Column いえズーム コラム

甘みが違う! 南区澄川地域の産直「トウモロコシ」

corn.jpg

中井農園さんのトウモロコシ
毎年晩夏から初秋にかけて、札幌の南区澄川地区に住む住民のお楽しみ、中井農園さんのトウモロコシ。
ひと口噛めば驚くほどの甘みが広がり、スーパーや青果店で扱っている商品とは比べ物にならないほどのおいしさです。だから、子供から高齢者までご近所さんはみんな大好き。販売が始まる日を、例年心待ちにしています。

農園を経営する中井さんのご家族によると、このトウモロコシは30年ほど前から栽培しているそうで、ここ数年は一家で経営する「セブンイレブン澄川3条5丁目店 tel.011-822-2025」で、毎日50本から多い時で100本ほど、とれたて野菜と一緒に販売しています(場所はこちら>>)。

ただ、午前中には売り切れてしまうため、住民や元住民以外にはほとんどその存在が広まらないまま現在に至る、じつに希な「トウモロコシ」なのです。今年は、天候などの様々な影響から販売が始まったのは9月に入ってから。実もやや小振りな印象ですが、持ち帰って早速ゆでいただくと、相変わらずのおいしさに思わず「コレだよ、コレ!」と頬が緩みます。今年も味わえたという感慨がしみじみとこみ上げて、ひと時の幸福感に浸ることができました。 

corn2.jpg

なぜこんなにも甘くおいしくできるのか?
この日の農作業を終えた中井さんの奥さんに尋ねると、
「みなさんそのようにお聞きになります。とれたてを食べていただいていることと、あとはきっと畑の土がいいんでしょうね」とニッコリ。
今年の販売は残すところ4〜5日(9月24日現在)だそうで、明日にでもまたこの幸せをいただきに行こうと、思いを新たにした次第。

春にはみごとな梅並木
明治24年に南区澄川に入植して以来、農業を営んでこられた中井さんご一家。広大な敷地の前庭にはたくさんの梅の木が立ち並び、満開の時期はピンク色の並木道となります。中井さんは毎年その頃になると、普段は閉ざしている門を開け放って、自由に(もちろん、鑑賞する人々は節度を持って)お花見ができるように配慮してくれます。木々になる梅の実はとても立派で、古くからの住民の中には「梅干しを作るには中井さんの梅が一番」と、欠かさず購入する人も少なくありません。
ちなみに、現在の「セブンイレブン澄川3条5丁目店」の場所には、以前は中井屋商店がありました。そのため、当時を知る人々は今も、「セブン」ではなく「中井屋さん」と、親しみを込めてそう呼んでいます。

vegetable.jpg
〈中井さんは家庭用としてもたくさんの野菜を栽培。どれもイキイキとした色で、歯応えしっかり。その一部をセンブンイレブンで販売しています〉

2013年09月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。