今回ご紹介するのは、ハイブリッド車(HV)を組み合わせた、災害時にも安心の家づくりを実現したFさんの新居です。
トヨタカローラ札内店の店長でもあるFさん。数年前の大規模停電の際に発電機を利用できた経験から、新居にはHVからの給電ができる設備を設置しました。
赤坂建設の家では、非常時に電源を自家発電へと切り替えるための「開閉器」の設置が標準仕様となっています。2023年3月に行われた住宅完成見学会ではこの給電システムを実演。2日間で35組もの見学者が訪れました。
HVからケーブルを繋いでスイッチを入れるだけと操作も簡単、いつも乗っている車が発電機代わりになってくれます。
「ガソリン満タンのハイブリッド車があれば、停電時でも、照明、暖房、調理器具などを使えます。数日は普段と同じように使用して過ごせるのは心強いですよね」(Fさん)
仕事も趣味も…使い勝手の良いインナーガレージ
さて、家づくりにおいて、給電システム以上に大きな要望だったのがこちらのスペース。18帖の広々としたインナーガレージです。
木工、鉄工など様々なDIYをこなすご主人。ガレージは車の整備やDIYの場として使うほか、パソコンやテーブルを置いて書斎や応接室としても利用しています。
「ガレージの右手にある扉は、直接家に入れる勝手口。その目の前にはトイレを配置しました。将来的にこの場所を店舗として貸すなど、いろいろな可能性も配慮して、ガレージとトイレは使いやすい距離に配置し、居住空間との間は、扉で仕切れるようにしました。今後二世帯住宅、あるいは車椅子利用になった場合には、壁を抜きやすい構造にもなっています」
(写真左)玄関は段差を小さくして床暖房を入れました。
(写真右)階段下には防災グッズの収納スペースが。「住宅見学会を行う際には、サービスとして整理収納アドバイザーで防災士でもある徳本里栄さんの選んだ防災備蓄をプレゼントしています。決まった場所に分かりやすく収納されているので安心です」(赤坂社長)
ガレージ近くの1階トイレと、LDK近くの2階トイレ。
2階のリビングはルーフバルコニー付きです。「間取りはほぼ自分で考えたのですが、1階にガレージがあるのでLDKは自然と2階になりました。階段を上るのが大変では?という心配もありましたが、陽当たりがよく、カーテンを閉めなくても生活できる開放感があります」
ショールームの展示を見て気に入ったというタカラのキッチン。テイストを統一するために洗面台も同じシリーズを選びました。
外気取り入れができるので冬は冷蔵庫のように冷える保冷庫。
「内装は赤坂社長とショールームへ行って決めました。クロスの質感なども、実物を見て、触れてみないと決められないので行ってよかったと思います」
洋服をたくさんお持ちの奥様には大きなクローゼットを用意。LDK・寝室・クローゼットを回遊動線にしたことで、朝の支度もスムーズです。
「『売って終わり』じゃない。自動車業界と住宅業界は似ています」
家づくりについてお話を伺いました。
赤坂さんとは長いご縁があったそうですね。
私は元々池田町の出身なんです。池田町の赤坂建設は先代の頃から社用車を、現在は自家用車も購入してくださっていて、社長の人柄もよく分かっています。
自動車の販売業は工務店と同じで、お客様の家族構成、人生設計や趣味、ライフスタイルなども聞かせていただいて、おすすめのお車をご提案させていただくことも多いですし、「売って終わり」ではなく、アフターメンテナンスも含めた生涯のカーライフを応援させていただく気持ちで働いています。赤坂社長とは、そういう点でお互いの考え方に共感するところも多く、家を建てるなら赤坂さんと決めていました。
家づくりのきっかけは?
元々、築40年くらいの中古の家を買って、コツコツ直しながら暮らしていたんです。屋根のサビや雨漏り、ボイラーの故障などの修繕は、DIY好きなので苦にはなりませんでしたが、隙間風がひどくて冬はとても寒かった。お風呂も昔の風呂釜なので深くて狭かったんです。道路の拡幅工事がきっかけで建て替えることにしました。
新しい家で気に入っている点は?
まず風呂場が快適になったのが嬉しいですね。温かいのはもちろん、背中のフィット感や手の置き心地なども良く「温泉に行かなくても良くなったね」と話しています。
一番うれしいのはやっぱりガレージです。車の整備はもちろん、DIY作業もできますし、焼肉をしたり人と話したり、何でもできる空間になったと思います。すでに天井にファンをつけたり、壁にOSB合板を貼ったりと手を加えていますが、ここからどんな空間にしていこうかと考えるのも楽しいですね。
写真 Commercial Photo / Movie SWITCH
2023年11月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。