山登りとかクロスカントリーと言えば本格的で、ちょっと構えてしまいますが、札幌なら、思い立ったら気軽に自然とふれあうことができます。
交通費ゼロ、入場料ゼロの楽しい遊びを紹介します。
中央区・西区にまたがる三角山と大倉山。標高300m程度の低い山なので気軽に山歩きができて、しかも奥三角山まで3峰の縦走もできるのです。それも日曜の午後、思い立ったときに。
三角山のすそ野ウオーキングはこちらへどうぞ>>。
三角山登山口へ 5月23日(日)
昼ご飯を食べてから、思い立って1人で初の縦走に出発することにした。 持ち物は、ヒップバッグにケータイと500mlの水、あめ4ッ、そして1000円札のみ。装備は長袖シャツ、ジャージのパンツ、靴はスニーカー(アディダスのカントリー)、そしてキャップ。タオルを忘れたのは失敗でした。 はやあしで歩いたので、時間は参考程度に・・・。
13:50自宅発。三角山を目指す。三角山を登るときは山の手口から入る人が多く、またそちらのほうがラク。車も止められます。(グーグルマップは山の手口です)
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今回はうちから近い宮の森口から入りました。そこまで数分。いきなりの登りがキツイのですが、とにかく汗を出して最初のつらさを乗り越えます。ここが唯一のがんばりどころです。ゆっくり登るときは山腹をグルッと山の手側に回り(反時計回り)、通称こぶし平に出ます。分かれ道には看板があるので迷うことはありません。
14:20三角山山頂。ここまで30分。子ども連れで歩いても、40分で山頂です。山頂には最大3グループくらいがとどまることができるスペースがあり、ながめも最高。低い山でもしっかり札幌を見下ろすことができます。下山すると、分かれ道に登りの時にも目に入る東屋があります。寒いときなどはここでおにぎりを食べるといいです。今日は、寄らずに大倉山を目指し、来た道を分かれて尾根沿いに下ります。ここは小走りできるくらい歩きやすい。途中には山桜も。まだつぼみも残っていました。
大倉山
尾根沿いの縦走路を歩くと14:40大倉山山頂到着。三角山から20分です。人が出てこなければ危うく通り過ぎるくらいあっけないのが大倉山。登山道から少し下るとジャンプ台の山頂部に出ます。展望ハウスに入って写真。多くはリフトで登ってきますが、歩いている人もいる。いろんな人がいる山頂ハウス。小別沢トンネル
大倉山からさらに進むと分かれ道に出ます。1本は山にとりついて登り。もう1本は里に下りる道。里に下りる道を進むと、小別沢トンネルのすぐそばにある「やぎや」に着きます。ということは、小別沢トンネルの上を歩いていたことになりますね。 (やぎやについてはこちらへ>>)奥三角山
さっきの分かれを登ると・・・。さて、ここからがたいへん。明らかに踏み跡は続きますが急斜面。木をつかんで斜面に張り付いて登ります。ようやく尾根筋が見え、尾根に出る。尾根を登るとすぐに山頂です。15:23奥三角山山頂に到着。へえ。ここが奥三角山ですか。山頂は誰もいませんでした。大倉山から30分かからないでしょう。お気軽山歩きなら、この奥三角山はパスしてもいいと思います。下りもたいへんです。でもプチ登山気分を味わえるという意味では、急斜面の急登がくせになるかも。
三角山(311m)、大倉山(307m)、奥三角山(354m)の縦走は、札幌ならではの楽しさ。下りの安全を考えれば、トレッキングシューズ程度の靴底があったほうがいいでしょうが、必須ではありません。3山制覇して戻ってきても、4時間かかりません。
山の手側、宮の森側、大倉山シャンツェ、小別沢側、どこから出発してもOK。
札幌は身近に、山や森、公園などいろいろな環境があります。1人で、家族と楽しむのも、これからの季節にいいですね。
プロローグ
奥三角山の山頂をあとにして、西区の小別沢側に下山。まほろば自然農園から舗装道に出て、ここからは舗装道をいくことにした。トンネルの中は怖い話もあるので(笑)、息を整えてから走る。宮の森に出て、大倉山経由シャンツェ下を通って、自宅到着が16:36。2時間50分の山歩きでした。2010年05月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。