【2018/03/30追記】
このモデルハウスは、公開終了しております
イネスホームの新しいモデルハウス「Layered(レイヤード)」がデビューしました。これまでイネスホームが得意としてきた女性目線のナチュラルテイストとはちょっと違う、ユニセックスなスタイリングの住まいです。
共働きの夫婦ふたり暮らしを想定
モデルハウスで迎えてくれたのは、今回のプロジェクトリーダーを務めた設計部の福嶋沙織さん、27歳。設計のコンセプトやテーマについて教えてもらいました。「30歳前後で、まだお子さんのいないご夫婦を想定して設計しました。2人とも仕事を持っていて、おしゃれでアクティブで、自転車や山登りなどアウトドアが好きで、友達がよく遊びに来るようなイメージです」
なるほど! 子育て世代のプランは、子ども中心のプランが多いのですが、ここはあえて大人のライフスタイルを追求したデザインになっているんですね。
玄関からインパクト大です。
正面には本物の水道管を支柱に使ったオープンシェルフ。
「最近、配管をむき出しにするようなインダストリアル系のインテリアが人気ですよね。そのテイストを取り入れました」と福嶋さん。
お気に入りの靴や、スポーツギア、ツールボックスなどを飾って楽しめそうです。
「玄関の土間も広くしています。自転車のメンテナンスやスキーやスノーボードのお手入れ、DIYなどもできますよ」
上がり框(かまち)には、手洗い用のボウルも取り付け、その場で手の汚れを落とせます。
インダストリアルのテイストは、キッチンやダイニングにも取り入れています。
グリーンとブルーの中間色で仕上げたキッチンの壁には、水道管を使ったオープンラック。
よく見るとダイニングのテーブルも足が水道管のパイプになっています。
天井に配管がむき出しになっていたりすると、無機質で冷たい印象が強くなりそうですが、この程度だとほどよい感じですね。
「そうなんです。フレンチ風や北欧風でインテリアを統一するのもいいんですが、好きなテイストを集めて自分たちのセンスでコーディネートしたい、そういうご夫婦に参考にしてほしいですね」
「隠す」より「見せる」、高度なテクを持つ方に
窓際には1人掛けソファを2脚置いたカフェスペース。まるでスタバの一角みたいです。「掃き出し窓の外はウッドデッキになっているので、夏はデッキでブランチしたり、BBQをしたり...リビングとひと続きで使えます」と福嶋さん。
友達をたくさん呼んでホームパーティーができるように、ダイニングテーブルも長さが2メートル近いビッグサイズ。対面キッチンのカウンターには、コーヒースタンド風の「バリスタコーナー」もしつらえました。
そして、今回のモデルハウスの最大のポイントはここ、玄関とリビングをつなぐ3帖ほどのフリースペース。
福嶋さんはここを「セレクト・リビング」と名づけて、人それぞれの使い方を提案しています。
「今回はおしゃれの好きなご夫婦という設定で、セレクトショップのようにファッションアイテムをディスプレイしてみましたが、音楽が好きな方なら楽器やオーディオを飾ったり、プラモデルなど手作りの作品を展示したり、自由に楽しめるスペースです」
玄関の横で、仕切りもなく入りやすいから、ちょっとしたおうちショップにも使えそうです。
「間仕切りに気泡ガラスの格子窓をはめ込んで、視線が抜けるようにしたので、明るいし、実際の間取りよりも広く感じると思います」
最後に、この新しいモデルハウスをLayered(レイヤード)と名づけた理由を福嶋さんに聞いてみました。
「レイヤードはファッションなら重ね着ですよね。自分たちの好きなものをいろいろ組み合わせて、オリジナルに住まいをコーディネートしてほしい、という願いを込めました」
『ありきたりの家はつまらない』という方に、一見の価値があるモデルハウスです。
取材を終えて
コンサバで甘いイメージの住まいがピンとこない人に見てほしい、かっこいい系のモデルハウスです。とはいえ、スムーズな家事動線や充分な収納スペースなど、イネスホームらしさはしっかり踏襲されていて、住みやすさもばっちり。
見える部分にお金をかけた分、キッチンやお風呂などはコストを抑え、延床面積30坪弱で本体価格2000万円以下を実現したそうです。
※福嶋さん以外の写真は、全て写真家・KEN五島撮影
【このモデルハウスは公開終了しました】 ※現在は、別のモデルハウスが見学できます。詳しくは、 イネスホームの予約専用ページをご覧になり、見学ご予約ください。
2016年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。