思い通りの家を建てるならやはり注文住宅が理想ですが、いざ自分で決めるとなれば選べることが多すぎて悩むもの。専門的なことはわからないし、家族で意見の違いもあるしと、頭を痛めることも多いようです。住宅会社のプランに誘導されてしまうことも。さて、今回は会社のモデルハウスに「ひと目ぼれ」したMさんご夫婦でしたが、その選択やいかに?
営業らしくないホンワカ営業マン
結婚して4年になる札幌市にお住まいのMさんご夫妻は、アラサーにして早くも家を購入しました。ご夫婦というよりも、「カップル♪」という雰囲気のお二人。一生の買い物と言われる新居購入には「早いほうが家賃を払っていくより安く済みますから」ときっぱり話すMさんですが、最初に関心を持っていたのは奥さまでした。「イネスホームさんは雑誌で見てから、木を使ったナチュラルな感じと『仕切りをあまりつくりたくない』という私のイメージにピッタリ合っていたんです」と奥さま。
「そこでモデルハウスに彼を誘っていたんですけど、なかなか乗り気になってくれなくて」。去年2月、知人が家を建てたのをきっかけにようやく二人でイネスホームのモデルハウス「Calm+(カームプラス)」へ行くことに。
「いやあ、新鮮な体験でしたね」とMさん。家のイメージもひと目で気に入ったそうです。「それにね、佐藤さんが好印象だったんです」。隣で設計を担当したイネスホームの斎藤さんが「営業担当です」と教えてくれました。
「そう、佐藤さんの人柄がホンワカしていて、営業らしくないというか(笑)。特に予算とかを聞いてくるわけじゃなくて、その場で日常のこととかを話して、『また来てくださ~い』って」(Mさん)。「佐藤はそうかもしれませんね」とつられて斎藤さんも笑います。
ちなみに、イネスホームのHPにはスタッフ紹介のコーナーもあります。営業部の佐藤正和さんも載っていました。あ、写真に人柄の良さがにじみ出ている!絶対ゴリ押ししないタイプの方ですね(たぶん)。自己紹介には「気持ちはいつでも育メンです」ふむふむ。「息子と遊んでいる時が好き」だとか。
夫婦で意見が分かれて・・斎藤さんがまとめ役
設計担当の斎藤さんは、しっかりと頼れるお姉さま的存在です。「モデルハウスもそうだけど、イネスホームの皆さんの感じがいいんですよね」とお二人。家に対する最低限の希望を伝えたところ、斎藤さんは「ほとんど希望通りのプラン」を作ってくれたそうです。
ちなみに、2階は2つの部屋をつなげて広いスペースにしてもらいました。「部屋が多くあっても、1つは物置になるだけですから」(奥さま)。この言葉にギクッとした方も多いのではないでしょうか(私も含め)。可動式クローゼットを壁に配し、いつでも区切れる空間に変更した2回目の設計図で決定しました。さらに土地選びも「通勤でJRの便が良いところ」をイネスホームさんに探してもらい、昨年夏に着工の運びとなりました。
さて、家を建てた方なら経験はあると思いますが、やはり家族内で意見の衝突はつきもの。Mさんたちもご多分に漏れず「斎藤さんにはいろいろグチを聞いてもらいました」(奥さま)。お二人で意見を戦わせているうちに険悪なムードになり泣いたこともあるという奥さま。
ところが打ち合わせで3人のとき斎藤さんにいろいろ聞いてもらっていると、なんとなく話がまとまってしまったと言います。「どうしても決まらないときは、斎藤さんに『こういう方法もありますよ』とアドバイスをもらったりしたんです」(奥さま)。もっとも、打ち合わせ中は楽しいおしゃべりの方が多かったそう。
これ、うらやましいなあと思いました。なぜなら、私は個人的に数名の奥さまたちからコワーイ話を聞いていたからです。家づくりのウキウキした気分は契約するまでのこと、設計から着工~竣工までは眉間にシワが寄りそうな苦労の連続よ、と。例えば住宅会社の担当者に希望を受け入れてもらえなかったり、会社のやりやすいプランにされてしまったり「衝突とあきらめの日々」になると......(汗)。
しかし、その眉間のシワを逆に消してくれそうな、イネスホームさんのオーナー側に寄り添ってくれる姿勢はうれしいじゃないですか!「佐々木さんも、3カ月、6カ月、1年後と点検に来てくれるんですよ。頼もしいです」とMさん。佐々木さんは、専属のアフターメンテナンス担当です。先ほどのHPを見ると......「寿司とラーメンが好きなイネスのデニーロ」さんですね。確かにお顔も頼もしそうです!
モデルハウスのイイトコ取りで自分らしい家に
そして昨年11月、お友達からは「カフェみたい」と言われる素敵なおうちが誕生しました。キッチンの横にテーブルが配置されているなど、メインはモデルハウス「Calm+(カームプラス)」を参考にしています。
2階吹き抜けの脇には、ゴロンとできる小さな畳スペースがありました。これは別のモデルハウス「Dear+(ディアプラス)」で見たものだそうです。
「Dear+では、ご主人用スペースとして提案しているものです」と斎藤さん。「実は、書斎をつくりたいという男性の方は多いんですよ。でも個室にしてしまうと、家族とのコミュニケーションが取りにくくなってしまう。そこで少し奥まった形でありながら、吹き抜けに面していて開放的な、このスペースを採り入れてみました」。
ちなみに、Mさんの家では畳の反対脇にマンガの棚があり、奥さまのスペースになっているようです。ああ、ゴロンとしてみたい。一方のMさんは、2階の広いセカンドリビングにドーンと置かれたソファでテレビやパソコンを見ながらくつろいでいるそうです。
ご夫婦で買い集めたという照明や、あちこちに飾られたインテリアや雑貨がお二人の素敵なセンスを感じさせる家。外に面したウッドデッキでは友人たちとバーベキューも楽しむといいます。「好評ですよ。友人カップルが『こういう家、いいなあ』と乗り気になっていたりしますよね」(Mさん)。
Mさんと奥さまは、どちらもお仕事で忙しい毎日ですが、この家のおかげでリラックス。「もう、借りていたマンションの部屋とは全然違いますね。本当にこの家ではくつろげるんですよ。」とMさん。その隣で2匹のネコちゃんものびのび過ごしていました。
記者の目
イネスホームさんではコンセプトモデルハウスを年に2回ほど発表しています。何度も通ううちに自分の希望に合う「イイトコ取り」ができるのもメリットと感じました。家選びの段階でも、家づくりの段階でも、イネスホームさんなら構えなくていいのもうれしいところですね。
2011年10月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。