Story 取材記事

ゴルフ&シアタールームで趣味も充実。こだわりの和モダン住宅/帯広市Kさん


「自由にデザインした家に住みたかったんです」。
そう話してくれたのは、帯広市内の静かな住宅街に新居を建てたKさんご夫妻です。パソコンソフトを利用して自らもデザインに加わったというインテリアはこだわりのポイントがいっぱい。
設計・施工は帯広市のイゼンホーム、担当は中村千代美さんです。造作家具・建具からライティングまで、オーナーのセンスが光る和モダン住宅をご紹介します。

和室・ヌック・書斎など家族をゆるやかに繋ぐ多機能LDK



玄関は天井高4m、ホールと合わせると約5.5帖という広さ。洗い出しの土間に白と黒の漆喰壁で洗練された印象です。リビングドア横の木張りのデザインは奥様の考案。まるでホテルのエントランスのように格調高い空間になっています。



LDKの天井はスギの羽目板仕上げです。フローリングにもスギの無垢材を選びました。「踏み心地が柔らかく、熱の伝わり方も穏やか」なのだそう。



写真左/オープンタイプの和室には、造作のカウンターと棚をつけました。PC作業や裁縫、お子さんの学習など、家族が思い思いに利用できるフリースペースになっています。

写真右/地窓には障子をつけ、光の入り方や外からの視線をコントロール。格子部分はご夫婦でデザインしました。



広々としたLDKに含まれるのは、和室コーナーだけではありません。お子さんのためのプレイスペースになっている一角(写真右手前)の隣には……



カーテンで仕切られたヌックがありました。こぢんまりとした内部は、お子さんにとって遊びの世界を広げてくれる小さな隠れ家。大人にとっても安らげる空間です。



ダイニングの奥には小さな書斎も。L字型のデスクと本棚は造作です。高さを抑えた垂れ壁のアーチに包まれ、リビングとの距離感がちょうどよい空間になっています。
和室、ヌック、書斎と3つの空間がゆるやかにつながり、家族がお互いの気配を感じながらそれぞれの時間を過ごせるLDKになりました。

室内でも臨場感のあるプレイが楽しめるプロジェクターつきゴルフルーム



ゴルフが趣味というご主人のため、玄関の隣には防音仕様のゴルフルームをつくりました。床の一部は補強したうえでゴルフマットが敷いてあります。壁面に備え付けられたバーは、懸垂などのトレーニング用です。



ご主人 球が跳ぶ範囲の壁面は、衝撃を吸収するグラスウールボードで仕上げてもらいました。プロジェクターを付けたので、シミュレーターで映像を映しながら、実際のコースでプレイしているような感覚で練習できるところも気に入っています。

奥さま 映画を観るシアタールームとしても利用できるようにしました。メインはゴルフ用ですが、家族でも楽しめたらと考えています。

自らもソフトを使ってデザインに参加。こだわりの詰まったインテリア



キッチンはウッドワン社の無垢の木を使ったシリーズから選びました。扉の面材は浮造り仕上げで、本物の素材ならではの豊かな表情が味わえます。
ダストボックスの位置は、リビング側から見た時に目に入らないよう、背面収納の下ではなくシンク下にスペースをとりました。



天井に玄関と揃いの木張りのデザインを施した洗面スペース。洗面台はミラタップ社の「エルフォルム」です。継ぎ目のない一体型のカウンターとハイバック水栓は、スタイリッシュなだけでなくお手入れのしやすさもポイント。鏡は奥さまがデザインしたものを特注した一点ものです。

奥さま 天井部分も鏡もDIALux(ダイアルクス)という照明設計ソフトを使ってデザインしました。高さや厚さなどを細かく指定し、3Dで動かしながらシミュレーションしたことで、思い描いたものに近づけられたと思います。家の中でも愛着のあるスペースになりました。



写真左/洗面所・脱衣所だけでなく玄関からも近いファミリークローゼットは、お出かけ前も便利。

写真右/トイレのアクセントクロスは深みのあるボルドーに。ライトは間接照明を選び、落ち着きを感じる空間に仕上げました。



写真左/照明のプランニングも奥さまが行いました。玄関ホールはアッパーライトを使って印象的に。

写真右/漆喰の壁は光を当てると陰影が際立ちます。廊下上部の壁を平面ではなく三角錐のような形にデザインしたことで、モダンアートのような造形美が生まれました。



こちらは2階ホール。天井を照らすアッパーライト(写真左)と模様入りガラスシェードのブラケットライト(写真右)が、雰囲気ある空間をつくっています。



ホール端の床はFRP(繊維強化プラスチック)のグレーチングに。「1階のリビングにも西日が入るようにしたい」という要望を叶えました。

契約の決め手は総合力。自作のデザインを反映した家は愛着も大きい

家づくりについてお話を伺いました。



Q さまざまな住宅会社や個人の設計事務所へも足を運んだと伺いました。その中でイゼンホームを選んだ決め手は?

 総合力ですね。まず家自体の性能の高さ、それから設計の自由度の高さに惹かれました。設計担当の中村さんは「これまでやったことがないような新しいことも積極的にやりたい」と言ってくれて、価格面でもこちらの要望を全て予算内に収めてくれました。希望するエリアにあったこの土地も、イゼンホームさんがオーナーに交渉してくれたおかげで購入できたんです。



Q 家の中のどこを歩いていてもインテリアへのこだわりを感じます

 何から何まで注文して叶えてもらった感じですね。中村さんもこちらの要望を受けて様々な提案をしてくれました。玄関の土間の洗い出しは、何種類かの石を取り寄せて石と石の間隔や見え方を変えたサンプルを作ってくれましたし、2階から1階へ光を下ろしたいと伝えた時に床をグレーチングにすることを提案してくれたのも中村さんです。



Q 工事中の現場も見ましたか?

 ほぼ毎日見に来て、大工さんともよくお話しました。ヌックの内側の高さや和室の小上がりの高さ、垂れ壁のアーチの形などは、現物を見ながら「もう少しこうしてもらえますか?」と伝えてつくってもらいました。思い描いたデザインを実現できた理由のひとつですね。



Q 住み心地について教えてください

 気密・断熱がしっかりしているので真冬も快適に過ごしています。スギの床も肌あたりが良くていいですね。造作でつくった小上がりやカウンターの高さも、自分たちのサイズに合っているので使いやすいです。思い描いていたデザインが叶い、暮らしの快適さ・視覚から得る喜びの両面から「自分たちのために建てた家」の心地よさを感じています。

【建築概要】



1階床面積 165.41平方メートル(50.03坪)※
2階床面積 50.70平方メートル(15.33坪)
延床面積 216.11平方メートル(65.37坪)
構造・工法 木造枠組壁工法(2×6) 車庫は在来工法
断熱(壁) 高密度吹込グラスウール 140㎜+フェノールフォーム1種 50㎜
断熱(天井) 吹込用グラスウール 18K相当 500㎜
断熱(基礎) 押出法ポリスチレンフォーム3種 外側75㎜打込+内側30㎜打込
換気 第4種換気システム(パッシブ換気)
暖房 床下ヒーター

※1階の床面積に49.98平方メートルの車庫を含む


2026年01月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

イゼンホーム 株式会社伊善建設住宅部の取材記事