Column いえズーム コラム

家にアツい情熱がある事例15選


マイホーム新築は、一生に一度かもしれない、大きな買い物です。ライフスタイルに合った間取りや、好みのインテリア、安心で安全な設備など、暮らしを快適にする、その後の人生を豊かにしてくれる住宅を誰もが希望しています。

今回ご紹介する実例は、そんな中でも特に「熱い想い」を住まいに反映したオーナーたちの物語です。あなたの想いに似た情熱を感じる住まいがあるかもしれません。一気にご紹介します!

自分仕様のキッチンや収納計画で暮らしやすく美しい家 札幌市手稲区/マルワホーム企画



アイランド・キッチンは木製オーダーキッチンを扱うインパクト社のもので、奥さんが一目ぼれしたそう。背面収納はマルワホーム企画の造作です。ワークトップは総ステンレス。奥行きがあるので、家族が集まって料理を楽しんだり、配膳や片付けもしやすいデザインです。

奥さん キッチンは私の背の高さに合わせてつくってもらいました。背面の戸棚も、手を伸ばして無理なく開閉でき、自分の視界に入っても邪魔に感じない配置になっています。戸棚の上部には採光窓が付いていて、明るさも確保されています。

キッチン横には大容量のパントリー(収納庫)が。食品や日用品の他、書類などもここで管理しています。

奥さん 可動棚は中に入れる収納ボックスのサイズに合わせて、数センチ単位で細かく設定してもらいました。

パントリーは玄関ホールから洗面室を通って入ることもできるので、買いだし後の荷物の搬入にも便利です。洗面室の吊り収納(写真左手)は、下部からタオルやティッシュが引き出せるよう、開口を付けてもらったオリジナルです。
記事はこちら 暮らしやすさを美しくデザインした「自分仕様」の住まい 札幌市手稲区Tさん

絶景をこの角度この高さで眺めたいと、施主自ら構想を描いた家 札幌市定山渓/丸三ホクシン建設



リビングからは眼下に流れる川や深い森が見渡せます。Hさんはこの場所に脚立を置いて上っては、この絶景をこの角度、この高さで眺めたいと試算。自ら構想を描き、いくつかの住宅会社に持ち込んで相談することから家づくりが始まりました。

施主が持ち込んだプランを受け止めてくれる設計者は多くありませんでしたが、イメージできるスケッチをすぐに描いてくれたのが、丸三ホクシン建設の設計・プランニング担当の兼田さんでした。

「1階、2階と分かれるのが嫌で、すべてがつながっている空間にしたかった」と言うHさん。当初はフルフラットの平屋も検討していましたが、床面積が広い平屋だと予算オーバーになるため、スキップフロアの2階建てを選択。それぞれが別のフロアで過ごしていても、家族の声や気配が身近に感じられるのは、この構造のおかげです。
記事はこちら 絶景を眺めるスキップフロアの家 定山渓H邸/丸三ホクシン建設

本当に外国にあるような家を建てたい、洋画の世界を実現 広尾町/カントリーヴィレッジ



「洋画が好きで、本当に外国にあるような家を建てたいと思っていたんです」
十勝の南端に位置し、海と山の豊かな資源に恵まれた広尾町。町中でありながら静かで広々とした土地に建てられたF邸には奥様が長く集めてきたアンティーク雑貨が飾られ、ここが日本であることを忘れるような空間が広がっています。
記事はこちら 洋画の世界を実現 アンティーク雑貨の似合うカントリースタイル/広尾町Fさん

環境負荷を削減できる住宅でなければ家づくりに踏み切らなかった 旭川市/藤井光雄工務店



この家は、外壁が高性能グラスウール16㎏210mm+105mm=315mm、UA値=0.24の超高断熱仕様になっています。夏は朝の涼しい風を取り込めば長時間涼しく、冬は朝、薪ストーブを焚けば夜まで室内の温度差が少なくずっと快適に過ごせます。

さらにTさんの家は太陽光発電を載せて「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)」を採用しています。

※「ZEH」とは断熱性能などを高め、省エネルギーを実現しながら、太陽光発電などを導入して年間の一次エネルギーの消費量の収支をゼロ以下にすることを目指した住宅のこと。

奥さまは以前、環境保全に力を入れている企業に勤めていたことから、環境に負荷の少ない家づくりに目が向くようになったと話します。「環境負荷を削減できる住宅じゃなければ私は家づくりに踏み切らなかったと思います」。
記事はこちら 自然素材とゼロ・エネルギーの2つを兼ね備えた家 旭川市T邸/藤井光雄工務店

30年前にご両親が建てた家を息子さんご夫妻がリノベーション 帯広市/赤坂建設



今回ご紹介するのは、30年前にご両親が建てた家を息子さんご夫妻がリノベーションしたN邸です。

手掛けたのは赤坂建設(池田町・帯広市)。担当は、当時カナダでの設計の武者修行から帰国したばかりの赤坂正さん(現社長)。

「性能、間取り、見積に至るまでこだわりのあった父の要望を赤坂さんがしっかりと受け止めてくださり、住み心地も大変良かったと聞いています」というご主人に、
「ご両親に2×4で建てたこの家を大切にしていただき、さらに息子さんにも住み継いでいただけるということで大変感激しています」と赤坂社長。
築30年とは思えないしっかりとした造りに「衝撃を受けた」という奥様も会社選びに迷いはなく、ご両親と同じ工務店でのリノベーションがスタートしました。
記事はこちら 二世代で選んだ赤坂建設 憧れを叶えたリノベーション/帯広市Nさん

アウトドアの開放感を暮らしの中に取り入れて 芽室町/ティーメイス



芽室町内の静かな住宅街。建物の南面いっぱいに13.65メートルのテラスが広がる平屋住宅に暮らすのは、ご夫婦そろってアウトドア好きというSさんです。

「趣味はキャンプや釣り。音楽フェスにもよく行きます。日常から離れてぼんやり過ごせる時間が好きなのかもしれません」

テラスでは定番の焼肉のほか、朝ごはんをのんびり食べたり、夕涼みをしたり。アウトドアの開放感を暮らしの中に取り入れて楽しんでいます。
記事はこちら 朝食、夕涼み、焼肉も長さ13メートルのテラスで満喫/芽室町Sさん ティーメイス

好みのデザインを忠実に実現 池田町/赤坂建設



「評判どおりの暖かさです。家の基本性能については安心してお任せできたので、インテリアをじっくり考えることができました」と奥様。
インテリアはSNSなどで好みのデザインを探し、担当の高山さんと時間をかけて建材を選んでいきました。

「使っている建材や構造をうまく言葉で説明できなくても、いいなと思う参考画像を送るだけですごく忠実に実現してもらえたんです。細部まで思い通りになって喜んでいます」
記事はこちら 牧草地の眺めが絶景!ナチュラルモダンの農家住宅/池田町Oさん

70棟を見学し「住みたい家」を研究 帯広市/Cryptn(クリプトン)



今回伺ったのは、西帯広で福祉関係の会社を経営するMさんの事務所併設住宅です。
ハウスメーカーから工務店まで、約70軒もの完成住宅を見学したというご一家。

「何年も前から家を建てたいと思っていた」というご主人。間取りや室内デザインは自ら案を練りました。
「こんな家できますか?」と最初の打ち合わせに持参したというお手製の図面には、窓のサイズなどの細かな書き込みも。
記事はこちら 70棟を見学し「住みたい家」を研究 /帯広市Mさん Cryptn(クリプトン)

外観も内装もグレーにこだわった平屋住宅 稚内市/小山内建設



Yさん 色味はグレー、平屋、正面に窓が少ない家が良いねと夫婦で話して、インスタグラムやピンタレストをたくさん見て好みを伝えました。インターネットでたくさん情報収集して、可愛らしい家とか、いろんなジャンルのデザインもみたのですが、結局はシンプルな方が飽きがこないのではないかと考えました。

LDKは天井高を2.8メートルにしてもらって開放感を出しました。壁や天井もグレーを基調に何度も検討しました。
記事はこちら モダンデザインの平屋住宅 稚内Y邸 小山内建設

断熱・気密性能の高さと日射取得の両立を重視 江別市/拓友建設



奥さま 以前住んでいたアパートは、日差しが暖かい点は素敵でしたが、夏は暑く、冬は窓まわりからの隙間風をテープでふさいでしのいでいた家でした。断熱・気密性能は大事、そして日差しも取り入れることができる家が良いというのが最初から重視したコンセプトです。

前面道路が南西にある「南入り」の敷地なので一番日当たりが良い部分に玄関とリビングが並びます。
この大型の庇【R庇】は夏場の直射日光を極力遮り、冬場の積雪から玄関ポーチとリビングの大窓を守る役割を持ちます。庇の出幅は1200mm以上とかなり深いのですが、軒天部分を下見板を使った曲面にすることで、空に向かって解放感があり、かつ構造的な安定性を確保できるデザインとしています。(意匠特許申請中)

一原さん 2階の窓には室内からの眺望を妨げない放射状の短い庇(パラボラ庇)を設置。2種類の庇が外観のアクセントにもなっています。パラボラ庇の設置個所はHさまが3Dモデリングによる日影検討資料を作成されていたので、その検証結果も踏まえながら、設計しました。隣家による日陰が時間によってどこまで影響するか、お施主様ご自身が解析されたというのは私も初めての経験で大変勉強になりました。
記事はこちら 住宅会社選びは性能とデザイン、そして「納得の回答」で 江別市・Hさん

本格トレーニングルームのある家 帯広市/Cryptn(クリプトン)



新型コロナウイルス感染症の流行でステイホームの時間が増えたことが家づくりのきっかけになったというK邸。「気兼ねなく室内で運動ができるように」と、なんと家の中に本格トレーニングルームを作りました。7帖の広さがあり、お子さんたちのバスケットボール練習をはじめ、縄跳びやストレッチ、ご主人のウェイトトレーニングなどに利用しています。

「誰にも気兼ねなく練習することができるし、床がコンクリートなので、ドリブルの感触も体育館の感覚に近い手応え。外と違ってボールも傷みません」とバスケ部の息子さんも大満足。LDKにも近い位置にあるため、将来的には寝室にすることも視野に入れているそうです。
記事はこちら おうち時間も充実!トレーニングルームのある家/帯広市K邸 クリプトン

一部建材の発注から施工まで、建主参加型の家づくり 帯広市/イゼンホーム



S邸の大きな特徴が、建主自ら一部建材の発注から施工にまで関わった「建主参加型の家づくり」です。

ホームセンターに勤めていた経験のあるというご主人は道具や素材に関する知識も豊富。こちらの寝室の壁は「モルモル」という手で塗れる塗料を使い、家族全員で仕上げました。ウォークインクローゼットの棚も、ホームセンターで金具を購入してDIY。トイレではタイル貼りにも挑戦。youtubeの動画を参考にして貼ったという壁は素人とは思えない仕上がりです。

2階のフローリングはすべてSさんの発注した杉材を使用。子ども部屋の壁はローラーで塗りました。
「自分で塗ると後から塗り直せるところが魅力。杉材は傷がつきやすい点を気にしなければコストを抑えられる優秀素材だと思います」(ご主人)
記事はこちら 内装を家族でDIY!建主参加型の家づくり/帯広市S邸 イゼンホーム

住宅会社勤務の経験を活かした要望満載の「家事楽」な農家住宅 帯広市/イゼンホーム



設計・施工は帯広市のイゼンホーム(株式会社伊善建設住宅部)、奥さまはイゼンホームで7年間働いていた経験があります。住宅についてよく知るからこそ住宅会社選びは迷ったのでは? と訊ねると「全く迷わずに決めました」との返答。信頼関係がうかがえます。

イゼンホーム社員時代は現場や完成住宅見学会の会場で働くこともあったという奥様。農家のお客さんも多かったため、当時から”農家住宅の動線”についてはある程度イメージがあったそうです。

「住宅会社によってはやりたいことが選べなかったというような話を耳にすることもありますが、イゼンホームはそういうことは一切ないんです。建て主が希望したことをできる限り実現できるように最善を尽くしてくれるのはイゼンホームで働いていた時から感じていました」。

階段のデザインやクロス、照明、スイッチなどさまざまな部材について、インターネットなどでじっくり調べたものを取り入れることができ「自由に、思い通りに仕上げることができました」と”お気に入り”が詰まった我が家に満足されているようです。
記事はこちら 住宅会社勤務の経験を活かした要望満載の「家事楽」な農家住宅 帯広市N邸/イゼンホーム

古材をフル活用した山小屋のような家 旭川市/アーケン



犬を愛するオーナーのYさんはアウトドアが趣味。できれば山に住みたい。ただ現実は経営するペットショップから離れて住みにくい。なら、住宅街に山小屋のような家と、木々を植えた“森”をつくろう―。そんな思いを形にしようと、自宅には古材をふんだんに活用し、わんちゃんがめいっぱい楽しめる庭もオーダーしました。

1階は、ユーティリティ以外はほぼワンルームで、吹き抜けが「山小屋」感を醸しています。室内壁の古材の板張りは圧巻です。床は油分を多く含む屋久島の杉で、ウッドデッキまでフラットに続きます。

天井、階段にも無垢材や古材を使用。電気の配線などは現しですが、鉄管などを使って見た目も配慮。階段の手摺の材は先端をカットせず、打ち付けたままです。
記事はこちら 室内に古材フル活用!家族も愛犬も癒される家/旭川市・Y邸/アーケン

家族とのコミュニケーションや趣味に時間やお金を使いたい、無駄を省いたミニマムスタイルの家 音更町/水野建設



こちらのY邸は水野建設の提案する「ミニマムスタイルの家」を元に建てられた、延床面積26坪というコンパクトな住居。土地には余裕があり、もっと大きな家を建てることも可能でしたが、あえて小さな住居を選びました。

「大きいものを建てるのが嫌だったんです。実家の家は大きいぶん暖めるのが大変で、電気代も燃料代もかかる。掃除をする時間もかかる。無駄を減らしてその時間やお金を他のことに使いたいと思いました」

繁忙期は昼夜を問わないのが農家のお仕事。だからこそ、家で過ごす時間は家族とのコミュニケーションや趣味に使いたかったのだといいます。希望したのは「小さくて造りのしっかりとした家」。木の雰囲気が気に入ったという水野建設で「ミニマムスタイルの家」に出会い、求めていたものを感じたのだそうです。

小さな家だからこそ大切にしたかったのが開放感。仕切りのない玄関や壁のほぼ一面に広がる窓からの景色もあり、LDKは面積以上の広がりを感じられる空間になりました。
記事はこちら 小さいからこそ豊かな暮らし―道産カラマツの家/音更町Y邸 水野建設


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