Column いえズーム コラム

アートホームのモデルハウスが札幌にオープン

モデルハウス外観。正面に窓が1つもないのも特徴

モデルハウス外観。正面に窓が1つもないのも特徴


※この記事は北海道住宅新聞の記事を転載しています。北海道住宅新聞はこちら

「抑揚」を表現したプラン 新モデルハウス『境目の家』

株式会社アートホーム(本社北見市、鈴木和幸社長)ではこのほど、モデルハウス『境目の家』を札幌市手稲区にオープン。非日常を味わえる個性的な造りで、来場者に好評だ。建物は高性能フェノールフォーム外張り断熱の在来工法2階建てで、延床面積は約41坪。

「抑揚」がこのモデルハウスのキーワードで、空間にメリハリを付けた造りが特徴。例えば、トンネル型の小さな空間であるアプローチを抜けた先の玄関は、DIYや趣味の道具の手入れなどを想定した8畳ほどの土間が広がり、さらに風景画のように手稲山を収めた2階の高さまである大きな窓を設けるなど、開放的な玄関に仕上げた。

また、キッチンは日本の1970~80年代を意識した壁付けスタイルで、ダイニングと一体化し吹き抜けを設けることで開放感に満ちた空間とする一方、隣接するリビングは三方を壁で囲い、窓はハイサイドライトとすることにより、周囲が住宅街でも外の気配を感じることなく、ゆったり過ごせる空間になっている。

そのほか、パインの無垢フローリングや現しにした梁、随所で採用されている木製サッシ・木製玄関ドアなど、木をデザイン上のアクセントとしている点もポイント。これについて、設計を担当したアートホーム技術部設計課主任の藤川伸也氏は、「木材の経年変化によって、住めば住むほど味の出てくる家になってくれれば」と設計の意図を語る。

土地の特徴活かす設計にこだわる


左)8畳ほどの広々とした玄関。右の窓からは手稲山が望める
右)三方を壁で囲ったリビングは「落ち着いて過ごせるプライベートな空間を目指した」と、設計担当・藤川氏。


アートホームの家づくりのこだわりについて、営業部課長の田中裕氏は、「当社では家を建てるとき、まず土地に注目する。形状や周りの景観を活かし、お客様にその土地ならではの家を提供することにこだわっている。例えばこの境目の家でも手稲山が望める立地を活かして、その風景を楽しめるように大きな窓を設置している」と説明。さらに、「お客様のライフスタイルに合わせた設計もこだわりのひとつ。どんな趣味があり、どんな仕事をしていて、これから建つ家でどんな生活を送るのか、念入りにヒアリングを行っている」と語った。

また、アートホームでは新型コロナの感染拡大をきっかけに、モデルハウスの公開を一部予約制から完全予約制へ変更。すると思わぬ好影響があったといい、マーケティング広報を担当する山口茜氏は、「アートホームが拠点を持つ札幌・千歳・北見のすべての地域で、モデルハウスの来場者数が増えた」と話す。

他の来場者と鉢合わせにならず、ゆっくりと見学できることなどから、完全予約制でのモデルハウス公開がユーザーの支持を集めているようだ。


リビングに隣接するキッチン・ダイニングは、壁付けキッチンと光を大きく取り入れられる吹抜けの窓がポイント

リビングに隣接するキッチン・ダイニングは、壁付けキッチンと光を大きく取り入れられる吹抜けの窓がポイント

2021年02月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。