Column いえズーム コラム

悩ましき町内会活動。

1937年の日中戦争の頃から日本各地で組織され始め、太平洋戦争の戦時下に大政翼賛会の末端組織としてでき、戦争遂行に大きな役割を果たしたのが「町内会」。

そうしたいきさつはともかくとして、今では住民のお葬式のお手伝いや、行政からの告知チラシなどを回覧したり、除雪やごみステーションの美化や、中には講演や道路の美化活動、自主防災組織化、神社や銭湯の管理などをやっている団体もある。地域の「最低限必要なこと」を担っている組織だと思います。

住民は町内会の必要性をある程度認識して町内会費を払うものの、活動には参加しない。ましてや役員など頼まれてもなかなかなろうとはしない。町内には高齢者が多く、役員になるのは体力的にもつらい人が多い上に、近隣付き合いのわずらわしさを敬遠することもある。

若い人は若い人で、自ら企画を考え、主体的に組織を立ち上げ、気の合う人同士でやりたいことをワーキャーいいながらやった方が楽しいに決まってる。町内に住んでいるうるさ型のじいさんと話し合うのも、除雪やごみステーションのクレーム、葬式の手伝いも楽しいわけがない。そんなめんどくさいことは関わらないようにして、自分が好きなことで社会のお役に立った方が爽快である。

ということで例に漏れず私も3年前に任意団体の設立に関わったわけですが...。昨夜は町内会のことで困っている方の相談に乗り、いろいろ作業しました。複雑な心境ではあります。

2014年05月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。