ペレットストーブとこだわり造作で始まる、2人の暮らし(江別市・H様)/シノザキ建築事務所

婚約中から、住宅展示場を回って家づくりの情報収集をしていたという20代のHさんご夫妻。決めた会社は、ご主人の幼なじみ、川田耕平さんが設計を務めるシノザキ建築事務所でした。新居の完成見学会当日、Hさんご夫婦にお話を聞きました。



"自分たちらしい家"を求めて、川田さんと何度も打ち合わせを重ねたマイホームが完成。10月に行われたオープンハウスは大盛況、「いいね~、くつろげるね」「居座りたくなるねえ」という来場者の声も聞こえてきました。

「早く引っ越してペレットストーブを点けてみたい。インスタにもたくさん載せたくなっちゃいますね」と、喜びを隠せないHさんご夫妻です。

決まった形の住宅でなく"自分たちらしい家"を造れる会社を



駅近くの便利な住宅街。周囲になじみながらも、さりげない個性を感じさせるH邸。片流れの屋根に落ち着いたベージュ系の塗り壁、玄関ポーチに張られた道南杉と、帰ってきたときにほっとするようなたたずまいを見せています。ウッドデッキも、これから楽しい暮らしを思わせます。
Hさんに、「友人が勤めている会社だから、シノザキ建築事務所さんに頼んだんですか?」と聞くと、意外な答えが。「彼とは幼なじみで、なんでも言い合える仲だからこそ、そういった妥協はできないです。見学するきっかけにはなりましたが、それがたまたま友人の会社だったというだけですね」

それまでにも、住宅展示場などを回って会社探しをしていたというHさんご夫妻。「でも、」とHさんは話します。「大手ハウスメーカーはどれも似たようなつくりに思えました。何よりも"自分たちの家"と思ったときに、ピンと来なかったんですよ」。そんなとき、川田さんから「見てみる?」と言われて行ってみたのが、シノザキ建築事務所が手掛けた住宅でした。

見学で「好きなようにつくれるんだ!」、LINEで細かく打ち合わせ


完成直後のマイホームをうれしそうに眺めるHさんご夫妻と設計担当の川田さん


「シノザキさんの家は、決まった形にこだわらず、好きなように建てられる感じが良かった。素敵な造作家具も多かったし、『これはいいよね!』と2人の意見が一致して、お願いすることにしたんです」

それから、川田さんが設計した基本プランの図面を元に、打ち合わせを重ねていったHさんご夫妻。夜に仕事を終えた後、家に来てもらって3人で話し合ったほか、通信アプリのLINE(ライン)も活躍したそうです。
「LINEで相談すると、すぐ川田さんに返事をもらえてどんどん話が進みました」と奥さま。川田さんによれば、ほかのオーナーさんともLINEでやり取りをすることもあるそうです。



ウォルナットの無垢フローリングや道産カラマツを使った造作など、ナチュラル感いっぱいのLDK。ペレットストーブは、冬の見学会でご夫妻がすっかり気に入ったもの。「すごく暖かくて、見た目も"カッコいい!"と思いました」。このペレットストーブ1台で家じゅうに暖気が回る仕組みです。

お仕事柄、いろいろな家におじゃますることが多いというHさん。「わりと寒い家も見てきているんですよね。だから、やはり我が家は暖かいのがいいな、と思っていました」。シノザキさんがすすめる断熱・気密の仕様にも"ちょっと高いけど投資してみよう"と思ったといいます。「せっかくの暖気を逃したくないですからね。それに将来的に考えれば、光熱費が安く済むのも魅力的でした」



H邸の断熱は、壁の中と外に断熱材を施工するW断熱方式。壁の中は、道産木材を使い、遮音性能や蓄熱性能にも優れたウッドファイバー断熱材を採用。熱が逃げやすい窓も、断熱性能が世界トップクラスというトリプルガラス入り樹脂サッシを採用しています。雪降る季節に窓のそばに立っていても、寒さを感じることはないそうです。



モダンなスレートグレイに塗られた珪藻土のアクセントウォール、テレビ台は造作もので、配線が見えないようにすっきりと設計されています。「壁の後ろは玄関スペースですが、しっかりと断熱・気密を確保しているので、しばれる日でもドアを開けたとたん、ほわりと暖かいんですよ」とHさん。

便利な玄関からの回遊動線、リビング階段の下はミニ書斎スペース



玄関には、家族が使うシューズクロークが。「仕事から帰ったら靴や上着をクロークにしまい、そのまま洗面台やお風呂にも直行できるんですよ」。
さらには、こんな工夫も。「ペレットストーブの隣には燃料をしまうキャビネットが造作してあるんですが、ペレット燃料を買ってきたら、リビングに上がらずにクローク側の扉を開けてストックできるようになっています」



Hさんご夫妻が希望したリビング階段は、台所仕事をしながら家族の気配が分かるよう、キッチンの横に設けました。



おしゃれな造作階段。下の空間には、机や棚を造作して書斎スペースに活用。



鉄骨と木を合わせた造作階段のデザインなど、シノザキさんのつくるおうちは、見るほどに目を奪われるポイントがあります。



1階には、ご両親が泊まるときに使う和室も設けました。収納を吊り押し入れにすることで空間の広がりが感じられ、その下の間接照明が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

ペレットストーブ1台で、上階までムラなく暖まる設計



2階から吹き抜けをのぞくと、「おやっ」と思うほどの高さがあります。片流れ屋根の勾配に沿ってメインの吹き抜けをつくりました。



吹抜けスペースの半分は、ご夫妻の希望で床を設けました。ストーブ1台で全館暖房できるよう、スノコ状のすき間があるため、下階からの暖気を通しながら、ちょっとした憩いのスペースとして活用できます。



ペレットストーブの暖気がじゅうぶん上階へ回るように、ホールを隔てた階段わきにも小さな吹き抜けを設けました。



2階にあるご夫妻のベッドルーム。フローリングはチェリー(サクラ)無垢材で、木の色をそのまま生かしています。片側の壁に設けたクローゼットには、バッグ類を置くための棚も造作しました。「収納も、かなりこだわってつくってもらいましたね」と奥さま。

「いま持っている家具の高さを測ってきて棚の高さを決めたり、玄関から続くクロークにも『コート掛けの幅は4着入るように』と細かくサイズをリクエストしたりしました。空間を無駄なく使えますし、前の家にあるものがピッタリ入るのは気持ちいいですよね」。

2階には、将来お子さんができたときに使える、2部屋分をつなげたフリースペースや、物が増えてもたっぷり入る納戸なども設けています。

3人でとことん話し合ったから、どこを見てもお気に入りの家



造作の洗面化粧台には、お気に入りのタイルをあしらって・・・



1階トイレは、床をグレー、壁はベージュとブルーに色分けして落ち着いた雰囲気に。



「どこをスマホで写しても、インスタ映えします。これからの生活が楽しみです!」と、ワクワクした表情で話す奥さま。Hさんも、「施工中はよく現場を見に行きましたが、大工さんがとても丁寧に仕事をしているのが分かりました。いま、こうして見ても、きれいにやってもらったなあ、と思います」そう言って、マイホームを見わたします。

「友人ならではの緊張感はありましたが、お二人に喜んでもらえたのがいちばんです」と 話す、設計担当の川田さん。「じっくり話を聞いてもらえて、念願のマイホームを建てることができました。私たち夫婦と、川田さんの三人で創り上げた家と思っています」というお二人と、川田さんが和やかに交わす笑みが印象的でした。



記者の目

注文住宅とはいっても、制約が多くて設計の柔軟度が少ない。そんなハウスメーカーへの不満から、「自分たちらしい家を建てたい」とシノザキ建築事務所さんに決めたHさんご夫妻。川田さんの手を借りながら、綿密かつ細かなところまでの希望を反映したことで、これからの"お二人らしい"マイホームが出来上がったように感じました。

2018年11月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

この記事もおすすめ

札幌圏の取材記事