Story 取材記事

一棟一棟、お客様の夢に全力を尽くす

 家づくりの窓口となる「担当者」は、われわれユーザーにもっとも身近な人です。プランから施工まで、長い時間を共に過ごす担当者と「いい家づくり」を共感できるか否かは重要なポイント。特に「女性担当者」が家づくりに関わるとちょっといいことがあるようです。

山本玲さん(三五工務店 二級建築士・トータルプランナー)
山本玲さん(三五工務店 二級建築士・トータルプランナー)
築21年のお住まいをフルリフォームしたM様邸。和室をフロアーにし、広々としたリビングを実現。ダイニングスペースとの間に設置した蒔ストーブが、空間のアクセントになっており、廻りにはご主人の好きな銘酒のビンが並び、 リラックスタイムを楽しんで頂いている様子。
築21年のお住まいをフルリフォームしたM様邸。和室をフロアーにし、広々としたリビングを実現。ダイニングスペースとの間に設置した蒔ストーブが、空間のアクセントになっており、廻りにはご主人の好きな銘酒のビンが並び、 リラックスタイムを楽しんで頂いている様子。
実家を二世帯に建て替えたS様邸。イラストを使ってプランを提案し、ご夫人の趣味であるギターを飾る工夫や、奥様が得意なお菓子作りを楽しめるキッチンスペースなど、ライフスタイルを形にした。 お子様も誕生し、温かいご家族の親子三代で素敵に暮らしている 。
実家を二世帯に建て替えたS様邸。イラストを使ってプランを提案し、ご夫人の趣味であるギターを飾る工夫や、奥様が得意なお菓子作りを楽しめるキッチンスペースなど、ライフスタイルを形にした。 お子様も誕生し、温かいご家族の親子三代で素敵に暮らしている 。
実家を二世帯にリフォームしたT様邸。キッチンから目が届くフリースペースで、お子さんが思いきり遊べる。キッチンの腰壁には、マガジンラックを造作した。 明るい色合いのコーディネートが、若いご夫婦のイメージにぴったり。
実家を二世帯にリフォームしたT様邸。キッチンから目が届くフリースペースで、お子さんが思いきり遊べる。キッチンの腰壁には、マガジンラックを造作した。 明るい色合いのコーディネートが、若いご夫婦のイメージにぴったり。

 今回、ご紹介するのは三五工務店で二級建築士・トータルプランナーとして活躍する山本玲さんです。短大を経て、事務職で設備会社に就職するも憧れだった住宅の仕事へ転職。グラフィック・デザイナーであった父親の影響から、「暮らしに豊かさをプラスする仕事に、小さい頃から憧れを感じていた」と言います。現在は、同社でリフォーム専門の技術スタッフとして、現地調査、打合せ、設計、見積から契約、現場管理、引渡しに至るまでのトータルプランナーとして忙しい毎日を送っています。

要望以上の家づくりのために

「家づくりの仕事はお客様の個性を形にすること」と語る山本さん。「単にお客様のご要望に応えるだけではなく、打ち合わせの過程で伝わるお客様のお人柄やセンスから、その暮らしをイメージし、住宅の機能やデザインとして形にすることを心がけています。そのお客様がどんなことを大切に感じていらっしゃるか等により、住宅にプラスするべきものをつかみます。それはとても感覚的なものですが、そうすることにより、そのお客様にとっての、いごこちの良い家づくりが出来ると考えています。そのため、打合せでは、家の話以外の様々な話題も含め、お客様と良い関係を築いていくことを第一とし、お客様の夢を共に実現できるよう努力しています」。
山本さんにとって打合せは、家づくりのなかで特に重要な業務。つい長くなってしまい、時には6時間もの打合せもあると言います。「お客様の大切な財産を預かるわけですから、一軒一軒、ご要望以上の家づくりとなるよう、できる限りのことをしたいと思っています」。

お客様とのおつき合いを大切にしたい

山本さんは、もともと現職のトータルプランナーではなく設計・コーディネート担当者として勤めていました。しかしある時、「お客様とのおつき合いが完成までで終わってしまうことに寂しさを感じ、それまでの仕事に加え打合わせから完成までトータルにかかわりたいと思うようになりました」。三五工務店でリフォームを専門に手掛ける今は、施工管理までの一貫した仕事の重要性を強く感じていると言います。さらにアフターまで対応することで「引渡し後のお客様とのおつき合いの中にこそ、家づくりの本質が見えてくると感じますし、私自身も本当の喜びを感じるようになりました」と言います。
特に毎年春先は、大工さんと一緒に訪問して小さな不具合はその場で補修してくれる "道具箱訪問" (材料費以外は無償)を実施。このような建てた後の細かな気配りは、ユーザー側にとっても、嬉しいサービスとなっています。
また、打合せなどで会社まで足を運んでもらうお客様に感謝の気持ちを伝えるため、お客様の来社時には地場で作られているお菓子やパンをお渡しているとのこと。これには道内地場の企業を応援する意味もあるそうで、「家を造る過程でもお客様に喜んでもらいたいという会社のポリシーをお伝えすることで、"ホッ"とした場の雰囲気も生まれるんです」という。

この仕事が自分を成長させてくれる

山本さんがこの仕事を始めて20年。「長く仕事を続けてこられたのは、この仕事が自分を成長させてくれるから。家づくりは、ご家族の問題などに立ち入らなくてはならないこともあります。そんな時、女性だからこそ理解できる部分もあり、また住まいがその問題を解決するひとつのきっかけとなる場合もあります。後に温かい雰囲気で家族団らんしている姿を拝見した時などは、担当者として涙が出るほど嬉しいのです」と仕事への思いを語ってくれた。
リフォームでは、壁や床をはがすまで構造体の状態が分からないことが多く、制約も多い。しかし、あるはずの構造材がなかったり、余計なものが入っていたとしても山本さんは、「それを乗り越えるのが楽しい」と笑います。さらに、「この仕事を通じて、私自身様々なことを学び、これで終わりということがなく常に何かに挑戦していられる。だからこの仕事は辞められない(笑)」。制約をやりがいに変えてしまうバイタリティと情熱からは、山本さんの仕事に対する思いがうかがえます。

記者の目

家づくりにおいて、プロセスとアフターを重視している山本さん。信頼できると感じたのは、ユーザーのベストな家づくりを追求することはもちろんのこと、常に自分自身のベストに挑戦しているその姿勢でした。「住宅の仕事は生活に直接結び付き、お客様の幸せを創造することができます。家づくりの楽しさや喜びを、よりいっそう感じて頂けるように努力して、子供たちがこの仕事に憧れを抱いてもらえるようになればいいですね」と語っていたのが印象的でした。

2010年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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