モデルハウスは、来場者の心を動かそうとどの会社も力が入ります。しかし肩に力が入ると価格が高くなり、家が大きくなって現実味が薄れることも。そこで晃和住宅の小川社長は、手の届く価格で夢が持てるモデルハウスを手稲区曙に建てました。
家を建てたい人にとって、モデルハウスは気軽に見学できて家づくりの情報や住宅会社との出会いが得られる貴重な場所です。
一方、住宅会社も技術力、提案力をアピールし、来場者の心を動かす素敵な家を作りたいと考えています。しかし頑張りすぎて値段が高くなり、現実味が薄れると「夢」だけで終わってしまうかも。
これに対して晃和住宅さんの新しいモデルハウスは現実的な広さ・価格ですが、家族の個室を確保た上で家事室や食品庫、書斎や客間など、誰でも「ほしいなぁ」と思うスペースがあります。しかも手づくりのキッチン収納やウッディな室内など、ほかにも魅力がいっぱい。これは見逃せません。
白が基調の外観
モデルハウスは、カーポート、ウッドデッキ、フェンスと外壁のガルバリウム鋼板が白。庭は芝生が敷き詰められ、白いイスとテーブルも置かれています。
外観は木の羽目板と塗り壁がアクセントとなっています。大きな家かと思いましたが、広さは33坪と市内の平均的な建売住宅と変わりありません。この広さで斬新なプランが提案できるのでしょうか?
ナチュラルな雰囲気の1階
玄関を入ると、木の香りが漂います。1階は、アイボリー系の壁に柱が見え、どこか懐かしい雰囲気。壁は天然素材の塗り壁、床と天井は木の無垢板を使い、自然素材に囲まれてちょっと贅沢な気分。「とにかく木をふんだんに使いたかった」と小川社長。下駄箱やキッチンの収納、テレビ台など、造作家具が多いのも特徴です。
間取りは、玄関ホールからリビングダイニング―キッチン―家事室とぐるっと回れるプラン。買い物から帰ってきたら、リビングを通らずホール右手のキッチン入口に直行できます。そこには食品庫もあるので便利。家事室は洗濯スペースだけでなくパソコンや読書するスペースもあります。客間も1階に確保しています。
浴室は2階。脱いだ洗濯物は、脱衣室に専用のシューターがあり、そこから1階に落とす仕組みです。
シンプルな仕上げの2階
2階は対照的にシンプルな仕上がり。耐震性を高める構造用合板をそのまま室内壁の仕上げとし、コストダウンにつなげています。遊び心を感じさせるのが2階ホール手すり。大工さんたちが手描きのスケッチを元に穴開け加工したのだそうです。アクリル板をシェード代わりに使用した照明もシンプルです。
もう1つ重要な提案があります。それは個室3部屋を狭めに作ったこと。「寝室は寝るための場所。だから広くなくても十分」と小川社長。その代わり、2階ホールは家族の書斎スペースとして6畳以上を確保し、家族の会話が弾みそうなプランです。
こうした工夫で個室3部屋と客間を確保し、食品庫や家事室、書斎も入れて延床面積が33坪という効率の良いプランになりました。
建築家とのコラボ
モデルハウスを設計したのは、札幌良い住宅でもおなじみの白田建築事務所。「今までにないモデルハウスを作ろう」と頑張りました。小川社長の要望を聞きながら、スペース効率を追求したキッチンなど白田さんオリジナルの設計力が光ります。
新築エコポイントと10年間金利が優遇されるフラット35Sに対応し、資金計画も立てやすくなります。2台分のカーポートや外構も込みでお値打ちな価格設定です。
記者の目
2階の子ども部屋には造り付けのベッドがあり、その合理的な作り方にびっくりしました。プランも価格もムダを削り、子育て世代に嬉しい価格設定。週末に多くの方が訪れているのももっともだと思いました。
モデルハウス概要
住 所 札幌市手稲区曙六条1-5
土地面積 216.7m2
建物面積 109.3m2
地 図 こちらをご覧下さい
営業日時 10:00~17:00(土日祝オープン)
問い合わせ Tel011-763-3373(晃和住宅)
2010年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。