Story 取材記事

未来の家族の暮らしをデザインする家  江別市・佐藤さん

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住宅会社探しに迷っていたオーナーさん。決め手となったのは、サンケイ建匠・湯浅岳雄社長からの、住む人の動きや暮らし方までイメージできる提案でした。完成した家には、夫婦と子ども3人、そして愛犬が楽しく快適に暮らせるアイデアが詰まっています。


重厚感のある色づかいにこだわった外観。ウッドデッキは愛犬の遊び場としても活用


家族全員の団らん、快適さを考えた設計


広い玄関は当初からのご夫婦の希望。右奥は犬の部屋とキッチンにつながる


新しい家が数多く建ち並び、近所の子どもたちがにぎやかに走り回る江別市の新興住宅街。その一画にある、今年3月に完成した佐藤さんのお宅にお邪魔しました。
外観は重厚感のある落ち着いた濃い茶色、耐久性がありメンテナンスもしやすいガルバリウム鋼板の外壁です。

中に入ると広い玄関が。左へ行くとリビングへ、奥はキッチンや洗面へとつながっています。



1階の中心は、家族が集まるリビングです。ダイニングキッチン、洗面台、和洋室と間仕切りなしでつながり、開放感のあるつくりになっています。

リビングの大きな窓からは、ウッドデッキに出られます。外でバーベキューをしたいと付けました。リビングの一角にある間接照明は、湯浅社長からのアドバイス。より広く感じさせるための工夫です。


キッチンはカウンターが高く、壁もあって玄関側からは見えない。奥は畳を置いた和洋室


キッチンは、和洋室、ダイニングリビング、浴室などが見わたせる位置にあります。角度的には玄関から見えてしまいそうですが、壁と高めに設定したカウンターが目隠しになり、丸見えになりません。

キッチンから奥へと進むと脱衣室と浴室がありますが、洗面台は脱衣室から独立しています。これは、お客様がお風呂を使う場合に配慮した湯浅社長のアイデアです。


玄関奥のスペースには愛犬のための部屋があります。これまでずっと外で飼っていましたが、年をとって雪の多い江別では外飼いはかわいそうだと思い、ご家族たっての希望で作ったそうです。窓から外も見えますし、排水口もついていてシャンプーもできる部屋になりました。


犬といっしょに暮らす

玄関奥のスペースには愛犬のための部屋があります。これまでずっと外で飼っていましたが、年をとって雪の多い江別では外飼いはかわいそうだと思い、ご家族たっての希望で作ったそうです。窓から外も見えますし、排水口もついていてシャンプーもできる部屋になりました。


愛犬の部屋の外側の窓は、犬の目線でも外が眺められるよう低い位置にも付けた


階段を上ると、まずは車庫の真上にある中2階に。そこは踊り場兼クローゼットになっていて、家族の洋服ダンスなどが置かれています。ご主人が仕事で夜遅く帰ってきた時に、奥様を起こさずに着替えができるようにという気づかいです。

さらに階段を登ると2階。子ども部屋2部屋とご夫婦の寝室、そしてご主人の書斎があります。湯浅社長から、「家族がいつもリビングで団らんするためには、子ども部屋を居心地よくしすぎないほうがいい」とアドバイスがあったとか。

暖房はランニングコストの安い蓄熱暖房機を採用しました。お子さんが多いので安全性なども考え、オール電化に。

「3月の完成前に何度か見に来た時、簡易ストーブをつけているだけなのに暖かくてびっくりしました。職人さんも『この家は暖かい』と言ってくれて、うれしかったですね」と口をそろえるお二人。

一方夏場はというと、今年扇風機を出したのは特に暑かったお盆の昼間くらいだったというほど、涼しく快適だったそうです。エアコンはもともと設置していません。


中2階のクローゼットからはリビングと納戸、2階の廊下まで見える


どこを選べばいいのかわからなかった

佐藤さんご夫婦が家の新築を本格的に考え始めたのは、2年ほど前から。「いずれは家を建てたい」と考えており、2番目のお子さんが小学校に入るタイミングに合わせて行動を開始。ハウスメーカー、工務店を含めて、モデルハウスや見学会、建築現場を幾度となく見て回り、6~7社に絞りました。

佐藤さんご夫婦が最も重視していたのは、家族5人でいつも団らんできる、開放感があって居心地の良い空間をつくることでした。また、以前住んでいた奥さんの実家は築30年を経ていて寒かったということもあり、暖かい家を希望していました。

「会社ごとに独自の工法などを打ち出していますが、素人から見ればどれがいいのかわかりません。そこで、条件と希望を伝えてプランを出してもらったところ、どこもだいたい似たような内容になり、どこを選べばいいのかさらにわからなくなりました」とご主人。それでも、少しでも要望をかなえてくれそうな1社に絞って話を進めていました。


リビングと玄関を仕切るのは、奥様が「憧れだった」という天井まである大きな造作ドア


手に取るようにわかるプラン説明に感心

ところがそのころ、知人の紹介でサンケイ建匠の湯浅社長と出会い、佐藤さんの家づくりは急展開を迎えました。「家づくりの考え方が、他の会社と全く違いました。湯浅社長は、実際に住む私たちの立場に立って、住んでからのことを想定して話をしてくれたんです。目からうろこで、二人とも一気に心が動きました」と奥様。

また、「出されたプランも、湯浅社長が住む側の目線でこだわりながら作ってくれたのが伝わってきました。平面図だけでは距離感や動線がイメージしづらいのですが、湯浅社長は『住んだらこうなる』『ここにこれがあると便利』と細かく説明してくれたので、住み心地がリアルに想像できました」と、ご主人も決断の決め手を話してくれました。

家づくりを進める中でも、奥様が湯浅社長と直接、携帯電話で話をしていたと言います。「社長さんだからと気兼ねすることなく相談できました。ささいなことでも要望を聞いてくれて、できることとできないことははっきり答えてくれました。おかげで、とても楽しい家づくりになりましたね」。

完成後は、「設計の段階からイメージがつかめていたので、期待どおりでした」とご主人。奥様も、「ああ、本当に住んでいるんだ、と感動しました。友人など誰が来ても『素敵だね』と言ってもらえるし、快適です」と笑顔。わんぱくざかりのお子さんたちも、のびのびと家の中を駆け回っていました。

記者の目

「住み心地が設計段階でイメージできた」「細かいことまで要望を聞いてくれた」という言葉は、実際に住んでからの満足度の高さにもつながると感じました。一番新鮮だったのは、サンケイ建匠でも初だったという愛犬の部屋。本当に快適そうだったので、ぜひ第二、第三の例が出ればよいと思います。

2011年09月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

株式会社SANKEI(サンケイ建匠)の取材記事