Story 取材記事

落ち着いた木のインテリア。薪ストーブだけで暖かい家に建て替え/札幌市・Oさん

シノザキ建築事務所のオープンハウスにお邪魔しました。 玄関ドアを開けると、ふんわり漂うのは薪の香り。新築によくあるツンとした匂いが全くしません。

リビングから見上げると、薪ストーブの煙突が気持ちよく吹抜けに延びています。 shino180114_0031r.jpg 施主のOさんご夫婦は、小学生と幼稚園のお子さんがいる4人家族。 8年前に築30年の中古住宅を買い、自分たちでリノベーションをして住んでいたそうです。

「自分たちで床を張ったり、漆喰を塗ったり...。当時は古いものが好きで、少しずつ手を加えるのが楽しくて」  ところが、去年、急にトイレの水が流れなくなり、配管を取り替えなくてはならないことが判明。雪で屋根がはがれおちたこともあって、家を建て替えることにしました。 「もともと10年くらいしたら新築するつもりで...。ちょっと時期が早まったな、という感じでした」

設計の前に、要望をなるべくたくさんリストアップ

設計を依頼したのはシノザキ建築事務所。 実現できる、できないは考慮せず、要望をなるべくたくさんリストアップして伝えたそうです。  shino180114_0053.jpg リビングには腰掛けるところがいっぱいほしいと要望。 篠崎さんが提案したのは、キッチン&ダイニングの床から少し下がったステップフロアでした。

段差の部分に腰掛けやすく、人がたくさん来ても座る場所に困りません。 玄関から薪の収納場所を通ってリビングの薪ストーブまでひと続きの土間になっていて、動線もスムーズです。  shino180114_0065.jpg ダイニングのテーブルは鉄板を埋め込んだオリジナル。 週に何度もホットプレートを使うので、煙を吸い込んで臭いと脂分をクリーンにできるLED照明「クーキレイ」をつけました。試しに使ったところ、みるみるうちに煙が吸い込まれて焼き肉の臭いもほとんどしなくなるそうです。 shino180114_0043.jpg shino180114_0023t.jpg テレビ上の天井にスピーカーを埋込み

リビングからダイニングの窓下を使い、700枚あるCDを見やすく収納できる棚を造作。天井にはサラウンドスピーカーを埋め込み、見た目をすっきりさせながら音にもこだわりました。

shino180114_0016r.jpg キッチンは、高級感たっぷりのオールステンレス製。キッチン収納の半分は造作にしたため、全体のナチュラルな雰囲気にうまく溶けこんでいます。分別ゴミBOXもカウンターの下にすっきり収納。

shino180114_0011r.jpg shino180114_0009.jpg ユーティリティーの棚は手持ちのカゴのサイズに合わせて設計。床に近い高さにバスマットを干すレールを取りつけました。天井には黒いアイアンで製作した物干しも取り付けてもらいました。

shino180114_0983.jpg shino180114_0971.jpg 2階に上がると、階段の踊り場や廊下の床がスノコ状になっています。 薪ストーブの熱が2階に上がりやすくする工夫だそう。

shino180114_0963.jpg shino180114_0958.jpg 子ども部屋の壁には飾り棚......と思ったら、ここがロフトへのはしごがわり。 はしごをのぼると、屋根裏部屋のような隠れ家スペースが。 三角屋根の窓から、森の緑が見渡せます。

shino180114_WC_wash.jpg トイレは珪藻土を含む塗壁材「北のやすらぎ」でマーブル模様に仕上げ、手洗いボウルの前面には名古屋モザイク工業で選んだ、エキゾチックなバティック柄のタイルをつけました。

リノベの時に崩れた、大手ハウスメーカーへの信頼

それにしても、暖房が1階の薪ストーブとエアコンのみ、というのにびっくり。 冬は大丈夫なんでしょうか。

「寝る直前まで火をつけていれば、真冬でも朝の室温は17℃くらい。ジャンバーを着て、ふるえながら火を起こすのを想像していたんですけど、そんなこともないです(笑)」とご主人。 続けて篠崎さんが「断熱材はグラスウールじゃなくて、ウッドファイバーという蓄熱する木の繊維を使っています。外壁面はアルミ遮熱シート付きの断熱材で覆い、窓もトリプルガラス。熱を逃がさない家だから、薪ストーブだけで充分あたたかく過ごせます」と補足してくれました。

shino180114_9875.jpg Oさんご夫婦が設計と施工をシノザキ建築事務所に依頼したのは、オープンハウスのチラシがきっかけだそう。

「そのうち新築しようと思っていたので、いくつかオープンハウスを覗いたりはしていたんです。シノザキさんは自社に大工さんを抱えているし、構造見学会で建築途中の家を公開している点でも信頼できました」 奥様もご主人と同じ意見です。

「中古で買った家が大手ハウスメーカーの建て売りだったんですが、リノベのときに壁をはがしたりすると、曲がった釘が押し込まれていたりして...。いくらデザインが良くても、実際に建てるのは下請けの会社なら心配だなって。だからシノザキさんに出会えてよかったです」

大手メーカーのブランド力や知名度に惑わされず、安心して暮らせる住まいを建ててくれるのは誰か、と考えたOさんご夫婦。 薪ストーブにスキレットを乗せて朝食をつくったり、焼き芋を焼いたり、新しい家での初めての冬を楽しく過ごす予定です。

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記者の目

Oさんご夫婦は自分たちで中古住宅のリノベーションを手がけるほど、DIYが得意。特にご主人は食卓の椅子を自分でデザインして手作りしてしまうほどの腕前です。

そんなお二人だから、実際に家をつくる大工さんの技術が気になるのは当たり前。腕が確かで、仕事ぶりが丁寧な大工さんに建ててもらえるのは、どこの工務店なのか。そんな視点も大切だと感じました。


2018年02月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

シノザキ建築事務所株式会社

シノザキ建築事務所株式会社

快適も省エネも諦めない。ラディアント・サーキュレーション住宅。

自然のめぐみが、めぐる家

シノザキ建築事務所が目指すのは、大量のエネルギーを使う暮らしから脱却し、太陽光や地熱、薪など、身近な場所にあるエネルギーを生かした、低エネルギーで低CO2な暮らしを、低コストで実現できる「3LOW の家づくり」。建築会社として、人にやさしい住まいを作ることが、地球温暖化の抑制にもつながると考えています。

涼しさや暖かさという人間の感覚に直接働きかける「輻射熱」をもたらす空気を家中に巡らせ、家そのものを大量の空気をゆっくり動かす装置として設計するのがラディアント・サーキュレーション・システム(特許第7287683 号)です。

高品質の安心と快適の先にある、自分らしい暮らし

暮らし方はお客様それぞれですが、その日常を受け止めてくれる家は、住み心地のよい家になってもらいたいですね。

弊社の打合せの違いを感じていただけるポイントは、当たり前の日常だと思っていたことを、あらためて意識していただく機会を持つことで、「今のプラン段階でこんなアイデアはどうか?」「ここの空間をイメージしてみましょう!」などの提案や工夫をお話しすること。そこには経験から生まれてくる引き出しの多さやコストをかけるだけではないアイデアが大切です。プラン段階での打ち合わせにおいては、ここが一番大切なポイントなのです。

多くのお客様から「暮らしやすい家だね」「空気感が違うね」と言っていただける理由は、こんな打合せを重ねているからこそ。実際に建築が始まると建て主さまは提案者が同じイメージで作り上げていくことになります。

また、木工事の作り手は熟練大工の社員スタッフであることも、設計と施工の連携の大切さを知っているシノザキの家づくりです。

自然素材を使ったホッとするデザイン

ビニールクロスや表面が印刷されたシートのフローリング、既製品の造作材・・・このようなプラスチックや塩ビを使っている材を極力使わない。手にふれる所は天然の無垢材がホッとするし、天然素材をまとうと、建物が喜んでいるように見えます。ぜひ、その圧倒的な素材感を感じてみてください。

建材費も高騰するなか、天然素材で選ぶとその価格差は歴然で、コストを安く抑えようとする会社さんとは金額的に大きな開きが出てしまいます。それでも、そこに本物の素材を使うことで見栄えや⾧期にわたって耐久性があることにも共感してくれるお客様がいる限り、私たちは「こんな家がいいよ」とおすすめしていくでしょう。天然素材にはお金をかける価値があると信じています。

「しのカフェ」や現場見学会で同社を知ろう

同社は事務所にてシノザキの家づくりのいろはや資金計画が分かる相談会「しのカフェ」を定期的に開催。そのほか、リアルなオーナー宅を見学できる完成現場見学会を開催しています。こうしたイベントのお知らせiezoom にも掲載中。気になる方はチェックしてみてくださいね。