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岩見沢の豪雪は自然災害だ!岩見沢の建築家・中村よしあきさん解説

豪雪のいわみざわよりレポートです。

今年の岩見沢は、ご存知の通り、過去最高の積雪量を記録しました。

雪を重さに換算したとすれば、これは推定ですが、恐らくそんなに記録的ではないとは思います。つまり比較的ふかふかの雪だということです。

ただふかふかといってもこれだけ「かさ」が大きくなると、なんともしがたいところが出てきます。

道路空間では除雪が間に合わない。

除雪をし、雪が高く積みあがると今度は標識が見えない。

消火栓、ゴミステーション、バス停の立て看板、押しボタン式の信号の押しボタンが埋まる、などの問題が出ています。

一戸の住宅に目を移すと、道路と玄関までの除雪がたいへんですが、
クルマの保有台数が増え、除雪しなければならない面積、
接道する長さが増えたので、排雪しなければならない雪の量が昔に比べ増えています。

で、冬のことを考えて排雪スペースを配置計画の段階で確保してある場合はいいのですが、
通常は何も考えていないし、条例や慣例も存在しない。

そこで道路の除雪をする⇒
駐車スペース前に雪が置かれていく⇒
敷地内駐車スペースの雪を敷地外に出す⇒
すぐに道路が狭くなる 
という悪循環を繰り返します。

また、これぐらい雪山が高くなると、スコップであれ機械であれ、
雪を飛ばす角度がほぼ、垂直になってくるので、
飛ばすこと自体が困難、できなくなってきている、ということのようです。

あとは写真をどうかごらんになって下さい。

2012年01月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。