Column いえズーム コラム

方位と配置について考える

借家の間取り。日射しは思いのほかよく入ったが、玄関前の雪融けが遅く、除雪した雪をためておく場所がなかった。
借家の間取り。日射しは思いのほかよく入ったが、玄関前の雪融けが遅く、除雪した雪をためておく場所がなかった。
わが家は南東向き。ちょうど東角に小生の小さな部屋がある。3月から7月前半までは本当に気持ちがいい。(クリックして拡大)
わが家は南東向き。ちょうど東角に小生の小さな部屋がある。3月から7月前半までは本当に気持ちがいい。(クリックして拡大)

北向きの意外な利点と南東が好きな理由

生まれ育った実家は、北東と北西を道路で囲まれた北向きの角地でした。マイホームの以前に住んでいた戸建ての借家は、北向きでした。
実家は西日がよく入る配置、借家は夏は西日が入らず冬は奥まで光が入るいい配置でした。
北向きの土地は意外や太陽が差し込んで明るいことを知りました。
しかし、もちろん欠点もあります。玄関に光が当たらず、雪融けが遅いこと、敷地が狭い場合は玄関まわりの雪を捨てる場所もないこと。


ボクは冬を重視しました。玄関前の雪融けが遅いのは、どうしてもいやだった。そこで南向きを条件とし角地を条件とはしませんでした。敷地が狭ければなおのこと南向き。広ければ北向きも可、くらいの感じです。


とは言えニュータウンで探していたわけではないので、まちなかの仲介物件にそれほど理想的な土地などありません。もちろん予算もありません(土地費予算は1,000万円でした)。
ところが、手に入れた土地は南東向き。この点ではまったく理想通りでした。縁があったと今振り返ってもつくづく思います。
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間取りと方位の微妙な関係

ボクは寝室とダイニングの方位にこだわりがありました。
寝室はどうしても朝日を浴びて起床したかった。なので東向き、または北東か南東ということになります。
寝室は慎重に考えた方がいいと思います。朝日を浴びたくないという人もいますし、そもそも朝日を浴びて何時に起きるのですか、ということも重要な点です。
ボクは30代後半から早起きになったこと、年齢とともに朝日に力強いパワーを感じるようになったことなどから、東向きが希望だったのです。
ボクの部屋は北東・南東の角です。実際に暮らしてみて、この点については正解でした。朝日を感じる部屋が大好きです。


一方、ダイニングはイマイチでした。
ダイニングと言っても、朝食と夕食を食べる場所です。夕食時は日も沈んでいるので、方位はあまり関係ありません。朝食は朝日を浴びて食べたいな、という希望がありました。
しかし、ダイニングにつけた窓のロールスクリーンは食事中、閉じられたまま朝日を浴びることはありません。けっきょく、わが家ではダイニングは方位に関係ありませんでした。

2010年05月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。