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家族の夢を詰め込んだ“ヴィンテージモダン”の住まい 網走市・中嶋さん/光輝建設


水平に伸びやかなフォルムを見せるシンプルな外観デザインや、LDKと水回りを回遊できる機能的でお洒落な室内空間―。オホーツク・網走市内に建つこちらの住宅は、キャリアチェンジやお子さんの誕生などライフステージの変化を機に、使い勝手が良く暖かい家で暮らしたいという想いや、大切にしている車とオートバイをいつまでもいい状態のまま所有したいという、オーナー・中嶋さん一家の想いがカタチになったマイホームです。

ライフステージの変化をきっかけにマイホームを


リビングでくつろぐ中嶋さん一家。天井高は2.7mと標準的な高さを30cm上回る


こちらのマイホームを建てるまで、中嶋さん一家は網走市の隣町・大空町の女満別にある、奥様のお祖母様の家で3、4年ほど暮らしていましたが、中嶋さんの仕事が変わり、お子さんも産まれたことから、網走市内でのマイホーム新築を計画。「冬には仕事で午前2~3時に網走の職場まで行かなければならないこともあり、女満別からだと車で20~30分かかります。それなら子どもも産まれたし、そろそろ網走に引越ししようかなと思いました」と中嶋さん。

もともと今の土地は所有していたため、後は設計・施工をお願いする住宅会社を決めるだけでしたが、同じ網走市内の光輝建設にお願いすることはもう最初から決めていたとのこと。というのも、中嶋さんは仕事で光輝建設の施工現場を見る機会もたびたびあり、仕事の確かさはわかっていたほか、外壁に40cmの厚さで断熱材を施工する『4倍断熱』の評判が良いことなども知っていたから。ちなみに中嶋さんのご実家も、光輝建設が建てた住宅です。

暮らしやすさのほか、将来のことも見据えて平屋で建設


約21mの広い間口となだらかに傾斜した屋根、そしてホワイトのガルバリウム鋼板仕上げの外装が特徴的な外観。向かって左側がインナーガレージ


完成したのは一昨年(2023年)の夏。外観は間口を広くとった横長の形状で、ホワイトのガルバリウム鋼板仕上げと、なだらかに傾斜した屋根が印象的。平屋にしたのは、ワンフロアならではの暮らしやすさはもちろん、2階建てにしたら将来的にお子さんが家を離れて夫婦2人暮らしになった時に、2階は使わなくなってしまうと考え、最初から平屋で建てることに決めていたそうです。
正面に向かって左側には、中嶋さんが作りたかったというインナーガレージも。まだ整備ツールや家具などをコーディネート中のため、残念ながらガレージ内をお見せすることはできませんが、大事にされている車2台を余裕で置くことができる広さがあり、そのうち実家にあるオートバイもこちらに持ってくるとのこと。

理屈抜きで“カッコいい”と思えるインテリア


リビング・ダイニングキッチンの天井はヘリンボーン柄のクロス仕上げ。建具や照明・カーテンレールのブラックが差し色となって、とても“カッコいい”空間に


そして室内に入ると、“ヴィンテージモダン”なインテリアコーディネートが目を引きます。家族みんなの暮らしの中心となるリビング・ダイニングキッチンは、天井に使われているヘリンボーン柄のクロスが印象的。最初は床をヘリンボーン柄で仕上げたかったそうですが、いい建材がなかったため、インターネットでいろいろ調べた結果、天井にヘリンボーン柄のクロスを採用することに。建具や照明・カーテンレールのブラックが差し色となり、スイッチ・コンセントの金属プレートも相まって、理屈抜きに“カッコいい”と思わせる雰囲気をつくりあげています。


玄関照明は東京のアパレルショップで使われているのを見て、ぜひ使いたいと思っていた一品


インテリアコーディネートに関しては、家具系を中嶋さん、クロス・照明関係を奥様が担当しており、特に玄関の照明は東京のアパレルショップで使われていたものを気に入って、いつか付けようと以前から考えていた製品。玄関から入ってきたときに、洗面化粧台のお洒落な照明がデコレーションウィンドウを通して見えるのも、奥様がこの住まいで気に入っているところの1つです。


玄関に入るとデコレーションウィンドウから洗面化粧台の照明が目に入る(左)。
ちなみに洗面化粧台はカウンターと壁の一部をモルタル仕上げとしたオリジナル品(右)


また、天井高は他の部屋も含めて2.7mの高さを確保。これは光輝建設の提案によるもので、広く開放的な室内を演出しています。「天井を高くしたことによって壁の面積も広くなったので、お子さんの写真を飾ったりすることも考えています」と奥様。

水回りは回遊動線と『乾太くん』で家事負担軽減


キッチンなど水回りのカラーコーディネートはグレーとホワイトをベースとし、ブラックを差し色となることでシックな空間に。キッチンの隣には広い食品庫(写真中央奥)も設けている


キッチンや洗面化粧台、ランドリールームなどの水回りは、グレーとホワイトによるカラーコーディネートをベースとし、収納の取っ手や物干パイプなどのブラックが差し色となるシックな空間に。リビングも含めてキッチン・ランドリールーム・浴室・洗面スペースをぐるっと回遊できる動線により、奥様の家事負担も大きく軽減されています。


キッチンからすぐアクセスできるランドリールームにはガス衣類乾燥機の『乾太くん』を設置。洗濯家事にかかる時間が短縮され、奥様は自分の時間が増えたと言います


水回りをそれぞれ見ていくと、キッチンはすぐ横に1坪弱の広さがある食品庫も設けており、冬は外気を導入することで食品等の低温貯蔵を可能にしています。奥様は農作業も行っているので、野菜をもらうことも多いのですが、この大きさの食品庫があれば楽々保存しておくことができそう。キッチンに隣接するランドリールームには、ガス衣類乾燥機の『乾太くん』を設置しており、奥様は「ランドリールームに洗濯物を干すと、乾き具合が良くないこともあるので、『乾太くん』を付けておいて良かったです」と、とても重宝している様子。洗面スペースはモルタル仕上げのカウンターの上に洗面ボウルと幅広の大きな鏡を取り付けたオリジナル仕様となっています。

寝室のウォークインクローゼットや子供部屋も素敵な雰囲気に


寝室のウォークインクローゼット。レールライトに照らされた洋服が並ぶ様子はモダンな洋品店のよう


個室は、ご夫婦の寝室と洋室2部屋があり、寝室には脱衣室からも入ることができる約2帖のウォークインクローゼットも備わっています。レールライトに照らされたご夫婦の洋服が並ぶ様は、クローゼットではなくモダンな洋品店をイメージさせるほど素敵な空間に。

一方、子供部屋となる洋室はリビングと同じく天井をヘリンボーン柄のクロス仕上げとし、収納スペースは造作したり、建具を取り付けたりせず、壁にいつでも棚などを取り付け可能な下地だけ入れてあります。これも「お子さんの成長や家族のライフスタイルの変化に応じて、棚や勉強机などを設置できるようにしてもいい」という光輝建設・澤田社長からの提案。最初から部屋に合わせて暮らすより、家族の成長に合わせて暮らしやすい部屋にしていくという考えです。


リビングと同じく天井をヘリンボーン柄のクロスで仕上げた子供部屋


また、1階ホールには奥様が希望していた本棚を造作。天井までの高さがあり、奥様が好きなコミックなどもたくさん収納することが可能。さらにホールとインナーガレージの間にはストレージルームを設け、大容量の靴棚を造作するとともに、冬物のコート掛けや洗濯機、スロップシンクも設置しています。こちらに冬物のアウターや靴を収納することで玄関回りがスッキリしますし、奥様が農作業から戻ったときに汚れた作業服などもそのまますぐ洗えるのも大きなメリットです。


造作の本棚(左)とストレージルーム(右)。ストレージルームには洗濯機とスロップシンクがあり、奥様が農作業から戻ったときに汚れた作業服などをすぐ洗うことができる


『4倍断熱』によってエアコン1台で十分暖かい室内


エアコン1台で朝に少し暖房しておけば、日中は十分な暖かさが得られるという


このマイホームで暮らし始めてから2回目の冬を迎えますが、リビングはエアコン1台で朝に少し暖房しておけば、日中は十分暖かいといい、『4倍断熱』の良さに満足されている様子。寝室にもエアコンがありますが、基本的にはリビングのエアコン1台で暖房しています。光輝建設の大工である須藤さんからは加湿器の使い方もアドバイスしてもらったそうで、自分たちで室内を快適に保つコツもつかんだようです。

 中嶋さんはデッキにお友達を呼んで焼き肉を楽しんだりもしているそうで、今後もより理想的なマイホームにしようと、インナーガレージのコーディネートを進めるほか、目隠しの柵の設置なども計画中。奥様は玄関から照明が見える洗面スペースや、使いやすいキッチン、洗濯家事の効率化に役立ち、自分の時間を増やしてくれた『乾太くん』があるランドリールームなどの水回りがお気に入り。リビングの広い壁にはハロウィンやクリスマスなどのイベントで飾り付けするのも楽しみになったと笑顔で話してくれました。お子さんも家の中で追いかけっこや隠れんぼをして、マイホームでの暮らしを楽しんでいるといい、暖かく快適なマイホームでの暮らしは、これからさらに楽しくなっていきそうです。


中嶋さん一家の暮らしは、これからますます楽しくなっていきそう


2024年12月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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