家を建てるときのお祝い事といえば、
地鎮祭(じちんさい)
上棟式(じょうとうしき)建前(たてまえ)
があります。
地鎮祭は、工事を始める前に「これから工事を始めます。事故なく進むよう、よろしくお願いします」という意味の儀式です。
上棟式は、家の一番高いところにかかる木(棟木・むなぎといいます)をあげてから、工事の安全と家の無事を祈る儀式で、こちらはお祝いの色合いが強くなります。
昔は当然、どちらもやったのですが、何かの統計によると、北海道でやるのは地鎮祭が8割程度、上棟式は半分もやならいそう。
とは言え、何もせずに進むのはどうも、ということもあります。
工事を担当する工務店さんに「ご祝儀とかどうしたらいいんでしょうか?」
と尋ねると、だいたい、
「気にしないでください」
という答えが返ってくるようです。
それでも、「大工さんに気持ちを」
とさらに尋ねると、
「それでは、棟梁に2~3万円渡してくださいますか。あとは棟梁が大工たちに配分しますので」
と答えるケースがほとんどのようです。
上棟式をやってもやらなくても、棟上げのころに棟梁に2~3万円ご祝儀を渡す。
これが習わしのようです。
もうひとつ。
地鎮祭も上棟式も、住宅会社側が手配して、何となく置いてきぼりになる、というケースを耳にします。
どちらも神式で神社の神主さんに来ていただくことが一般的ではありますが、仏式でもかまいません。
今どきはお葬式も無宗教があるくらいですから、みんなでお祈りしたり、感謝したりということでも十分だと思います。
まさに「気持ちの問題」です。
2013年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。