私は、札幌良い住宅jpや、北海道住宅新聞の取材の他に、自治体職員のための政策情報紙「プラクティス」の編集も担当させていただいております。このたび、14号がやっと完成しました。今回の特集テーマは「どうする?わがマチの商店街」です。創刊号以来、「商店街」を特集テーマにすることは大きな課題でした。
道内の田舎の商店街はなぜ空き店舗だらけで打開策が見いだせないのか...。
誰でもそれらしい理由をいくつも列挙できると思いますが...。
商店街活性化をやったふり、の事例なら全国各地に山ほどあります。
しかし「本物」は...探すだけでも一苦労でした。
今回は
1 商店街の原点に立ち返る 市民の心をつかむ「まちゼミ」 苫小牧市
2 商店街を福祉の拠点に 障がい者と共生するまちづくり 帯広電信通り商店街
3 オヤジだけじゃない!女性の感性が光る商店街~名寄市、名寄せ通り商店街
4 待っていても客はこない!おしかけ商店街の挑戦~岩手県花巻市土沢商店街
5 地域に飛び出す商店街 市民の悩みを何でも解決~埼玉県秩父市みやのかわ商店街
6 農協職員が商店街でマルシェ開催~おこっぺ町づくり研究会
7 商店街版カードゲーム「マチろー」で子どもに人気の商店街~滝川市
8 住民に愛される昔ながらの商店街~江差町
9 住民の交流拠点を商店街に ~奈井江町
の取材と、中央大学の細野教授、札幌学院大学の河西教授のお力を借りて特集を組みました。2013年9月の企画当初は、商店街の人通りや空き店舗の数、量販店やコンビニとの比較、買い物難民問題や、商店主の高齢化など、商店街を取り巻く要因が頭を駆け巡り、不安の中での船出だったのですが、
みるみるうちに客が減り「もうダメだ」の寸前にまで追い込まれていた商店主たちが、時には親世代と闘い、ある時は異業種の人たちと膝詰めで話し合い、ある時は「物を売ってこその商店街」「店を守ってこその商店」という固定観念を捨て去って、うっかりすると暴走?脱線?とも思える方法で、打開していった話を10月、11月にかけていくつも聞かせていただくうちに、
実は、商店主は「昔から地域と一蓮托生」で、決して街を離れず、自分の幸せと地域の元気がイコールになっている人たちの奮闘記であることに気づき、「この特集は面白くなる」と確信できるようになっていきました。
18頁を割いた商店街特集。
http://www.do-shinko.or.jp/seisaku/upload/201312301388388562.pdf
で全文読めます。必死の思いで制作しました。一読よろー。
2014年01月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。