ダイニングテーブルは、上川町で切り出したナラで造作。家電は黒で統一してスタイリッシュです。



玄関ドアを開けて驚くのは土間の広さと、空間の抜けの良さ。来客の多くがしばらく玄関先で立ち止まり、驚きの表情になります。

玄関近くの長い収納棚には水槽や観葉植物が置かれ、趣味のスペースも兼ねています。写真奥のカウンターでは、大工仕事で必要な書類チェックなどが玄関先ですぐできます。

アーケンの現場では、大工さんも造作をする場面が多いといいます。ご主人は、今回も建築工事だけでなく建具や家具の造作まで手がけましたが、「自分の家という感覚はなかったですね」。またまた、意外な一言でした。あくまで職人として、目の前の仕事に打ち込むご主人の姿が浮かびました。

詳しい記事はこちら コンクリート製キッチンが映える大工さんの家/旭川市・K邸


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2023年08月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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