自然素材・道産材でCО2削減・高性能…。
そうした凄いポテンシャルを持っているのに、モデルハウスの見学者が感動するのは見た目、居心地の良さ、雰囲気…。そんな住宅「チセ」の取材に行ってきました。
人に優しい「コーラルハウス」
三五工務店の事業部の一つ「コーラルハウス」は"人に優しい家"がコンセプト。08年は南欧風・塗り壁・総2階のリーズナブルな住宅で人気を集めました。
09年春に新発売した住宅は健康・環境に優しく居心地の良い家を目指し「チセ」(アイヌ語で家)と名づけました。
「見た目」に心奪われる!「エコ」も凄いのに
まず外観。CО2削減の検証でたどり着いた、品質に優れ、流通に至るまで把握できた道南杉を採用。平均的な住宅用木材が7000キロを旅して現場に運ばれるのに「チセ」では約1000㎞で済んだ...というのは事前に伺っていた情報でした。 でもそんなことより、私はこの漆黒でシャープな、かつ直線的なデザインに「しびれた」ので、エコなうんちくはあっという間に記憶の彼方へ...。実際、この素敵な外観に誘われ、散歩がてらの人もモデルハウスに次々入っていきます。室内もシックでウッディーな装い
このモデルハウスは、住宅業界人の視察コースにもなった「熱損失係数(Q値)1.0W/㎡K以下」という超高断熱性能、いわゆるキューワン住宅なわけですが、それも忘れ、一階のおしゃれな多目的ルームやカッコいい手洗いカウンターをぼーっと眺めるのみ。 2階に行くとカラマツの天井、壁一面に稚内産の珪藻土、オーダーのドア、道南杉のバルコニーなど、「道産」「エコ」なネタ満載なわけですが、ウッディーで開放感抜群のリビング、これは喫茶店?と思っちゃうようなシックなキッチン。リクライニングのベンチを置いて星を眺めたいね、的な妄想をしてしまったバルコニー...。素敵です。
既に購入者も決まり、公開期間も09年の年内限定。さらにこのプランそのままで我が家を建てたいと言う住宅購入希望者もいるとのこと。
コーラルハウス事業部にはその他にもプランあり!
コーラルハウス事業部は、工事畑出身のベテラン、大西部長を筆頭に、設計・プランニングを行う若手女性スタッフの蝶野さん、さらにバリバリに現場をこなす島田さんと今年入社したばかりの期待の新人田中さん、施工を担当する三五工務店の大工さんや専門職の技能者が日々「いごこちのいい家」を目指して頑張っています。 自然素材やエコ、高性能な住宅というコンセプトはありますが、どんな住まいづくりの相談でもОKとのことでした。記者の一言
実は先日、写真家國枝氏と一緒に札幌圏のかっこいい住宅100件以上を10時間以上かけて見てまわりました。でもチセのような雰囲気を持つ家はありませんでした。 このデザイン、エコなこだわり、どちらかに興味ある方は見学されることをおすすめします。 詳しくはコーラルハウス事業部まで。
<写真/コーラルハウス事業部のその他の施工例>
2009年09月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。