Story 取材記事

ジャパンディなインテリアとスムーズな動線が魅力の平屋建て 札幌市西区/H邸


今回ご紹介するのは2024年10月に完成したHさん夫婦の新居です。設計・施工したのは、女性スタッフを中心とした、きめ細やかでハイセンスな提案が人気のイネスホーム(札幌市北区本社)。「ちょっとプラス」のアイデアが随所に光る住まいは、どのように完成したのでしょう。Hさん夫婦にお話をうかがいます。

車を降りたところから続くスムーズな動線と使いやすい収納



Hさんの新居は平屋建て。深いグリーンの幅広ガルバリウムをまとったスタイリッシュな外観に、玄関まで雨から守ってくれるカーポートを備えています。



玄関ポーチは往来からの視線が気にならない造り。コンクリート調の明るい外壁や木目調の玄関ドアが良いアクセントになっています。



玄関から入って左手には、土間続きにウォークスルー収納が。その奥にはユーティリティーが続いています。



反対から見るとこんな感じ。玄関ドアの正面にはリビングに抜けるガラス引戸が。向かって左手前はキッチン入口になっており、ぐるっと回遊できる動線です。



左/造作棚と一体化した洗面化粧台を配したユーティリティー。収納力抜群で、棚上の天板は洗濯物を畳むのに重宝しているそう。床は籐をモチーフにした足触りの良いフロアタイルを採用しています。

右/ホールの突き当り、キッチン入口の手前には飾り棚をプラン。写真や旅行で集めた思い出の品が飾られています。



名古屋モザイクのタイルをあしらった洗面化粧台は、ティッシュを下から取り出せる三面鏡が付いていて、朝のお化粧にも便利です。

カフェ風×ジャパンディの心地よいインテリア



オークの無垢床を配した木の温もりあふれるLDK。4.5帖の和室を合わせると21帖のオープンな空間が広がります。

Hさん 無垢床は夏はサラッと、冬も心地よく、とても快適です。



間接照明に照らされたアクセントクロスは奥さまのセレクト。現代風の床の間のような空間です。

奥さま カフェ風でも可愛くなりすぎない、シックなトーンが好みで、室内はグレーをアクセントカラーにしています。和のテイストも採り入れたくて、和室も希望。壁紙にはこだわりました。このスペースは季節を感じられる絵柄の手ぬぐいを額装して楽しんでいます。

和室は子連れのお友だちが来るとプレイスペースとして大活躍。宿泊客がある時はロールスクリーンを下ろして客室にもなります。小上がりも検討しましたが、フラットな床続きにして正解でした。

長く過ごす場所だからこそ、細部までこだわりを反映したキッチン



共働きで一緒にキッチンに立つことも多いHさん夫婦にとって、キッチンはこだわりが詰まったスペースになりました。ダイニングは配膳しやすい横並びになっており、扉付き収納も完備しています。

タカラスタンダードのシステムキッチン(グランディア)はリビング側にも扉付き収納が付いており、細かな生活雑貨もきれいに収まっています。


キッチンからはリビングと和室が見渡せる


ワークトップはバイブレーション加工のステンレス素材。光が反射しにくく、落ち着いた雰囲気が空間にマッチしています。奥行きが約1mあるワークトップで作業も、はかどるそう。



左/木目調の引き出し式カップボードはタカラスタンダードのオフェリアを採用。キッチンのワークトップに合わせたバイブレーション・ステンレスの天板にし、冷蔵庫の奥行きと併せるために通常よりも広い65cmの奥行に調整しました。

右/床材は札幌軟石をイメージして石目調のフロアタイルを採用。廊下との仕切りには真ちゅうの見切り材を使っています。

プロジェクター搭載の寝室や書斎も



プライバシーに配慮し高窓を配した主寝室。ベッドには背もたれにちょうど良いクッションが置いてあります。Hさんがロールスクリーンを下ろして照明を消すと、その理由が分かりました。



Aladdin(アラジン)のシーリングプロジェクターの投影で、寝室はルームシアターに早変わり!美しい映像と本格的な音響で、動画や映画、音楽が楽しめます。

Hさん 投影する壁にはフラットで真っ白な壁紙を使い、できるだけ大きく画面投影ができる距離に、引掛シーリングを設置してもらいました。



こちらは夫婦共有の書斎。1.5帖の広さがあり、壁一面に可動式の本棚を備えています。このほかに、子ども用の個室が準備されています。

Hさん夫婦にお聞きします

Q 家づくりの際、どんな要望がありましたか?


人目に付かないプライベートガーデン。人工芝を敷きつめ、真ん中にはメインツリー用の花壇も造った


Hさん 結婚して数年が経ち、マイホームを検討していましたが、間取の自由度が高い木造在来工法(同社は新在来木造システム工法を採用)の住宅会社を希望していました。


ウッドワンのテレビボードは配線を隠すため、同社の大工が側面にも配線口を開けてカスタマイズ


奥さま 私の実家が平屋建てで、とても暮らしやすかった経験から、マイホームを建てるなら平屋にしたいと思っていました。家事動線や冷暖房など、暮らしの効率を高めてくれる住まいを希望しました。

お掃除ロボットが隅々まで掃除できるよう、造作家具の足元もスッキリしてもらっています。

コーディネーターの斎藤さんが、床材や壁紙、見切り材に至るまで、細かな要望もくみ取った上で提案してくれたおかげで、自分たちらしい住空間になり、満足しています。

記者の目



平屋建て住宅はワンフロアで完結するため、動線と収納計画がより重要になってきます。Hさんの新居は参考にしたいポイントがたくさんあり、イネスホームの提案力を実感した取材となりました。


2025年09月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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