【2018/03追記】
このモデルハウスは、公開終了しております
4月26日にオープンしたイネスホームさんの新しいモデルハウス「facile+」(ファシル・プラス)。facileとはフランス語で「かんたんな、楽な」という意味だそうです。この名前に込められた意味は・・・?さっそく札幌市北区屯田にあるモデルハウスに行ってみました。
家事の時短を図るプランニング
ホワイトの外壁に石張り風のサイディング。どことなく上品な雰囲気が漂うおうちです。さあ、中へ入ってみましょう。玄関わきのシューズクローゼット入口は、イネスさんがよく使うおしゃれなアーチ型。床はナラの無垢材で、軽い凸凹のあるアンティーク加工を施しています。床に触れた足の感触がなんとも心地良い~。
1階は吹き抜けのある明るいリビング、一部は客間として1室に区切ることもできます。今回、設計を担当した天内(あまない)さんに、モデルハウスのコンセプトについて尋ねてみました。
「例えば、こちらですね」と案内してくれたのが、キッチン裏のバックヤード。
ユーティリティー⇒大容量クローゼット⇒ドライ(物干し)スペース⇒ウッドデッキと、直線に並んでいます。3.5畳のクローゼット、普段なら2階にあることが多いのですが・・・
「家事動線を1階に集約してみました」と天内さん。「ユーティリティーで洗濯をしたら、すぐにこちらのドライスペースかウッドデッキで干すことができます。取り込んだ衣類は、例えば全部隣のクローゼットに移しておいて、みんながこちらに来て自分の服を選ぶようにする。そうすれば、お母さんが2階の部屋へたたみ物を持っていく手間も省けますよね」
なるほど!ちなみにクローゼットの片側は長いハンガー掛けになっていて、取り込んだらサッとハンガーごと掛けておくこともできるお手軽さ。家事を省略できる分だけ、暮らしにゆとりが生まれそうです。
「細かいけど気になる」不満もスカッと解消
バリバリと働く一方で、ご自身も主婦である天内さん。実際に日々の生活で困っていることを解消したいという思いを、このモデルハウスに集約させたそうです。例えば、この洗面化粧台。いつものイネスさんらしいセンスですが、ここにもお手入れがラクになる工夫があります。
天板は木製に見えますが、実は木調デザインで水がしみ込みません。さらに、水栓は付け根に水アカがたまりにくい縦型タイプを採用(この水アカって、イライラしますよね?)。可愛らしいデザインの白タイルは、水が飛び散りにくい洗面台の下部に貼ってあるので目地の汚れにしょっちゅう気を配る必要もありません。
また、ユーティリティーやキッチンのフロア材にも工夫があります。足触りが柔らかく心地よいフロア材ですが、「実は店舗用に使われるクッションフロアをあえてfacile+で使ってみました。お店用なので水やキズに強く、重い物を置きっぱなしにしてもへこみがつきにくいんですよ」。確かに、バケツや飲料ケースを置きっぱなしにして床がへこむのって、イヤですものね。
活躍しそうな"ちょこっとスペース"
このfacile+には、ちょっとしたスペースがところどころにあるのも魅力。1階のキッチン横にはカウンターがあって、作業スペースやディスプレイコーナーとしても使えます。階段を上った先には、窓に面したスタディコーナーが。ちょっと奥まった感じが落ち着く印象ですが、吹き抜けの隣にあるので明るい開放感もあります。すぐわきにはマガジンラックもあって便利。
中でもおもしろいのは、天内さんの提案による、リビングの階段を「くつろぎスペース」にしちゃうこと。実際に座ってみると、リビングを見下ろす感じがけっこう気持ちいい。階段のわきには、雑誌やマグカップを置けるカウンターや棚もしつらえてあります。家事の合間のひと息にここでコーヒーを飲んだり、子どもが足をぶらつかせながら、絵本を読んだりできそう。
モデルハウス内のインテリアも、鉄職人さんによるオリジナルのスチール手すり(握ると手にしっくりときます)や、元大工という社員さん手作りの、端材を使ったアンティーク調のフォトフレームや小物入れなど、見どころもいっぱい。
どんな家づくりをしようかと考えている方にも、いろいろと参考になりそうなモデルハウスです。
記者の目
可変性のある間取りや収納たっぷりの設計など、イネスホームさんの基本ラインをしっかりと押さえています。そのうえで「ここを、もう少しこうしたら快適になる」という天内さんと、実際に施工する大工さんが努力し合いながら、細部までの配慮が実現されていたことに住み手本位の目線を感じました。 【このモデルハウスは公開終了しました】 ※現在は、別のモデルハウスが見学できます。詳しくは、 イネスホームの予約専用ページをご覧になり、見学ご予約ください。2014年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。